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DNAとRNAの違い
大学で生物の勉強をしています そこでDNAとRNAの違いが分からないのです 私にはどっちも同じように思えますが、どう違うのでしょうか? またDNAウイルスとRNAウイルスの違いもよく分かりません 教えていただけませんか?
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もっと簡単に説明してみます。 まず、分子生物学のセントラルドグマは、 DNA->mRNA->たんぱく質 です。 最初の矢印は、転写、2番目は、翻訳、といいます。 転写は以下のように進みます。 1.DNAの塩基配列の「一部分(遺伝子)」を、RNAポリメラーゼがコピーします。このコピーしてできた分子がRNAです。「一部分」とは、プロモーターから始まりターミネーターで終わる部分のことです。 2.RNAには、エクソンとイントロンと呼ばれる部分列が含まれています。イントロンは必要ないので、エクソンのみつなぎ合わせる処理(スプライシングという)を行いmRNAが作成されます。
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- biode5
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DNAは2本のヌクレオチドからなる二重螺旋構造をとっています。 一方、RNAは1本鎖のヌクレオチドからなる構造をとっています。 また、構造的にDNAとRNAの差は単にOが付いているか付いていないかの差です。DNAにはOが付いていないのでデオキシリボ核酸というのです。 使用される塩基もDNAではATCGが使われ、RNAではDNAにおけるTがUに変わっただけで後は変更なしです。ちなみにUはTからメチル基が取れただけであとは全て同一の構造となっています。 機能的な面も多々異なることは多いですが、それは下記の回答を参考にしてください。
- themrus
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できるだけ簡単な言葉で答えてみます。 大学で勉強しているなら教科書をお持ちでしょう? そこに載っているように、化学的な違いはリボースについているOHとHの違いですね。 その違いのせいで、長く連なったときに性質に大きな違いが出てきます。 DNAは決まった構造を取って安定、RNAは不安定でぐにゃぐにゃ曲がったりいろいろな構造をとったりする、という大まかなイメージを持つとわかりやすいかもしれません。 DNAは ・遺伝情報を保持すること ・しかるべき時に転写され、RNAやタンパク質を作る鋳型になること この2つの役割を持っていて RNAは、ここでは説明しきれないくらい多種多様な機能を持っています。 有名なのはrRNA(ribosomal RNA), tRNA(transfer RNA), mRNA(messenger RNA)ですね。 その他にも、さまざまなRNAが細胞内で機能していることがここ10~20年くらいでわかってきました。 セルフスプライシングやRNaseP RNAなど触媒機能を持ったRNAもありますし、RNAiでは遺伝子発現制御機能を果たしたり、と面白いですよ。 図書館や本屋にいい本がたくさんあると思うので、調べてみてください。
No.1の回答のリンク先ですが、部分的におかしな記述がありますので鵜呑みにしないで下さい。 具体的にはDNAもRNAも共に1本鎖、2本鎖両方の構造を持つことができますし、共にプライマーがなければ複製することはできないはずです。イントロンとエキソンについては、単なる結果論でスプライシングを受ける前のRNAにはイントロンが含まれているわけですから・・・ DNAが安定的、RNAが不安定なのは確かですが、それは二重螺旋構造と1本鎖構造には起因しません。DNAの二重螺旋構造は94℃程度の温度をかけることで1本鎖にすることができますが、それでも以前極めて安定した物質です。 DNAとRNAの安定性の違いは分子構造上の理由によるものですが、そのあたりは私もうろ覚えなのでよく知りません。 また、No.2の回答で、RNAは蛋白合成機能というのも間違いではありませんが、これはmRNA、tRNAなど数種類のRNAが関与していますし、他にも細胞内小器官が必要です。基本的にRNAも「伝達」を超える役割はないと認識しています。直接「合成」しているわけではないということです。 塩基(チミンとウラシル)が異なるだけで基本的に同じ、という認識でも一般的には間違いじゃないでしょう。高校の生物の試験ではバツということになるでしょうけども。ただ安定性が極端に違うということは憶えておいた方が良いかと思います。 基本的に同じなので、RNAも「遺伝子」となり得ます。 ある種のウイルスはRNAを遺伝子として持っていますし、2本鎖RNAを遺伝子に持つウイルスも存在します。またDNAウイルスでも1本鎖のものもあります。 またRNAウイルスはDNAウイルスウイルスと比較して変異の速度が非常に速いですが、それは「RNAが物質として不安定」だから、というわけではありません。物質として不安定ならば遺伝子としても機能しなくなりますから。 DNAウイルスが自己複製する場合、DNA→DNAの転写が起きるわけですが、この際には宿主細胞が持っている校正エクソヌクレアーゼという酵素のチェックを受けます。これは別に宿主細胞が親切にウイルス複製を助けてやっているわけではなく、この酵素は細胞内で起きるDNA複製の全てを校正してしまうだけなんですが、そのおかげでDNAウイルスの変異率(ミスコピー率)は、その宿主細胞のそれと基本的に同じ、ということになります。 RNAウイルスの場合、このような「校正」はウイルス側でそのための酵素を持ち込まない限りありません。なのでミスコピーは起き放題、というわけで、DNAウイルスに比べて概ね100万倍くらいは変異速度が速い、ということになるわけです。 でも同じRNAウイルスでも、レトロウイルスは自ら持ち込んだ逆転写酵素でRNA→DNAの転写を行い、宿主細胞のゲノムに自分のゲノムを組み込んでしまいます。 この時の逆転写酵素の性能が変異率を決定するわけですが、一般的にレトロウイルスは逆転写酵素に校正機能があり、変異率は低いです。エイズウイルスは校正機能がない酵素を持っているため、変異率が非常に高いですが、レトロウイルスの中ではどちらかというと変わり種です。 ま、ウイルス遺伝子の複写やウイルスの自己複製については、ウイルスの科ごとに大きく異なりますので、とても説明は仕切れないです。 これでは「なぜ」という疑問には答えられないのですが、1つヒントがあるならば、RNAは遺伝子として機能するウイルスを除けば、細胞内ではDNAの遺伝情報から発現に至るまでのメッセンジャーあるいはトランスファーとして機能しているわけです。 メッセンジャーが安定した物質だったら、例えば血糖値が上がってきたという情報を膵臓細胞が受け取り、インシュリンを分泌する遺伝子がオンになって「インシュリンを分泌」という発現に至るわけですが、その時のmRNAやtRNAが安定的でいつまでも残っていたら、血糖値が下がってもいつまでもインシュリンが分泌され続けてしまいます。 なのでメッセンジャーやトランスファーは、不安定な物質である方が理に適っている、と言えると思います。
- macus
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生物を軽くカジッた事がある私の解釈は DNA:コードが書いてあるだけ RNA:DNAからコードを読み取ってタンパク質を作る 具体的に言うと、 DNAはコードのみしか持っておらず、それ自体の機能は持っていない。RNAはそこからコードを読み取って、そのコード通りにタンパク質を合成する。 では、なんでこのような仕組みにしたのか?DNAがそのコードを使ってタンパク質を作ればいいのに。RNAだけでもいいのに。といった疑問が湧きす。 RNAは1本鎖の構造で自由に形を変えやすいのでタンパク質の合成に向いている。でも不安定である。一方DNAは2重鎖でらせん構造を取ることで非常に安定な状態でいられます。つまりDNAは毎回安全に同じコードをRNAに渡せるようにしている。DNAは保管場所、RNAは働人と分担することで、安定に機能することを実現したと思います。 正解かどうかわかりません。
- zorro
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