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需給が好調な銘柄の見方
株価が上がる条件の大きな1つに「需給バランス」があると言われますが「需給が好調な銘柄」はどんな数値をみればわかりやすいでしょうか? 日々流動する事柄もあり難しいでしょうが、初心者でもわかる様な範囲でお願い致します。
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- ass559
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いちばんわかりやすい「需給」は、信用取組みだと思います。 空売りした人は、(無期限信用取引というのもありますが、原則として)6ヶ月以内に買い戻して決済しなければなりません。つまり、その銘柄の売り残が10万株あれば、10万株の買い予約が入っているということです。 逆に信用で買った人は(原則として)6ヶ月以内に手じまい売りするので、買い残が30万株あれば、30万の売り予約が入っているわけです。 この場合、信用倍率は3倍です。(買い残が売り残の数倍あるのが普通です。) ときには、買い残1に対して売り残が5(倍率0.2)なんて銘柄もあります。買い予約が圧倒的に多いので「取組みがいい」といいます。 また、買い残が減ると「需給が改善した」といいます。 信用倍率のほうが正確ですが、週に1度しか発表されないので、毎日の変化は「貸借倍率」で見ます。 お使いのツールのどこかに表示されているはずです(楽天マケスピなら市況情報にあります)。「貸借高(or低)倍率ランキング」も表示できます。 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/s_guide/sg050817.htm http://money.quick.co.jp/market_k/other.html http://money.www.infoseek.co.jp/MnStock/mguide.html?k=09 その他の需給としては、 ・TOBなどで買われる ・転換社債で株式に転換され、売り物が増える ・売出(立ち合い外分売)、公募or第三者割当増資で売り物が増える ・株式取得機構の保有株が売り出される http://www.findai.com/yogo/0251.htm ・自社株買いで買われる ・持ち合い解消で売られる ・TOPIXや日経平均などの指標銘柄に指定される(投資信託や機関投資家が買う)、指定から外される(同じく、売る) ・TOPIX算定方法に関わる浮動株比率の見直し等(投信などが売ったり買ったりする) ・新規公開銘柄で、ロックアップが解除され、ベンチャーキャピタルなどの売りが出てくる http://ipo.investor7.com/77ipo_yogo/post_20.html ・オーナーが亡くなって相続税支払いのための売り物が出てきそうだ まだまだいっぱいあると思います。。。
お礼
大変に解り易い回答をありがとうございました。多岐にわたり丁寧な指標等もありがとうございました。「信用倍率」は良く見ますが、何倍位なら需給が良いというのかがよくわかりませんでした。この回答を理解しただけでも相当の知識が身に付くような気が致します。保存して勉強致します。