私は森林組合から原木を購入しています。4トン車1台で6万円程度です。ご近所から集めた民家解体の廃材(柱、梁など)もあるので、これで、普通に使えば2シーズンは保つでしょう。
森林組合では、コナラなど薪の材料に最適の材木をシイタケ栽培の原木(ホダギ)として販売し、太すぎる部分を薪にまわしています。先方で玉きり、薪割りまですると、値段は2倍内外になります。ホームセンターでは、さらに値段があがります。原木で買い、チェーンソーと斧で加工すれば安くつきますが、体力と、薪小屋のスペースが必要になります。これも楽しみのうちで、伐採、薪割りを入れて薪ストーブは3度暖まるといわれる所以です。
薪ストーブの専門店で、薪の斡旋をしてくれるところもあります。岐阜県の専門店のURLを添付しておきます。
順序が逆になりましたが、薪ストーブにはオープン型、輻射型、対流型の3つのタイプがあります。設置場所が限られている場合は対流型がお勧めで、これなら壁まで20センチでも大丈夫だし、特別な配慮も不必要です。
輻射式のほうが薪ストーブらしいことは確かですが、子どもや高齢者には危ないし、設置も大掛かりなので後付では難しいと思います。対流式でも、正面側は輻射熱が伝わるので、大層快適です。過去Q&Aでも、輻射型と対流型の区別を知らないのではないかと思われる回答がありましたが、専門家の意見をよくお尋ねください。QNo.2788937
また、よく乾燥した薪を上手に燃やせば、メンテナンスはほとんど必要ありません。完全燃焼しているので、灰も、1月に一度かき出す程度でOKです。もちろん、煙突から煙が見えることもなく、煤が飛ぶこともありません。こういう状態を保つ上で、とにかく煙突が命ですから、経験豊富な専門家に工事してもらうことをお勧めします。
専門書もでていますが、雑誌チルチンびとの今年3月号(通算41号)が「火を囲む暮らし」を特集しています。参考になると思います。MOOKなどもあるので、アマゾンなどで確かめてはいかがでしょうか。