こんにちは。
高精度切削加工で工具に起因する条件ですか・・・もっと絞り込みできないですか?
では思いつくままに工具先端から
1,刃物(この場合は直接被削材と接触する物のこと 以下刃物)の被削材との硬度差 経済的に削るには 3倍以上必要と言われています。
2,刃物の強度 一般的に堅い物ほど脆いです セラミックスの茶碗は落とすと割れますよね。
3,刃物と被削材との相性 刃物が堅ければ良いと言うものではない 例えば硬度の一番高いダイアモンドがあれば全ての加工が出来そうですが アルミぐらいしか削れません これは2,の強度の点と 鉄に含まれる炭素とダイヤモンドの主成分の炭素が加工中に 結びつき(親和性って言います)脱落していくためです。
1,2,3,共に加工中の高温時に重要です。
4,刃物の形状
5,刃物のホルダ-(刃物の保持具 以下ホルダ-)への取り付け精度 フライスなどでの複数歯数の工具(例えばエンドミル)の場合取り付け精度がでていないと 一部の刃への負荷が多くなり破損します また面の仕上がりも悪化します。
6,ホルダ-と機械主軸の取り付け精度 5,と同じ現象が起きます。
7,ホルダ-の強度 切削によって様々な 外力がかかりますがそれに負けない強度(デザイン)が必要です。 負けると 5,と同じ現象が起きます。
8,ホルダ-&刃物(本当は主軸も含む)の熱が加わった時の延び 加工の熱が刃物&ホルダ-に伝わり延びます。
以外にも まだまだ条件が有りますが 1~8が良い状態でないと精度が出ない理由になります。
お礼
質問の内容が不足していてすみません。 かなり参考になりました。 こんなに、長い文で本当にありがとうございます。 助かりました。