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アニメを製作する際に、製作委員会方式ではなく、SPC方式にするメリットは何でしょうか?

ポプラ社の「かいけつゾロリ」のTVアニメは、製作委員会(任意組合?)方式ではなく、 SPCを作り、出資者はそのSPCと匿名組合契約をする形になっていると聞きました。 (1)製作委員会ではなく、単なる匿名組合でもなく、SPCを介在させるメリットは何なのでしょうか? 出資者は関係する数社だけですので、不特定多数から資金を集める必要はなく、また融資を受ける必要もなさそうですので、 わざわざ設立と運営に手間のかかるSPCを介在させる必要はないと思ってしまうのですが…。 著作権等を集中管理したいと言うことであれば、匿名組合にするだけでいいように思います。 また、このメリットが本当にメリットとして魅力的ならば、 製作委員会方式は減り、SPC方式は増えていくと思われるのですが、 (2)実際に、製作委員会方式は減り、SPC方式は増えていっているのでしょうか? 自分なりに調べたもののいまいち分からず、困っております。何かご存じの方、どうぞよろしくお願いいたします。

みんなの回答

回答No.1

SPCを介在させるのは倒産隔離をするためです。 出資者が匿名組合契約する相手が別事業の失敗で倒産すると、 この契約対象の事業が成功していてもその利益は奪われてしまうことになります。 匿名組合契約を用いるのであればSPCはほとんどの場合使われるでしょう。 SPC方式は比較的新しいスキームなので増加傾向ですが、製作委員会方式を駆逐するまでは行かないでしょう。 ご存知のとおり、匿名組合形式では出資者に権利が帰属しませんので、出資者との力関係次第と思います。

noname#33346
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございました。大変分かりやすく、理解できました。 営業者が倒産してしまった場合に、確かにメリットがありますね。 本当にありがとうございました。

noname#33346
質問者

補足

重ねての質問で、申し訳ありません。 ふと思ったのですが、匿名組合の営業者は通常は出資しない(できない)と思うのですが、 A社 -(出資設立)→ SPC ←(匿名組合契約・出資)- A社 のように、SPCを介在させることによって、 (1)匿名組合の営業者としての権利を保有しつつ (2)任意組合のように、自身も出資者としての権利を保有できるようになる という営業者側のメリットもあると考えられますでしょうか? 勉強を始めたばかりで、実務経験がなく、今ひとつ自信が持てません。 教えていただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。