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旅の思ひ出
私は一人旅をするのが好きで、先日も日帰りで奈良まで出かけてきたところです。 今回、奈良にきたついでに、どうしても拝観したい仏像彫刻があったので、 午後からは、ちょっと山奥にあるお寺に、足を伸ばしました。 場所的に少し田舎で、移動時間もかなりかかり、ヘトヘトになりながら、 やっと最寄の駅に到着したのですが、今度はバスに乗り換えなければなりませんでした。 けれど、その駅から一時間に一本しかバスがでていないような所で、 駅についた時間が悪く、私は一人で悶々と駅でバスを待たなければなりませんでした。 そんな時です。40歳も歳の離れたオジサマと お友達になりました。 オジサマも一人でいろいろと史跡巡りをされている最中だったのです。 バスを待っているベンチで話し掛けられたのが始まりで、 意気投合したわけではないんですけど、一緒にお寺を訪ねました。 オジサマオススメの神社にも行きました。 オジサマは神話や歴史に詳しい方で、詳しく説明してくださったり、 他にも私が知らないようなオススメの場所をいっぱい教えてくれました。 オジサマのお陰で疲れも飛んで、とても楽しい有意義な旅となりました。 素敵な出会いだったと思っています。 そんなこんなで、唐突なんですけど、皆さんの旅先での 素敵な出会いや、エピソード なんか あったら、を教えてほしいなあ・・と思い質問しました。 よろしくおねがいします。
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質問者が選んだベストアンサー
●夏休みに野宿で二週間、バイカーのメッカ北海道へ 空を見上げると、そこには満天の星空があった。なんと表現したら良いだろう。 とにかく「これほどの星々が地球を覆っていたのか」と初めて気付かされた。北海 道の澄み切った大気は、余す所なく星々を輝かせていた。 夏休み、僕は買ったばかりのバイクで北海道を旅していた。免許取立てでしかも 一緒に行く筈だった友人はキャンセル、不安だらけの一人旅。フェリーで小樽に 着くや初日から道に迷い出す始末。延々と続くだだっ広い夜道、北海道は町と町と の間隔が長く、本当に殺風景だった。愛車アメリカンが照らす光だけを頼りに、 走り続けた。 夏でも北海道の夜は冷え込む。革ジャンの袖や首下から侵入する冷たい夜風。 一人時間の流れに取り残された様な錯覚を起こす。周りを見れば、正に一人っ きり。暗い、寒い、寂しい、気が狂いそうだ。 何人もの親切な道内人(地元人)の案内を受け、やっと予定のキャンプ場に着く 事ができた。暖かい缶コーヒーを手にして、やっと一息つくが、これからが思い やられる。空を見上げ、溜息をつく。と、視界いっぱいに飛び込む光・輝き。 溜息は失望から希望に変わった。日常のストレス、旅先での失敗、そしてクヨ クヨする自分、大自然を前にちっぽけに思えた。 落ち込むとき、勇気をくれた北海道の星空を思い出す。 ●PS 無人駅やバス停でよく寝てました。気候の厳しい北海道では、バス停も造りが しっかりしている。町それぞれに個性があって、教会タイプとか丸太小屋とか 屋根瓦のバス停とかある、実に楽しいです。調子に乗って、牧場の牛に近づいて 「ハイ、チーズ!」なんてしてたら、柵の電線にビリリと感電する事もあった。 北海道では官民一体で旅行者を優遇する政策があるみたいで、無料キャンプ場 とかたくさんあります。ワザとヘルメットを持ち歩いて買い物をするととても 親切で値引きしてくれます。 キャンプ場では、バイク旅行者を「ライダー」、自転車旅行者を「チャリダー」、 電車旅行者を「ジェアラー」と呼びます。あるキャンプ場で「伝説のチャリダー」 という老人が噂になっていました。日本一周していたライダーが、九州で見かけ たその白髪の老人を、この北海道でも見かけたと言うのです。ご老体にも関わら ずなんと逞しい!僕も自転車でびわ湖一周214kmを一日で完走した事あるけど。 流石に日本一周は、する気になれない。何故なら、風を切るバイクと違って 自転車は汗を大量にかきます。着替えやお風呂を考えると、長距離になれば なる程、荷物の量が増えます。荷物の量はそのまま、ペダルの加重に増えます。 田舎道ではガソリンスタンドよりお風呂場を探すのはもっと苦労します。 汗臭い格好を常にしていると、旅先で買い物する時とかチョット気になります。 長々と失礼しました。
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某観光地に出かけた時です。その観光地の方針を見た時に.感無量でした。 というのは.さかのぼること数年前この土地の関係者の方とお話する機会が合ったのです。 簡単に言って.その地域の抱える観光資源の問題.主要生産物の生産過剰と価格暴落の話など.各種社会問題についてその対応をはなしました。 それが実行されているのですね。私が何気なく教えた内容がこれほど地域社会を変えるとは思っていませんでした。人によってはどこの地区の方かわからないかたがいます。でもたまたま訪ねた地区でそれが実施されていると.ああ.ここだったのかと思い浮かべます。 今では.一般化してどこの観光地でもどこの施設でもありますけど.これは時の流れでしょう。
お礼
edogawaranpoさん、回答ありがとうございます。 すごいお話ですね!!edogawaranpoさんが数年前に話されたことが 実施されてるなんて!! 現在ではどこの観光地でもどこの施設でもある・・ということですが、 何でしょうか・・・。興味津々です。 時の流れとはいえ、「それ」が一般化したというのは、 edogawaranpoさんの 一言が多くの人に共感を与えたということでしょうか。 感無量なお話を教えて下さり、ありがとうございました。
- pen2san
- ベストアンサー率37% (260/696)
私は「地球の歩き方」とかと言ったガイドブックを持って歩くのは嫌いです。あらかじめ情報としてガイドブックに目を通す事はありますが、本体の旅を楽しむにはガイドブックは弊害と考えます。 国内外を問わず、その地方に行った際は食事に立ち寄った食堂の店員や居合わせたお客さんから、宿泊先ではおかみさんや旅慣れた宿泊者との雑談の中で新しい発見を数々してきました。 ガイドブックに載っていないお菓子や個人商店の名物。あるいは土地の人だけが知っている名所等です。 ガイドブックがファミレスならば地元の人は専門店です。内容の質が違います。 この桜はこの丘から見たのが一番きれいと言った情報も入りますし、ご老人の体験談にも心を打たれました。旅で初めて出会ったのがきっかけで年賀状をやり取りしている方も大勢います。 その土地にはその土地の良さがあります。具体的な例は控えます(多すぎてここで紹介し切れません)が、スケジュールを細かく決めていなく、旅先で行き当たりばったりの旅も楽しいものです。また、その方が多くの出会いが期待できます。
お礼
pen2sanさん、回答ありがとうございます。 >ガイドブックを持って歩くのは嫌いです !!私もそうなんです。重いし、だるいし・・・。 持って歩くのは、前もって下調べした、メモ程度です。 >国内外を問わず… わぁ!(^O^)いっぱい旅をされてるんですね!その土地の方との雑談で新しい発見というのはいいですよね。 私も一人旅初心者の頃に行き先を下調べしようと、本屋でガイド本を見たんですけど、自分の住んでいる地域の書かれたガイドブックを見たりした時に、大した情報なんてないことがよくわかります。 そんなこんなで、ガイドブックは持ち歩かず、はやり、現地で情報収集します。 その過程なんかのちょっとした交流も楽しいですよね。 >その土地にはその土地の良さがあります。具体的な例は控えます うーん、残念。でも、ホント、仰るとおりですよね。 同じ場所を訪れても、季節が違うとまた、全く違った印象を受けますし。 でもでも、最新の例を教えてほしかったりして・・・。 これからも、多くの出会いがあるとよいですね。
- Rikos
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もう10数年前の話しです。 ヨーロッパの片田舎。 バックパッカーのいでたちで、自由気ままな旅行を楽しんでいたのですが、お昼時なのに田舎過ぎてお店が一軒も見当たりません。 疲れといい匂いに釣られて、ある民家の軒先についふらふらと・・・(^^;; その民家のお母さんは、私を招き入れてくださって、美味しい昼食をご馳走してくださいました。 片言の英語で話しているうち、今夜は泊まっていけと言われ、お言葉に甘えて泊まることに。 夕食は、近くのお友達のかたも来て、とても楽しい一晩を過ごしました。 お金もそんなになかったので、そこの家のチビちゃんに、安物でしたが時計をプレゼントすると、とても喜んでもらえました。 今でも、懐かしいとても貴重な体験です。 そういえば、駅のベンチで寝転んでいたら、ジプシーと間違えられて、帽子の中にコインを投げ込まれたこともあります・・・。(そんなに貧しそうに見えたのかしら?)
お礼
Rikosさん、回答ありがとうございます。 >バックパッカーのいでたちで、自由気ままな旅行・・ いいですねぇ。私もヨーロッパでバックパッカー経験者です。 >疲れといい匂いに釣られて、ある民家の軒先についふらふらと・・・ よほど、ひもじそうに見えたのですかね?なーんて、スミマセン。嘘ですからね。(^_^;) それにしても、まるで、電○少年 みたいな、流れですね。 昼食、夕食、お泊り・・と。羨ましい体験です。 特に海外での旅先で、見ず知らずの人にそんな温かいおもてなしを 受けると、忘れられない思い出となりますね。 私達も、海外から来た旅行者の方々に同じようなことができるだろうか・・ と少し考えさせられたりもしました。 駅のベンチで寝転がる!?野宿ではないですよね(昼寝と解釈しますね) コインを投げらるのも これまた、滅多に体験できませんね。 現在、そのご家族とは親交があるのでしょうか。。気になるところですが、 懐かしい出会いと貴重な経験を教えていただきありがとうございました。
はじめまして。 楽しい旅行だったようですね。 私はGWに和歌山に行ったのですが、 宿がなくユースホステルに泊まることになりました。 そこで同室になった人の話がとても深いものでした。 「人は死ぬ時は何しても死ぬ」 えー、この方は女性で、バイク乗。 深い興味はないけれど、神社仏閣を訪ねるのを旅のテーマにしていました。 私にはいつも、心から離れない思いがあって、彼女の言葉で少し心が軽くなったのです。思いかけない贈り物を頂いた気分になりました。 回答には不十分かも知れませんが、私の経験です。 これからも、よい旅を・・・
お礼
3431さん、回答ありがとうございます。 >「人は死ぬ時は何しても死ぬ」 とても深い言葉ですね。なんだか、わかるような気がします。 車に乗っていて、いくら安全運転をしたからって、運が悪るけりゃ、 追突されて、死んでしまうことだってあるんですよね。 ある意味、開き直りの言葉・・ですかね。でも、そう考えたら、 一日一日の時間を精一杯大切に過ごさなきゃなあ・・・なんて思います。 貴重な経験を聞かせていただきました。 3431さんも、よい旅と出会いを・・。 あ、ちなみに私もバイク乗りでした。
お礼
aluminizedmanさん、回答ありがとうございます。 >●夏休みに野宿で二週間、バイカーのメッカ北海道へ わあ、バイクで北海道ですかあ。私はまだ未経験です。 >夏でも北海道の夜は冷え込む。革ジャンの袖や首下から侵入する冷たい夜風。 >一人時間の流れに取り残された様な錯覚を起こす。周りを見れば、正に一人っ >きり。暗い、寒い、寂しい、気が狂いそうだ。 バイクで林道や田舎道を一人で長い間走っていると、自分の殻に閉じこもってしまったような 孤独感に襲われる時があります。でも、そんな時にちょっとしたことでその孤独は希望へと 変わります。空を見上げると、満天の星。冷えた体を温めるコーヒー。そして人との触れ合いで。 ほんと、ふとした拍子にです・・。 >暖かい缶コーヒーを手にして、やっと一息つくが、これからが思い >やられる。空を見上げ、溜息をつく。と、視界いっぱいに飛び込む光・輝き。 >溜息は失望から希望に変わった。 北海道の大自然がaluminizedmanさんに与えた”希望”はとっても雄大な ものだったんですね。そんな経験をされているなんて、羨ましいです。 >落ち込むとき、勇気をくれた北海道の星空を思い出す。 この一人旅が、aluminizedmanさんの人生にとって意義深い 思ひ出 となったんですね。 宝物ですね。ある意味、キャンセルした友人にも感謝?・・ですかね? >●PS >町それぞれに個性があって、教会タイプとか丸太小屋とか 屋根瓦のバス停とかある、実に楽しいです。 へえー、そうなんですかあ!それは楽しそうですね!丸太小屋とか教会タイプなら野宿も 安心してできそううなイメージ。(あくまで、イメージですから・・) また、北海道で野宿だったら、いろんな動物にも遭遇できそうですよね。 >ワザとヘルメットを持ち歩いて買い物をするととても 親切で値引きしてくれます。 メモメモ・・・・・。親切なんですね。でも、メットを持ち歩かなくても、 野宿している格好だし、旅行者に見えたのでは・・・。 >バイク旅行者を「ライダー」、自転車旅行者を「チャリダー」、 電車旅行者を「ジェアラー」 え゛ーーーー!初耳ですぅ!「チャリダー」って笑えますね。 (「ノリダー」とか宇宙刑事「シャリダー」とか連想しちゃいました・・) でも、「ジェアラー」って。。。。 こんなキャンプ用語を教えていただき、勉強になりました。 >「伝説のチャリダー」 >日本一周していたライダーが、九州で見かけたその白髪の老人を、この北海道でも見かけたと言うのです 旅ならではの全日本珍情報ですね! 今もどこかで元気に自転車こいでるんでしょうか・・・・。 自転車は荷物やなんかのことを考えると大変でしょうねー。 それにしても、aluminizedmanさんの回答を読んでいると、その文章力というか表現力に感動しました。 読んでいると、訪ねたことのない旅先の情景とお会いしたことのないaluminizedmanさんが ホットコーヒーを飲んでいる場面や、アメリカンの愛車に乗って、星のシャワーの中、 薄暗い道を一人、走っている姿が浮かんできます。 なんだか、気持ちを共有(勝手に共有してスミマセン)した気分になりました。 最後の PS も楽しかったです。 これからも、つらい時やくよくよした時にその時の北海道の星空を思ひ出して、 気持ちをプラスに切り替えていきたいものですね! 貴重なバイク一人旅の思ひ出を教えていただき、ありがとうございました。