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遺伝情報と運気について
「人間の遺伝情報は約30億個あって、この情報に記されている事柄以外のことは、人の一生では起こらない」と読んだことがあります。また、ほとんどの人はこの情報の内の5~10%位しか使用せずに一生を終えると。 もし、人が残りの90%以上の眠れる遺伝情報の内、良い遺伝情報だけを目覚めさせることが出来たら、人生は好転 し、違う人生の展開があるのではないか? 私は姓名学や九星気学、四柱推命などを少しかじっている のですが、姓名や生年月日に秘められた暗号を数字や記号に変換して解読してゆく過程と酷似していると思うのです。人の気にも良い気と悪い気があって、その組み合わせによって良い気が呼び起こされたり、その反対もあります。人との出会いも偶然ではなく、互いの遺伝子同士が呼び合っての必然の結果なら、人は遺伝子の意志で生かされているのでは?と考えたりしますがいかがでしょうか?
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生物学のカテゴリーではなく、占いのカテゴリーのような気もしますが、遺伝情報には、このような意味もあるのではないのか、ということであれば、やはり、生物なのかも知れません。 >姓名や生年月日に秘められた暗号を数字や記号に変換して解読してゆく過程と酷似していると思うのです。 通常の遺伝子は、塩基の結合の連鎖パターンが、「情報」を構成するのですが、姓名や生年月日というのは、数字に換算して、個々の数字が意味を持って来ます。これらの数字のパターンが結局、占いの基礎になるデータなのです。 人間の遺伝子の塩基は四種類で、二個づつ対になっていますが、この塩基に番号を振って、1,2,3,4などとすれば、遺伝子は、数字の列になります。この数字の列に人間の運命や運不運が潜んでいるというと、「聖書の暗号」という本のような話です。 しかし、そんな解読の可能性はまったくないとか、ありえないというのも、どうかとも思います。(わたしは、「聖書の暗号」は、もの凄く恣意的操作をしていると思いましたが)。 ギザの大ピラミッドの内部の通路には、道に、突起部や傷や、溝や、色々と形があり、これが、人類の歴史を表し、予言もしているとかいう主張がありましたが、この主張者は、確か、西欧で大事件が起こった過去の年に、ピラミッド通路には何もしるしがないので、自分で石を削って、しるしを造ったとかいう話があります。 何か、遺跡を捏造したというアマチュア考古学者みたいな話です。または、ピルトダウン原人ですか。 人間の遺伝子の塩基配列に数秘術は適用できないということは、必ずしも言えませんが、適用できるというのも、どこに根拠があるのか、という話になります。 数秘術の原理は、やはり、「読みとる者の意識」の問題でしょう。とすれば、他ならない人間の設計図といえる遺伝子塩基配列に、運命とか、未来の可能性を読みとろうというのは、そういう「意識」も、また有意味なのかも知れないということが言えます。 ただ、だからと言って、何かが証明されたことにはならないと言えます。 塩基のなかに、良い運の塩基だとか、悪い運の塩基だとかがあるというのは、上のような考えだと、当然だということになり、これは、遺伝子の優劣の話でなく、遺伝子で人を差別しようという話でもないでしょう。 >人の気にも良い気と悪い気があって、その組み合わせによって良い気が呼び起こされたり、その反対もあります。人との出会いも偶然ではなく、互いの遺伝子同士が呼び合っての必然の結果なら、人は遺伝子の意志で生かされているのでは?と考えたりしますがいかがでしょうか? これは、話が飛躍しているように思うのですが、塩基のパターンが、「運」のパターンを造っているのだという風に考えれば、こういうことは実証されていませんが、考えてみることはできるでしょう。 遺伝子同士が呼び合うというのは、「運命=星の下」の同じ者が、互いを知り合う、また呼び合うという意味で、「遺伝子の意志で生かされている」というのも、別に利己的遺伝子の話とは、まったく関係のないことです。 人間と人間の相性とか、運命とかは、どこで決まっているのかよく分からないところがあります。遺伝子が共鳴し合うとか、遺伝子が運命を決めているとかは、「意味論的」にどこかずれている感じがしますが、ありえないことではありません。 遺伝子的に同等、または非常によく似た、一卵性双生児などが、心が言葉を介さなくとも通じるとか、不思議な心や運命の一致があるというのは、生物学的、心理学的に確認されています。 ただ、それは、遺伝子の同等性で共鳴しているのでなく、遺伝子から展開した身体や脳構造などの共通性から共鳴があると考えるのが自然です。しかし、遺伝子の塩基配列パターンのあいだにも共鳴があると言うと、普通の意味の生物学ではなくなるでしょう。 超遺伝子学か、超生物学か何か分かりませんが、人と人との共鳴に、遺伝子のパターンも関係しているというのは、本当だろうかとも思いますが、そういうこともあるかも知れないということになります。 ただ、何をどうやって、確認するのか、実証するのか、よく分からないということです。未来には、もしかして、遺伝子のパターンの共鳴というようなものが、見つかるかも知れませんが、現在では、何のことか、未だ遺伝子もよく分かっていないので、余計によく分からないということになるでしょう。
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- aguitar
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遺伝子による「人生」の「発現」は、まさしく「有機的な」過程で、極めて複雑な、非線形的な過程です。ですから、遺伝子を量子的、独立的に捉えるのは、生物学的には余り意味がないと思います。 たとえば遺伝子組換え植物は、確かに数個の遺伝子により、除草剤耐性を獲得して他の個体とは違う人生を過ごすでしょうが、それは単に導入された遺伝子が、解毒剤を作っているというだけの話です。 また、恐らく「使用されずに終わる情報」とは、イントロンと呼ばれるものではないかと思います。イントロンがなんなのか、よくわかってはいませんが、少なくとも一部は進化の中で使用されなくなった遺伝子や、進化の過程で出たロス、太古に感染したり、取り入れたウイルス等の遺伝子であると考えられております。 「眠れる遺伝情報」を目覚めさせた研究には、「内在性ウイルス(ウイルス感染していないはずの細胞からウイルスを出す)」でありますとか、「鳥に再び歯を生やした」などの例があります。 役に立つ遺伝子が、眠っている可能性はありますが、その遺伝子が、有意に、かつ選択的に、運勢に影響を与える可能性は、幼稚園児のチームが、ワールドカップで優勝する可能性よりもなお低いでしょう。 運勢(ここでは科学的な予知としますが)を遺伝子で論ずる事を生物学的に考えた場合、遺伝病や精神的傾向を、特異なケースについてある程度考えることは可能ですし、人との出会いなどに、遺伝子の働きが影響を及ぼしているのは、極めて厳密には、事実でしょうが、運勢を推し量る際に、遺伝子に着目するのは、ニューヨークの天気を予報する上で、東京にいる蝶の羽ばたきに着目するよりも、もっとナンセンスであると結論するほかありません。 まぁあくまで生物学上の話ですがね...
- Singollo
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> 遺伝情報とは塩基対のことです。遺伝子と使い > 分けているつ もりなのですが。 DNAを構成する塩基対は単なる物質で、アデニン‐チミン、グアシン‐シトシンおよびそれらの裏返しの4種類しかなく、それ自体が遺伝情報なわけではありません それらが連なったDNAが塩基配列という情報を持ちます お読みになった本の著者の応用生物化学の先生も塩基対を遺伝情報とは呼んでいないだろうと思います > また、引用した本は「人生の暗号」著者 村上 > 和雄(筑波大 学 応用生物化学系教授)の著 > 書です。 > この本の中で先生は「せいぜい設計図を知る > ことが出来るくら い」と書かれています。 > 「なぜ、何のために生命が誕生したの かは > わからない。」「どうすれば生命が作れるの > か」はわから ないと その先生の仰る通り「せいぜい設計図を知ることが出来るくらい」だと思います というか、遺伝子は設計図そのものです 設計図を見ても、どのよう過程で作成されたかは推測するしかないわけですし、ましてや「何のために」というのは宗教の領分であって、応用生物化学で回答の出ることではないと思います
- norimasa_m
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「良い遺伝情報」「悪い遺伝情報」とは、何なのでしょうか? 例えば、攻撃性をとってみますと、攻撃性はいろいろな犯罪の根本の原因にあるといえるので、「悪い遺伝情報」といえるかもしれません。しかし、この攻撃性は、人々に向上心を持たせ(今日の自分より良くなりたい。お隣さんに負けるものかなどなど)社会の発展をもたらす原動力でもあります。(註:フランシス・フクヤマ・PostHumanBeings)ですから、簡単に良い遺伝情報とか、悪い遺伝情報を決めようと考えるのは危険です。 また、情報として在りながらつかわれずにいる遺伝情報も、なぜ使われずにいるのか分かってません。これらは、本当にジャンクなのかもしれません。ジャンク遺伝子の由来がまだ良く分かっていない状態ですから、そこに「良い遺伝子」があるかもと期待するのは、時期尚早です。また、遺伝性の疾病を治療するためならともかく、遺伝子を変えて、より良い人間・社会を作ろうと考えるのは、非常に危険な思想です。ご自覚なされてないように見受けますが、国家や、一団体が「良い遺伝子」と「悪い遺伝子」を規定し、それのよって人間を改造することは、全体主義につながります。 「人との出会いも偶然ではなく、互いの遺伝子同士が呼び合っての必然の結果なら、、、」これはないと思います。遺伝子は、自らの再生産を望んでいるのだけです。(ドーキンス・利己的遺伝子)
- k-family
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良い遺伝子、と言うようなものがあるならその通りでしょう。 でも、良いか悪いかの判断は簡単にはできません。たとえば鎌形赤血球という遺伝病があります。これは貧血を起こす「悪い」遺伝子ですが、マラリアに対して強い耐性を持つ「良い」遺伝子でもあります。 ----- >人は遺伝子の意志で生かされているのでは? これは考え方によってはその通りですね。遺伝子あるいはDNAが生命そのものであって、人体は単なる乗り物だという考え方(というか哲学というかアイデアというか・・・)があります。
最後の行を読む限り、30年ほど前に、リチャード・ドーキンスが言った、「利己的遺伝子」の話をされているのでしょうか? 生物の体は遺伝子の乗り物という考え方です。 眠れるとか、目覚めささせるとかのニュアンスは理解できますが、ややおっしゃっていることに、生物学的にはありえない話が含まれていると思います。
- Singollo
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えーと、まずヒトの遺伝子の数ですが、一般に3万乃至4万個といわれています お話の30億というのはDNAを構成する塩基対の総数のことではないかと思います また、遺伝子というのは、たんぱく質の設計図に過ぎませんので、運気とかとは残念ながら関係ありません(もちろん、遺伝子のおかげで特定の身体能力がよければ、その身体能力が有利に働くジャンルでは運気が開けると言えないこともありませんが)
補足
早速有り難うございます。 遺伝情報とは塩基対のことです。遺伝子と使い分けているつもりなのですが。 また、引用した本は「人生の暗号」著者 村上 和雄(筑波大学 応用生物化学系教授)の著書です。 この本の中で先生は「せいぜい設計図を知ることが出来るくらい」と書かれています。「なぜ、何のために生命が誕生したのかはわからない。」「どうすれば生命が作れるのか」はわからないと。 一度読んでみてください。
お礼
有り難うございます。 書いていただいた書物は読んだことはありませんが、手に入る物なら読んでみたいと思います。 生物の進化は遺伝子が自己防衛のためにあらゆる有効な手段を選択した結果である。と読んだことがあります。 ジャンルが間違っているのかもしれませんが、この問題は生物学だけでは解決しないかもしれませんね。