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うつの薬はどのように作用するのですか?
鬱の診断を受けて、薬を処方されている友人がいます。 薬を飲むと気が楽になる、と言うのですが精神的な病気は物理的な疾患ではないので薬なんて効かなくて、まさに「病は気から」で効いているように思うだけではないのかと思います。 実際のところ、鬱の病気に効く薬は精神にどのように作用しているのでしょうか?
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脳は神経でできているのですが、 神経と神経の間の情報のやり取りに化学物質が使用されています。 アドレナリンとかきいたことがないでしょうか? その脳内物質が足りなかったり多すぎると、 感情などがうまくコントロールできていないことになります。 そこで、脳内物質を増えやすくしたり、減らしやすくしたりして コントロールができる状態に持っていくのが、 うつ病の薬になります。
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- BERT17
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こんにちは。 私も現在抗うつ剤を服用しています。 鬱病は心の病というよりも、脳みその病だなと思います。 脳内の情報伝達物質の働きが低下しているそうです。 だから、些細なことでも、キッカケがなくても、不安感や絶望感に襲われたりするんです。 抗うつ剤は精神に作用しているというより、 脳に作用しているという方が正しい気がします。 鬱病は「気分障害」の一種です。 感情をうまくコントロールできなくなるんですよね。 だから、薬に頼りながら、精神療法なども併用しつつ治療していきます。 薬だけでは治らないけど、薬物療法でかなり症状が改善されることも事実です。
すでに詳しい回答がたくさん出ていますが、参考までに。 うつ状態の時は、脳内の神経伝達物質が減少します。 それが原因で神経のネットワークが正常に繋がらなくなって、情報の伝達がスムーズにいかなくなるそうです。 そして健全な思考や感情が生まれにくくなります。 薬は、そのような脳内の異常を正常に戻すために必要です。 ちなみに私が服用している薬は、脳内セロトニンの伝達を促すことにより、ゆううつな気分をやわらげたり、不眠や睡眠障害を改善する薬です。
- zumichann
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薬剤師です。鬱病の薬の効く仕組みは、以下のような文献もあります。見てみてください。http://www.med.or.jp/jams/symposium/kiroku/129/pdf/129024.pdf たぶん読んでもすぐにはご理解いただけないと思いますが、かなり取っ付きやすいと思います。 「セロトニン」だったり「モノアミントランスポーター」だったり、聞き慣れない単語が多いと思いますが、仕組みを理解するには、これをまず理解しないといけません。 体を細かく回路として見れば、鬱の薬も風邪の薬も、薬は適当に効いているわけではなくて(笑)理屈に則って働いている事がわかると思います。
- akira-45
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「薬」で検索されて、パキシル・ソラナックス・ドグマチールを入力されてじかのご覧になってください。
- rednose
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病気を精神的、物理的で分けるならば、精神的な病気はもちろん「病は気から」的なもので薬は効きません。 効くとしたら『プラセボ効果』的な効果で、まさに「効き目も気から」ってことになります。 しかし、うつ病等、精神科系の疾患は決してそのような精神的な、「病は気から」的な病気ではなく、物理的に説明のできる原因による症状です。 だからこそ薬物療法が行われるのです。 辛い、痛い、苦しい、そういった精神的な症状も、原因は神経伝達物質の過剰だったり不足だったり、体内の抑制系が過剰に働いていたり、自律神経という人間の恒常性を司るシステムのバランスが崩れたりして起こるわけで、そういった部分を薬で治していくのです。