- ベストアンサー
トートの書について
理解できますか!? あの本は読む人間を選ぶ・・とも言われています。先日購入したのですがさっぱりわかりません(自分が理解するレベルに達していない事はわかっています。) 専門でやっている訳ではありませんが、どうしても理解したいのです。 あの本を読める(行間とか)までに何年かかるかわかりませんが理解できた方、どんな勉強したか教えて頂けませんでしょうか?お願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「トート(THOTH)の書」というのは、アレイスター・クロウリーの著書でしょうか? 私も、一応所持しておりまして、時間がたっぷりある時に、ざっと目を通しましたが・・・あの書物の内容を理解したいとなると、カバラ魔術だけでなく、西洋占星術、錬金術の思想、さらに、クロウリーが会員となっていたイギリスの秘密結社のことなどなど、多彩な精神世界の理論も、ある程度は知っておかないと、彼の思考回路や表現、そして単語自体を理解することすら困難ではないかと思います。 また、結果的に、黒魔術にはまって、性格的に問題ありという評価をうけていたクロウリーは、秘密結社からは、彼の考えや行動が”邪道だ”ということで脱会させられた話は有名ですし、彼の書籍には、理解できない人々に対して、彼なりの皮肉と偏見をこめたような感覚も、なきにしもあらず・・・。 そして、現存している書物は、「本当に人のために書いたのか?」と疑問に思わせるような、あくまで自分だけの世界にひたった文章だなという印象が、私にはあります。タロットの解釈を深めるために購入したのですが、長い長~い話の中から、そのソースを読み取るという、”なぞなぞ”のような気分です(^^; ただ、本当に理解すべきなのは、おそらく、書物のことではなく、その端々に描かれている古代の書物や思想、魔術などの理論の方なのかもしれません。 クロウリー個人が、いったい何を訴えようとしたのかは、あくまで「解釈本」と思って入手した私は、膨大なページと難解な言葉においつけず、理解とまでいかずとも「ああ、これは○○の知識がいるな」という感じで、さらに調べなくてはならないことが出てきて、一冊買ったおかげで、多彩な占いや古代魔術理論などについてまでの知識をもたねばならないと判断しました。たまたま少し知っていたこともあったのですが、それでも足りませんね。 そして、本を理解するには、カードがないと、これまた意味不明なところがあるし、逆に本がないとカードで「なぜこんな絵になってるわけ?」というように、すべてにおいてオリジナルといっていいような異色のタロットなので、あまり、好んで利用するプロもいないようです。 はまる人は、絵柄からいっても、男性が多くはまるようですけどね。 私が知っている限り、女性で1人、実際の商売で使用している占い師がおりましたが、本当に理解しているかというと、本の存在は知らず、あくまで「感覚」だそうです(汗)。まあ、カードだけならば、占いで使いこなせるなら、それでいいかもしれませんけどね。 つまり、本は特に必要なくとも占いは可能?ってことなのかな(^^; だったら、いったいなんのための本なのか・・・というところで、実際にカードの解釈部分を少し読んでみた私は、一種のつまづきのような気持ちがありますね。 そして、結局の所、「トート」とはあっても、エジプトの”トート神”とはまったく無関係であるという話もあり、そういった宗教書でもないし、一応は、クロウリーの作成した「THOTH」タロットというカードの解釈をするために必要なものとして、プロが読んでも、やはり難解です。 まだ読破していないので、現時点できちんとしたお答はしかねますが・・・。 ただ、もし、本当にその著書を理解したいならば、占いというより魔術に近い理論なども知らないと、まず、”通常の専門書籍”として理解するのは不可能と思います。 それから、「日本語訳自体が難解だ」という意見も耳にしたことがありますね。 それもいえるかも。わざわざ難しい言葉でわかりにくくなっている感じもあるので、ただの読み物として所持しておくのは、ちょっと無理があるかもしれません。 いったい何を本で訴えたいのかというのが理解できていない状態ですから、私自身もいまひとつ明確にお答えできませんが、ただ、本を見ただけで理解しようとしても無理で、「他の魔術や占い、精神世界の知識がおおいに必要である」とだけはいえると思います。
お礼
回答ありがとうございます。 確かにアレイスタークロウリーのトートの書です。 魔術の世界…ですか。時折見てもらっていたプロが使ってたのがきっかけでカードと本を購入したのですが(そのプロのかたはクロウリーではなくトートカードの内容を別の女性が解釈したのを理解して使っています)やはり難解…ですよね。 書棚の鑑賞用で終わらないよう調べてみます。