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コムギの秋まき性・・・

こんにちは。秋まき性について少し混乱しているので教えていただけると嬉しいです。 秋まき性程度が大きいということは、より冬の低温を経験しないと花芽分化しないということですよね。だから日本においては(北海道除く?)北部ほど秋まき性の大きい品種を栽培するんだと思います。しかし北米においてカナダなどで春コムギが栽培されているのは、冬の寒さがあまりにも厳しいので、秋まき性の一番小さいものを春から栽培するのですよね?

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  • suiran2
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回答No.1

農学は全くの素人です。農学カテの方が適切なのではと思いますが素人の知識を… 混乱の元は,秋まき小麦のバーナリゼーション(春化処理)と春まき小麦を混同しているためではないでしょうか。どちらも春にまきますから… 秋まき性はご指摘のように低温の積算値が花芽形成に影響しますが,それだけではなく秋まき性が強くなるほど耐寒性も高くなり栄養生長期間も長くなる傾向にあります。北海道の秋まき小麦は秋まき性が強いですから9月の種蒔きから8月の刈り入れまで収穫にほぼ一年近くかかったと思います。 春まき小麦は秋まき性が低く,低温にそれほどさらされる必要もありませんし,なにしろ4ヶ月で収穫できます。栄養生長期間が極めて短いのです。その代わりに収量が少なくなるようですが,麦の二期作はそんな春まき小麦の性質を利用したものです。歴史は全くなのですが,メソポタニア文明は春まき小麦の二期作で栄えた文明かもしれないと思っています。(誰か本当のことを教えてください。) 寒地での麦の作付けは,ルイセンコの秋まき小麦のバーナリゼーションが有名ですが,逆転の発想で栄養生長期間の長い秋まき小麦を諦め,栄養生長期間が極めて短い春まき小麦を栽培し,これが成功したわけです。むろん元は亜熱帯性のものでしょうから品種改良はなされていると思いますが… 蛇足ですが,北海道も秋まき小麦です。春まき小麦はパンを作るのに最適ですが極めて少量栽培されているだけと聞きました。