- ベストアンサー
【日本は30年後に財政破綻する?】日本の今の税収は
【日本は30年後に財政破綻する?】日本の今の税収は年間60兆円。そのうち9兆円を国債の利払いに当てている。 この年間9兆円は日本国債の金利が0.1%だから成り立っているだけで、15年前の国債の金利は3%だった。 もし15年前の国債の金利になると30兆円が国債の利払いで消える。 国の税収のうち半分が国債の利払いで消える計算になる。 しかも国債の平均残存期間は9年間なので国債の金利は長期的に見ると確実に上昇する。 ーー質問ーー なぜ残存期間が9年だと金利が上がると言っているのに、現実世界では金利が下がったのでしょうか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
最近、金融・財政に大いに関心をもつようになりました。 私は、こんな風に考えています程度の回答ですが、参考になるでしょうか。 >なぜ残存期間が9年だと金利が上がると言っているのに、現実世界では金利が下がったのでしょうか? これは、根底には、政府・日銀が低金利の金融政策をとったからです。 黒田日銀総裁が、2013年4月以降3回にわたって、「異次元の金融緩和だ!」と言って、大いに喧伝したものでした。 以下、日銀のHPから引用しながら書きます。 金利が下がると、金融機関は、低い金利で資金を調達できるので、企業や個人への貸出においても、金利を引き下げることができるようになります。 そうすると、企業は、運転資金や設備資金(工場や店舗建設など設備投資に必要なお金)を調達し易くなります。また、個人も、例えば住宅の購入のための資金を借り易くなります。 こうして、経済活動がより活発となり、それが景気を上向かせる方向に作用し、これに伴って、物価に押し上げ圧力が働きます、となるはずでした。 ところが、日銀の目論見は見事にはずれました。 デフレの時代に、積極的に先行投資するような経営者はほとんど現れませんでした。 低金利だから設備投資しておこうとするような意欲はわきませんでした。 結局、景気は上向かず、資金需要は低迷したままなので、金利は低いまま推移しています。 >この年間9兆円は日本国債の金利が0.1%だから成り立っている 今の金利は、加重平均で0.9%だと思います。 国債残高約1000兆円ですから、利払いは9兆円になります。 財務省資料「利払い費と金利の推移」 https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a02.htm なお、政府が日銀に支払った利払い費は、結局は、日銀の利益剰余金として国庫に納付されるはずですが、適切な資料が見つかりませんでした。