>抵抗や太さで変わると聞いたのですが
発熱の仕方は ずばり抵抗と電流で変わるのです。
ジュールによって抵抗内で消費される電気エネルギーが全て熱エネルギーに変わると実験で確かめられています。
W=Pt(J) P:電力 t:時間
この質問の場合Pは電線で消費される電力になりますので、Pを電流と抵抗の形に変形して
W=RI^2t(J) となります。 R:発熱体抵抗(Ω) I:電流(A)
発熱体の抵抗と電流で発生する熱量が求まります。
なお、同じ材料でも太さ・長さを変えると発熱量も変化しますが、それは形状によって発熱体の抵抗が変わるためです。
あくまで電線の抵抗が問題なのでニクロム線のほうがはるかに大きく、銅線のほうが小さくなります。
>銅線でも同じ電気を流すと同じように発熱するでしょうか?
銅線でもニクロム線に比べるとわずかですが、抵抗を持っているため、発熱します。
銅線は一般家庭で多く使用されていますが、発熱は少しなので分からない場合が多いです。
分かる例としては1.2kW、1.5kW程度のホットプレートを使って焼肉などをしているとホットプレートの電源コードがあたたかくなっているのが分かるかと思います。
(参考)
この場合、温かくなっても問題はありません。電線の通電容量から適合する電線を選んで使っているため、放熱するのでコードの絶縁物が溶けたりしないため。
少し変わりますが、いわゆる たこ足配線などすると電線の通電容量を超えて、電流が流れるため、発熱量が多くなりすぎ、放熱が間に合わず温度が上昇し、絶縁物が溶けて電気災害に至ることになるのでたこ足配線はやめましょう。
>電線に電気を流したとき、熱くなる電線と熱くならない電線
この答えとしては発熱量に差があるけど、発熱はしている。
なので、電工ドラム(コードリール)などを使うときは全ての線を延ばして使いましょう。
補足
もっと詳しく教えてください。 電流が流れるとなぜ発熱するのですか?