- 締切済み
軽トラのタイヤ
軽トラック及び軽の1BOXなどで、フロントタイヤの位置がフロントドアの前側と後側に付いている物がありますが(フルキャブ?セミキャブ?)なぜ2種類あるのでしょうか
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- sanpokojin
- ベストアンサー率61% (415/677)
こんにちは。 衝突安全性に対する考え方です。 1998年に、それまで安全基準がなかった軽貨物車にも当時の軽乗用車より厳しい50km/hフルラップ正面衝突という安全基準が適用されることになりました。 タイヤを前に出せば、タイヤ自体は勿論、ホイールハウスやサブフレーム、フロントサスペンションも衝撃を受け止める構造材となります。 このため、安全性を重視したメーカー及び、1999年の時点でフルキャブでは安全基準を通過できないと判断したメーカーはセミキャブ方式を取りました。 対してスバルは開発費不足という事情もあって、フルキャブのままフレームを強化して最低限の安全基準を通過させました。 ダイハツはトラックとバンを別にすることによって、トラックのみフルキャブで最低基準の安全基準を通す選択をしました。トラックは車体重量が軽いので、50km/hフルラップ試験だけなら鼻先を伸ばすだけで意外と通ってしまいます。 蓋を開けてみれば、セミキャブは大柄な人にはキツい(特に足を大きく開いて運転する男性)ことや、小回りの時の内輪差が大きいこと、更には初期のセミキャブは若干荷台が狭いことでフルキャブを支持する人が結構多く、スズキはトラックのみフルキャブを追加して2本立てとなったわけです。(現在はフルキャブキャリイもセミキャブキャリイも荷台の広さは変わりなし) 現在、トラックで64km/hオフセット衝突(車体の右半分だけを、自動車を模したアルミバリアに衝突させる試験)に対応しているのはセミキャブのアクティだけで、他の軽トラはフルキャブにしろセミキャブにしろ建前上の安全性は変わりないことになっています。しかし、バンではオフセット衝突に対応できないのはフルキャブのサンバーだけで、実際のアセスメントでも差が現れています。 http://www.nasva.go.jp/mamoru/car/search/kekka_car_kei_3.html 総合評価ではサンバーもバモスも(旧アトレーも)同じ星3つですが、サンバーはオフセット衝突試験で足元スペースが全くないほど変形していて救出困難になるなど、詳細データを見ると結構差があることがわかります。
- harapekorin
- ベストアンサー率37% (192/514)
最近は運転席の居住性や乗り心地・走行安定性の良さからタイヤがドアの前にあるタイプが人気ですが、 山間部の田んぼや畑ではロングホイールベースゆえに取り回し・走破性が悪くなるので、快適性は二の次で昔ながらのショートホイールベースのタイプが好まれる場合があります。 スズキの軽トラはロングホイールベース車とショートホイールベース車の2種類をラインナップしています。
重量の配分や回転半径、サスペンションの型式や配置で設計が変わります。 そのメーカーが考える又は、要求する性能のための配置です。 フロントドアの中央でもかまわないけど、昇降性能が悪すぎるからね。 どちらかに振る必要がありますね。