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医学史で、なぜ殺菌消毒に関する日本人の功績が語られないのですか
医学の歴史を書いた通俗本を読むと、 19世紀の中頃まで、傷口を消毒することが必要であることを誰も知らなかったが、ゼンメルワイスやリスターといった西洋の医者が「傷口の消毒」の必要性にはじめて気が付いた、 と書いてあります。 しかし、それよりはるか昔の日本の戦国時代に、日本の侍たちは、刀の傷を酒や焼酎で洗う習慣があったというではないですか。 これは明らかに、アルコールによる殺菌消毒ではないですか。 どうして、殺菌消毒に関して日本が西洋より進んでいたことが、大きく語られていないのですか。
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それをいうならライト兄弟より早く空をとんだ日本人もいます。 こういうものは大々的に言った者勝ちなのです。 これは現在でもいえることで、大きな発見をしても権威のある学会雑誌などに一番に掲載されでもしない限り、世の中は認めてくれないものです。
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- tiltilmitil
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「経験則」であり理屈ではないからでしょう。たまたまそうすると傷が化膿することが少なかったというだけで「細菌を殺すためだ」と気が付いていなければ、学問としてみるならオマジナイと同じこと。 「なんだかわからないけど焼酎を傷にかけたら悪化しませんでした」では医学書には載りません。
お礼
ご回答をどうもありがとうございました。 しかし、ゼンメルワイスだって、細菌の存在は知らず、ただ、「医師が手を洗うと産褥熱が劇的に減少する。」という「経験則」を発見しただけだったのではないですか? それでも彼の経験則は医学にとって偉大な一歩だったはずですよ。 麻酔薬だって、なぜ麻酔が効くかという理由はいまだによく分かっていないそうじゃないですか。それでも麻酔薬を「経験的に」見つけた人は医学に偉大な貢献をしたのです。 「なんだかわからないけど焼酎を傷にかけたら悪化しませんでした」ということに最初に気が付いた日本人は偉大な天才ですよ。もし名前が分かっているのなら、あらゆる医学書に名前を載せるべき人物です。名前が知られていないのが非常に残念です。
お礼
ご回答をして頂き、大変ありがとうございました。 やはり、大きなメディアで最初に取り上げられた者が勝者になるのですね。 参考になりました。