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サザンブロッティングの便法
現在、大学の学生実験でサザンブロッティングを学習しています。 実習書には「ニトロセルロースの代わりにナイロンフィルターでアルカリブロッティングを行うと加熱による固定の必要がない」と書いており、実習でもナイロンフィルターを使います。 ニトロセルロースに発火性があり、加熱処理は危険であるという判断からの便法だと思うのですが、なぜナイロンだと加熱の操作を省けるのでしょうか? 学術書にはナイロンを使用した場合の記述がないので分かりません。また、固定のメカニズムについても詳しく書かれた良書に巡り会えていないのが現状です。 以上、サザンブロッティングの便法での利点と、固定のメカニズムについて教えてください。
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専門外ですので,御参考まで。 「最新 電気泳動実験法」(日本電気泳動学会 編集,医師薬出版株式会社,1999年)には,ナイロン膜の利点として1)破れにくい事,2)加熱によりハイブリしたプローブを除去して,別のプローブとハイブリ可能な事,が挙げられています。 また,ナイロン膜の製造会社として「アマシャム社」や「日本ポール社」が上がっていますので,これらの会社のカタログ等を御覧になると説明があるかも知れません。
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- fujishiro
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回答No.1
まず一言。ニトロセルロースを使わずにナイロンフィルターを使う理由を間違えていませんか?加熱処理とかそーゆー問題ではなく、ずばり強度の問題です。だいたい加熱処理って火に直接入れるわけではないですよ?しかも実際の実験室ではUVによるクロスリンカーをしてますし…。 恐らく学生実習だから、やや古典的な方法によって原理を理解することが目的なのでしょうが…。あと良書に関しては実験のプロトコール集などを探してみると良いかもしれません。
お礼
回答ありがとうございます。 確かに、ニトロセルロースを用いた加熱処理は90度前後でして、当然直火にはしません。それに、ニトロセルロースは130度程度で発火するそうですから。 もう少し図書館で本を探してみます。