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中国国内の体制批判
中国では言論の自由が以前に比べたら増えていると聞きますが それでも共産党体制をはじめ、体制批判というのは難しい状況なん でしょうか? もしつかまったら厳しい罰が?
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中国では、経済の自由化と比べ政治の自由化はなかなか進みませんでした。ここ20年、経済面では資本主義の導入に最も成功た国が中国でありましょう。しかし、東欧など旧共産党体制の多くの国で行われた「民主化」は中国では行われませんでした。国境なき記者団によると中国での言論統制は世界で最も悪い部類の国の1つになってしまっています。中国では死刑が頻繁に執行されていますし、懲役というのも多いはずです。 中国でも一応には地方末端レベルや村民委員会では選挙もあります。しかし国家とはひどく距離が開いており、事実上、国政が民主的選挙の支配に服する状況だとは言いがたいです。盛んな公共事業が膨大な数の住民の立ち退きを招いていますし、環境悪化は恐ろしく深刻です。地方政府の不当な徴収が農村住民の生活を苦しめているといわれます。こういった個別の政策に対する抗議行動と、その対処が大きい問題となっています。 ただまあ、中国の専制君主支配は共産党一党体制の前からずっと続いていたわけで、こういった支配体制があったから一党独裁体制が維持されたという見方もあります。皇帝崇拝=共産党崇拝という皮肉です。一般の人はタブーに触れない範囲で行動することが習慣になるわけです。 改善の兆候として、資本主義化やインターネットの普及の中で言論統制に無理が生じてきている点、次第に市民運動が盛んになってきている点を挙げればよろしいでしょうか。好意的に見るならば、中国でも外国のテレビやウェブサイトが視聴できるようになってきました。「言論の自由」というよりも、「言論」の量自体が確実に増大しています。批判的に見るならば、国家権力の取り締まりへの情熱は余念なく、理由の頷けない逮捕は頻発しています。まあ肯定的にも否定的にも解釈できる状況かと思います。
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- yp-mittu
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基本的な内容はNo2さんの通りです。 表立っても隠れても政府批判は禁止です。反政府活動に関しては即死刑です。 まともな裁判はしてくれません。まさに東京裁判並みに 裁判前から判決が決まっているようなものです。 ある例を一つ。 とあるA市と言う都市で政府首脳を集めて会議することになりました。 当然、A市政府・共産党員がホテル手配をします。 ホテルはその日に宿泊する人数分。例えば4人なら4部屋をホテルに予約します。 それを各ホテルに振り分けます。 何故、同じホテルにしないのか?と言うと各地方のVIPのため、 全員同じホテルにしたら、危険だから。と言う理由です。 宿泊当日に超VIPが泊まる事になったホテルと言うのは大変です。 その日の宿泊客を全て他のホテルに振り分けなければいけません。 そうです。当日の宿泊客は全て追い出されます。 そういう時期と言うのは、どのホテルも一杯なので、振り分けに苦労します。 しかも同星数以上のホテルでなければ客は納得しません。 そういった騒動にホテル側は巻き込まれます。 超VIP数名のためにホテルはガラガラ。外国人のホテル職員はホテルから出れません。 要は半軟禁です。自宅に帰らせないのです。 しかもホテル費用は宿泊人数分しか補償しないので、ホテル側は赤字。 そんなことが日常茶飯事で行われます。 更に市政府からVIPの宿泊の依頼を断ったホテルには酷い仕打ちが待っています。 連日・毎日のようにホテルに公安の立ち入りが入ります。 完全に職権濫用の営業妨害です。そうやって客足が落ちたホテルもあります。 そのような国ですので国家に不満を思っても心で殺している人はたくさん居るでしょう。 ネットについても毎年のようにセキュリティアップして検索単語を制限したり、 危険思想的サイトを閲覧不可にしているのは周知の事実です。 中国内からウディペキアを検索できないのもその一つです。
お礼
お礼が遅れて申し訳ありません。 2007年以来、国家体制もあまり変わっていないのでしょうか…。 ありがとうございました。
- ANASTASIAK
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中国で党のことを書いた出版社の編集長がクビになったのは最近のことです。 中国には言論の自由があります。しかし、それは人民の代表を表明する 共産党政権の表向きの文言で、体制批判をした人間がどうなるかは、 天安門事件を通じて明らかです。 政府の方に不満がくすぶる前兆をキャッチするたびに、共産党政権中枢 は反日デモを容認してそのガス抜きをはかるのはいつもの手です。
お礼
あまり変わらない展開と言おうか 悪化している部分もありますね。 ご回答ありがとうございました。
- oshikata
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中国は経済至上主義になっているため、最近は多少、言論が自由になってきたようです。 これを封殺すると国際的批難を浴びる結果となり、一般企業も恐ろしくって中国に進出できません。 ただ、すべてのマスメディア(TV・新聞・ラジオ)を掌握しているため、情報操作はお手の物です。 現在でも、国政批判はかなり厳しいはずです。法律が変わったとは聞きませんから。 それに、そのことが体に染み付いていますよ、半世紀以上その状態だったのだから
お礼
ものすごく遅いお礼になってしまいました。 あれからいろんなことがありましたね…。 ありがとうございました。
お礼
5年越しのお礼を申し上げます。 アンサーありがとうございました。