自律神経の働きによるものです。一見当たり前でなんでもないことなのですが、つくづく、素晴らしい仕組みだと感心させられます。
就寝中は副交感神経が優位になって体はリラックス、休息モード、この間に昼間活動して失ったエネルギーを蓄えています。ですから血管は拡張し、叙脈、血圧低下などがおこり一方消化、吸収、分泌、排泄、蠕動運動など消化管の働きが全開になります。
個人差がありますが起きた時はまだ覚醒半ば、体はリラックスして未だ弛緩しています。これがだるさ、重さではないでしょうか。
前日までのエネルギー消費が激しければそれだけ活動モードへの自律神経の切り替えは遅くなるでしょう。
目覚めてからは徐々に交感神経が優位になり体は活動モードへとなっていきます。その時は血管を収縮させ筋肉に大量の血液を送り込み、血圧、脈拍、血糖値、体温などが上昇して体は活動的になります。そうやって蓄えたエネルギーを今度は消費するのです。就寝中と違って消化管の働きは抑制されます。
お礼
よくわかりました。詳しい解説ありがとうございます。