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インフレ時の国債の下落率について
インフレになれば金利が上がります。すると、国債が下がります。その際の国債の値下がり率(%)は、次の式で求められます。 「金利上昇(ポイント)×債権の残存年数」(a) 金利が2ポイント上がったとすれば、10年ものの国債の平均残存年数を、半分と仮定して5年。 すると、2×5=10。つまり、国債の価格は10%値下がりするというわけです。 知りたいのは、何故(a)の式が成り立つのか、ということです。
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単純化した式なので分りやすいと思います。 5年後に満期となる100万円の国債が2種類あり、 金利が3%(残存期間5年の旧国債)と5%(インフレ下で発行された5年満期の中期国債)とします・ 旧国債は今後5年間で15万円の金利と満期時に100万円、計115万円の収入が得られます。 一方、金利5%の中期債では、5年間で25万円の金利と100万円の償還金、計125万円の収入が得られます。 その差10万円=100万円×2%ポイント×5年です。 旧国債と新国債の収入が均衡するために、旧国債は2%×5年=10%安くなることになります。
お礼
よく分かりました。ありがとうございます。