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比較の慣用表現について
比較の慣用表現で疑問に思ったことがあります。 有名な“鯨構文”で、A is no more B than C is.というのがあります。 ある文法書に以下のような例文が書かれていました。 (著作権もあるので、単語は若干変えています。) 1.I am no more a musician than you are.私はあなた同様音楽家ではない。 2.Yumi is no more beautiful than Kate is.ユミはケイト同様美しくない。 3.Sleeping too much is no more healthy than eating too much.寝すぎは食べすぎ同様健康的でない。 以上の3つの文の中で、どうしても3番だけ引っかかります。 なぜ、Sleeping too much is no healthier than eating too much.だといけないのでしょう? それとも、これは同じ意味なのでしょうか。 同じ文法書に、 This video camera is no bigger than my hand.このビデオカメラは私の手くらいの大きさしかない。 =This video camera is as small as my hand.このビデオカメラは私の手と同じくらい小さい。 とありました。 つまり、この文章は鯨の構文に当てはめると、This video camera is no more big than my hand.となるのではないでしょうか。 でも、3.同様、more bigというならびにどうも違和感を感じます。 ちなみに、別の文法書では、この鯨構文の例文でA is no more B than C is.のBの部分には、tall, nice, big, largeなどの形容詞を用いた例文は一切使われず、beautiful, famous, popularなどの、3音節以上の形容詞(比較級がmore~になるもの)のみで書かれていました。 昔、英語の授業で「比較級の前のno は、主語とthan以下の比べたいものとの間に“差”が無いことをあらわす。その上、noは否定語なので、その後ろの語の意味を覆してしまう。だから、A whale is no more a fish than a horse is.は、『鯨は馬と差がない。』+『鯨は魚ではない』=鯨は馬と同様魚ではない、となる。」と教わりました。 この原理で行くと、 Sleeping too much is no healthier than eating too much. は鯨構文と同じ和訳になるのではないでしょうか? それとも、根本的なところですが、healthyは比較級としてmore healthyもhealthierも取れるのでしょうか? ご解答願います。
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- wind-sky-wind
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同一人物の性質を比較する場合, Tom is more wise than (he is) clever. という言い方をします。 wiser だと,「賢さ」の程度を比較することになりますが,ここでは,別の形容詞 clever があるため,そういうことにはなりません。 Tom is wise と Tom is clever という文,あるいは動詞句レベルで比較するしかありません。 そこで,文,あるいは be +形容詞という動詞句を修飾する much を介在させて,それを比較級にすることになり,more ... than という形になります。 これと同様のことが,not so much A as B や,クジラ構文でも成り立ちます。 A whale is a fish のような場合,比較級にすべき形容詞がありませんので,a whale is a fish という文,あるいは be +名詞という動詞句を修飾する much の比較級 more を用いて,A whale is no more a fish than a horse is. となります。 Sleeping too much is no more healthy than eating too much. の場合,healthy という形容詞は than の前後で共通していますので, 「健康さ」というものを比較しているのであれば,healthier も可能になります。 漠然と「健康的である」という意味合いで,sleeping too much is healthy と,eating too much is healthy という文レベルのものを比較しているのであれば,no more healthy となるでしょう。 ただ,ご質問者の言うとおり,healthy という語自体,比較級は healthier, more healthy いずれも用いられますので,上の区別は微妙なものと言えるでしょう。
- joshsan
- ベストアンサー率39% (116/293)
>以上の3つの文の中で、どうしても3番だけ引っかかります。 >なぜ、Sleeping too much is no healthier than eating too much.だといけないのでしょう? >それとも、これは同じ意味なのでしょうか。 同じ意味ではありませんよ。 1)Sleeping too much is no more healthy than eating too much (is). Sleeping too much is not healthy.をeating too much is not healthy と比較して no more だといっているのです。 「寝すぎが健康によくないこと」は「食べすぎが健康に良くないこと」より、程度が大きくない =同様に健康的でない。 2)Sleeping too much is no healthier than eating too much. Sleeping too much を eating too much と比較して、no healthier と言う意味です。 「寝すぎ」は「食べすぎ」より不健康だ。 3)This video camera is no bigger than my hand. 「ビデオカメラ」は「私の手」より 大きくない。 4)This video camera is no more big than my hand is. 「ビデオカメラが大きくないこと」は「私の手が大きくないこと」より程度が大きくない=同様に小さい
補足
補足で質問させていただきたいのですが。 3)This video camera is no bigger than my hand. 「ビデオカメラは私の手より大きくない。」 この和訳に相当する英文は This video camera is less big than my hand.なのではないでしょうか?『less 原級than~』で「~より…ない」と言う意味でネイティブの方が使っているのを聞いたことがあります。 This video camera is not bigger than my hand. だと、「このビデオカメラは私の手より大きいというわけではない」つまり、同じ大きさである可能性がある、という訳になりますよね? This video camera is less big than my hand. は「このビデオカメラは私の手より大きくない」 つまり、同じ大きさの可能性はなく、私の手のほうが大きい、という意味ですよね。 では、This video camera is no bigger than my hand.との違いはどうなのでしょう?同じ意味でしょうか?
- ichiromari
- ベストアンサー率23% (163/683)
A whale is no more a fish than a horse is. no more A than B Bと同様Aでない この構文の特徴は B の部分に可能性0%のものがきます。馬は魚である というありえないことと比べて、鯨が魚である可能性は0%より少しも多くはない つまり鯨が魚である可能性は同じように0% と言うことから意訳して、馬が魚でないのと同じように、鯨も魚でない という意味になります。日本語に訳すと分かりにくいですが、出来れば英文からイメージをつかむようにしましょう。 日本語にするとおかしくなる英文は他にもたくさんありますから。 no healthier than とは言えません。no more ・・・than の決まった形なので、no more health than となります
- sho5116
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海外(イギリス)の留学生ですが、ほとんどの場合文法書通り3音節以上だと形容詞の前に比較級more/less をつけることがほとんどです。 そのため more big は間違いでbiggerになります。healthyの場合私の経験では、more healthy も healthierも両方正しいです。 そのため文法的にはSleeping too much is no healthier than eating too much.も正しいのですが、実際ではイギリスの場合、Sleeping too much is no more healthy than eating too muchのようなほうが自然です。なぜならmoreを使うと比較の意味合いがさらに強くなり、「寝すぎは食べすぎ同様健康的でない」、の「同様」の部分が強調されるためです。
お礼
英語は文法書どおりには行かないものなのですね。 難しいです。 理屈どおりの英文を作っても、ニュアンスが違う、とか、そういう表現はあまりしない、というようなことがあるたびに、英語学習に挫折してしまいそうです…。
お礼
LONGMANの文法書にも、healthyを初め、2音節の形容詞・副詞でも、more healthy、healthier両方の比較級が認められる旨が書かれていました。 日本にで日本語を軸に勉強しているのでは、英語の奥深いニュアンスの差は分からないものですね…難しいです。 ありがとうございました。