- ベストアンサー
飲食店を起業予定です。個人か法人かどちらが適してますでしょうか。
飲食店を起業予定です。 個人か法人かどちらが適してますでしょうか。 税金対策面ではまず個人にし、軌道に乗り、大きくなれば 法人にした方がいいとも聞きます。 ただ店舗を借りる時、個人よりも会社を興した状態の方が 不動産会社を相手にするのに有利な部分があるのかなとも思います。 ぜひお力を貸してください!!
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
inori121さん こんばんは 個人か法人かどちらが適しているかと言う事ですから、まず個人と法人の違いについて簡単に纏めてみましょう。 個人事業主とは、税務署に「個人事業主の開業届け」を出せば誰でも個人事業主になれるわけです。この届けを出すに費用は掛りません。法人の場合は、例えば1円企業の場合でも「資本金が1円」なだけで法人登記をしなければならない法人ですから、開業時に登記代等の費用が過剰にかかる訳です。 個人事業主の税金は、経営者の持っている資産を使った事業でその事業の利益=事業主の利益と考える関係から、事業主の所得=事業の儲けなので事業の儲けだけにしか税金がかかりません。法人の場合は法律上「法人」と言う別人格が認められている関係で、事業の利益は「法人」の利益になり法人税と言う言ってしまえば個人事業主の所得税に当るものと多くの方が支払っている住民税に相当する「法人住民税」を支払う事になります。それ以外に事業主の給料に対しての「所得税」を個別に支払わないとならなくなります。以上の税金の違いが有る関係で、一般に節税対策を考えて税金が個人事業主の税額>法人の税金+法人事業主の所得税となるのは、利益が1000万円(間違っても売上で無い事だけを忘れないで下さいね)を超えてからと言われています。 以上が金銭面での違いです。 信用度の違いとしては、一般に個人より法人の方が高いと言われています。しかし全ての面で法人の方が信用度が高いわけではなく、一般に役所等の公共機関に対しての信用度で法人の方が高いと言われています。1つの例としては役所の仕事を入札する場合、法人でないと入札出来ない場合が有るわけです。 飲食店の場合、「あのお店は法人だから美味しい料理を出すお店だよ」なんて考える人は多分1人として居ないでしょう。と言う事から飲食店のお客様に対しての信用度は、個人・法人の差がない事が解ると思います。 以上よりまずは個人で開業し、事業が軌道に乗った後利益が1000万円以上になった段階で法人化すれば良いと思います。 不動産屋さんに対しての信用度ですが、個人だろうが法人だろうが事業を開業する段階での事業実績がない事には何ら変わりが無いわけです。したがって本当に家賃を支払えるのだろうか???と言う疑問を感じながら貸す部分も有るんだろうと想像します。そう言う意味で、個人・法人の差は無いと思います。後は貸す側の不動産屋さんや大宅さんの考え方次第だと私は思います。 ですから、開業時の売上が低い時期は個人で始められても何ら問題が無いと私は思います。
その他の回答 (1)
- PU2
- ベストアンサー率38% (1101/2843)
儲けが1000万くらいになるまで(売り上げと違います。純利益ね) 個人でいいのでは?というか殆どの飲食店が個人だと思いますよ 別に不動産屋さんなんか個人でも法人でもきちんと支払いさえすれば 大丈夫だと思います。大家さんがどうかんがえるかだけですからね 交渉力があるかないかは貴方の力量であって会社かどうかでは 殆ど関係ありませんし不動産で有利って私は聞いたことありませんね
お礼
ほとんどの飲食店が個人事業主の理由がわかりました!! 不動産会社に対しての交渉は誠意を見せて、あきらめずに頑張っていこうと思います。 法人にした会社の名刺を持って交渉しても、それはみせかけにすぎないんですね。 適切なご回答本当にありがとうございました。
お礼
sionn123さん: 具体的なご回答ありがとうございました。 ここまで詳しくご回答頂けて、ずっと悶々と悩んでいた私のとって とてもうれしいです。 以前知り合った内装業者(自称コンサルティングも行っていると言っていたおじさん??)より「まずは開業をするのに会社を作った方がいいよ」と言われ、個人か法人か迷っていた次第です。 税金面では利益が400万円以上になれば、法人の方が得なのだと思ってました。 ただ法人税、所得税がからむと1000万円以上になってくるんですね。 会社設立の本など読んでいても、基本会社設立の勧めが書いてあるわけでsionn123さんのような両面から見た点でのご回答頂けて参考になりました。 一番の目的は不動産相手にどうするかという事で法人化を考えていましたが、そう変わりがないとのお話なので、検討したいと思います。 本当にありがとうございました。