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学生指揮者について
こんにちは。質問させていただきます。 私は、小規模なオーケストラの学指揮を任されています。 合奏のときに、決められた曲の指示をするのですが、 いまいち何を言っていいのか分からないのです。 ・CDを聞いて、曲を理解して、オケの前で指示をしても 言いたいことがみんなになかなか伝わらない ・その指示があっているかもわからない ・抽象的な指示しか思いつかない という具合で、みんなが盛り下がりよくない空気が流れてしまいます。 先生が見てくださるときは、端的な指示で、わかりやすく、部員も 楽しんで合奏をしているのです。 端的で、的確で、分かりやすい指示をするのに、コツってあるんでしょうか? 学生の範囲でいいので、スコアを読んでよい指示が出せられるようなアドバイスを頂きたいです。
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大学の吹奏楽部で2年ほど指揮をしていました。 私が現役の時に気をつけていたことを書いておきます。 (1)みんなに楽器を鳴らさせる バンドのみんなはあなたの話を聞くためにあなたの前に座っているのではありません。楽器を演奏するために座っているのです。あなたがよっぽど話術に長けている人なら話は別ですが、まずはみなさんがどれだけ合奏時間中に音を出せていたか、に心を割いて下さい。他のパートがやっているのを長時間聞いているのは意外と暇です。もちろんのべつ幕なしに演奏させる、というのではなく、例えばどこかのパートを取り出したとしてもあまりそこに長時間こだわりすぎず、今すぐできそうにないことなら「練習しといてください」と区切って全奏に移る、のようにする、ということです。 (2)指示は簡潔に 文章を読んでいると講師の先生が他にいて、その人の下振りをしている、ということでしょうか? もしそうならばあまり抽象的なことを言い過ぎない方がいいでしょう。イメージなどの場合、全く同じセリフだったとしても誰が言うか、またどのような表情、声色でいうかによって相手に与える印象も違いますし、各人が受け取る印象も違います。 「大きく」「小さく」「強く」「弱く」「長く」「短く」「高く」「低く」「速く」「遅く」「聞いて」「合わせて」この12個の言葉に「~パートの~の部分」という言葉を付けるだけで十分伝わります。こちらが百の言葉を尽くして語るより実際音を出してもらって「その感じ!」という方が相手にとっても理解しやすいのです。 もしあなたが本番でも振る正指揮者だったとしても、抽象的な表現を多用するのはよくないでしょう。理由は上に書いたとおりです。 (3)相談は怠らない 合奏中の指揮台の上からの言葉より、指揮台を下りてからの言葉の方が大切です。大勢がいる中で一対一(どこか特定のパート)で相談していたら、他の人はすることがありません。そういう時間の要するものは「合奏終わってから言います」と宣言して先に進みましょう。 また、合奏前に各パートに相談するのもよいと思います。指揮台の上から意見を求めたら何も言わない人でも、合奏前に「ねえねえ、この曲の○○の部分こうしようと思うねんけど、どう思う?」なんて聞くと大概は「そうだな~ここは俺は…」みたいに返ってきます。合奏前にある程度するところを話しておくというのも有効な手段です。
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- Yorkminster
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吹奏楽1本の人間ですので、弦のことはまったく分かりませんが...(オケもやりたいのは山々なんですが) 音楽に限らず、「分かってないことは教えられない」という大原則というか、当然の真理のようなものがあります。何を言って良いか分からないというのは、つまり、自分が十分に理解できていないという場合が往々にしてあります(後輩に楽器を教えるのでも、アルバイトで家庭教師をやったりするのも、授業のことを友達に教えるのも、みんなそうですね)。 特に、自分の言っていることが正しいか分からない(何故と訊かれたときに答えられない)というのは、つまり理解不十分という可能性が高いといえるでしょう。 その場合に、注意するべき点としては、指示するべき内容が技巧的な内容なのか、表現上の問題なのかということでしょう。表現の方は、ある程度抽象的にならざるを得ない部分があります(妖精が踊っているみたいに、とか、冷たい風のイメージで、とか)。技術的な内容は、具体的にどうすべきか言う必要があります(そこはマルカートで、とか、誰それピッチ高い!、とか)。 また、音楽的に考えて絶対に外せないポイントというのも、具体的に指示するべきところでしょう。テンポとアタックのタイミング、音の長さや処理、和音、ピッチ、フレーズ感、音量のバランスなどといった部分は、指揮者によって多少の違いこそあれ、誰が指示しても変わらない部分というのはあります。 たとえば、スコアを縦に見て揃っている部分(拍の頭、フレーズの頭や終わり)やテュッティはアタックのタイミング揃えないといけません。16分音譜の並びがパートからパートへつながっている場合は、それが1本に聞こえるようにまとめなければなりません。 和音を考えれば、根音と5度の音が基本になって、3度、7度は小さめかつ若干低めにとるのが純正調ですから、和音が重要な部分ではそれだけ取り出して合わせるというのもあるでしょう。 私が自分でスコアを見て指示するときは、だいたいこんな感じです。といっても、県大会止まりの中学・高校の吹奏楽部(後輩)相手の指導ですが。 コツというほどのものではありませんが、楽典や和声学、音響工学、楽曲の背景や歴史などを知っていると、より自分の理解が深まりますから、指示も出しやすくなるのは確かだと思います。先生が指示されていることが簡潔かつ的確だと思われるなら、先生が「なぜ」そこでそのような指示をされたのか、究明すると良いかも知れません。 ご参考までに。
お礼
こんにちは。アドバイスありがとうございました。 >音楽に限らず、「分かってないことは教えられない」という大原則というか、当然の真理のようなものがあります そうですよね。指示の根拠がわからないのは、私の理解不足ですね。 じっくり向き合っていきたいです。 それから、具体的な指示を教えていただいてありがとうございました。 誰が指示しても変わらない部分をきっちりおさえたいと思います。
- wanko464646
- ベストアンサー率53% (105/198)
自分も昔、ある学生オケで学指揮をやっていたので 質問者様の話を見て、自分の苦しさを思い出してしまいました(^^; 先生がいるということは、先生が本指揮で 先生がいないときとか、パート毎の合奏を任されたりとかでしょうか? まず、あの位置にたって、音がパート毎に聴こえてくるには 多少の慣れが必要かと思います。コレは時間が解決します。 CDではパート毎に聞き取れていたとしても、 指揮者のあの位置で聞くと、最初は音に圧倒されてしまって、何がなんだか聴こえませんでした(^^; 耳が慣れてくると、パート毎に聴こえてくると思います。 それと、基本的には先生にガンガン聞いていいと思います。 音楽において「何が正しい」「間違えてる」というのは その人ごとの解釈の違いだと思うので。 スタッカートひとつとっても、その表現には指揮者や奏者によって、多少なりとも幅があるものです。 それは、正しいか間違えてるかではないので、意識のすり合わせをしておく必要があると思います。 そういう意味で、先生と話をすることは、大切ですよね。 あとは、全部を一人で背負わないで、団員を巻き込みましょう。 パート毎のリーダーや、コンマスなんかとどんどん相談しましょう。 練習終了後にミーティングするとか。 単純に、「今日の合奏どうだった?」とか、「指示、わかりずらい?」とか。 団員が一番、把握していることだと思うので。 オケに対して、具体的な指示が出せるようになるためには オケのいい部分、悪い部分を具体的に把握してないといけないと思います。 速いパッセージはそれなりに弾けてるのに、ゆっくりな所が揃わないとか。 そういう時は弦だったら、弓の速度の調節がどーも下手だったり、管だったらブレスの調節がどーも・・・って事があったりしますよね。 じゃあ、ロングトーンをテンポ変えて練習してもらおうとか、具体策が出てくるわけです。 単純に合わないだけなら、何度かどのフレーズだけを取り出して練習してみたり。 自分は1年、学生指揮をやったんですが、そういうことが把握できて、練習に反映できたのは、最後の2ヶ月程度だったと思います(^^; 指揮者っていうは、難しいポジションだと思うので、できないのは当たり前で、俺の勉強になりゃいいやぐらいのキモチでイイと思います。 あとは、とにかく団員を巻き込んでいければいいかなと。 直接の回答にはなってないと思いますが、ご参考までに。 がんばってください。応援しています。
お礼
こんにちは。アドバイスありがとうございました。 私もオケの前に立つと、音に圧倒されて「このままでいいんじゃ?」 って思ってしまうんですよ。耳を鳴らすことが大切なんですね。 それから、先生に積極的に聞いていこうと思います。 「意見のすり合わせ」も確認したい思います。 オケの一員として、学指揮をしているということを忘れてしまいそうでした。 団員から意見を聞いて、よりよい合奏をできるように努力したいと思います。
- suzukikun
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先生が的確な指示をしていると思うのであれば言葉遣いとか指示の仕方をまずまねてみましょう。 また先生が指揮をするのがメインであれば曲の指示をするときに先生と意見が合っていないと困りますよね。ですからあらかじめ先生と打ち合わせとか曲調の確認をしておきましょう。 CDで曲を理解していると言うことですが、それはそのCDの指揮者・演奏家の理解・解釈ですよね。ご自分のオケ・正指揮者の解釈を強く持って望んでみましょう。 あと指揮者は絶対です。弱気になってはいけません。「あいつの言うことなんか聞けるか」と思われるようなあやふやな指示はかえってマイナスです。自信を持ってがんばってください。
お礼
こんにちは。アドバイスありがとうございました。 言われてみると、先生とあまり打ち合わせをしていませんでした。 わからないことも、積極的に聞いていこうと思います。 それから、これからはCDを一意見(?)として参考にする程度に 聞いていきたいと思います。 弱気になってはいけませんね!強い考えをもって合奏に望むことにします。
お礼
こんにちは。回答ありがとうございました。 >(1)みんなに楽器を鳴らさせる これは大事ですね。パートごとの練習を合奏でやりがちだったので 気をつけたいと思います。 指揮台をおりてからの言葉のほうが大切なんですね。 言われてみると、私もそう思います。 団員に積極的に話をしてみようとおもいました。