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「失われた時を求めて」に匹敵するような本を探しています
プルーストの「失われた時を求めて」を繰り返し読んでいるのですが、新しい本を読んでみたくなりました。 失われた時を求めてに匹敵するような本をご存知でしたら、教えていただけないでしょうか。長編、短編は問いません。 (ユリシーズ、神曲、ファウスト、が今まで読んだ中では匹敵する本だと感じています。)
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プルーストの作品と肩を並べるものとして、まず思い浮かぶ作品は、 ロベルト・ムージル Robert Musil(ムジールとも表記)の「特性のない男」でしょう。 かなり長大な作品にもかかわらず、「失われた時を求めて」同様未完に終わっています。 以前に新潮社から出版された時に、第一巻を読みましたが、あまりの内省的な文章に途中で投げ出した経験があります。以後絶版になって、それきりですが、最近松籟社という出版社から著作集が出ているようです。 プルーストが好きなら、十分に読みこなせると思います。 http://www.amazon.co.jp/s/ref=sr_pg_1/503-4322511-8639127?ie=UTF8&keywords=%E7%89%B9%E6%80%A7%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%84%E7%94%B7&rh=n%3A465610%2Ck%3A%E7%89%B9%E6%80%A7%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%84%E7%94%B7&page=1 またプルーストとは求めていた方向は違いますが、ドス・パソス John Dos Paassos の「U.S.A」三部作もいいかと思います。その独創的なスタイルは、後世の作家にまぎれもなく影響をあたえています。 ただこちらは、ずいぶん以前に絶版になったままで、岩波書店が再販しないかぎり、なかなか読めそうにありません。 おおきな図書館には、蔵書としてあるかも知れませんので、一度調べてみてください。それだけの値打ちのある本だと思います。 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/32/6/323221+.html あと参考までに篠田一士の「二十世紀の十大小説」(新潮文庫)などを 読まれるのも有効でしょう。二十世紀文学の頂上を展望することができます。
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- esezou
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skylitblueさん、こんにちは。 では、私から、「パールバック、大地」。 #アンケートカテに移動されそうですね。
お礼
回答ありがとうございます。 大地は10年ほど前に読んだきりでした。 記憶も朧なので、また見てみたいと思います。
- Jasmine-u
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内容的に相応の広がりがあり、本に哲学的思惟を求める方なら、やはり埴谷雄高の「死霊」に手をつけてみてはいかがでしょう。 私の乏しい読書体験から他に思いつくものといえば三島由紀夫の「豊饒の海」4部作くらいです。
お礼
回答ありがとうございます。 哲学的思惟はそれほど求めていませんが、 広がりのある作品なら、ぜひ読んでみたいです☆
- feefee_lou
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SFにも興味がおありとのことでしたので… ダン・シモンズの「ハイペリオン四部作」はどうでしょう? 『ハイペリオン』 『ハイペリオンの没落』 『エンディミオン』 『エンディミオンの覚醒』 の(それぞれが長編)四部からなる大作で まさにスペース・オペラと呼びたいスケールの作品です。 四作ともハヤカワ文庫で出ています。
お礼
お礼が遅くなってしまって申し訳ありません。 SFはずっと読みたいな、と思っていたのですが、 何から手をつけてよいのかわからないところがありましたので、 おすすめを教えてくださって、助かりました。 ありがとうございます。
- spinoza
- ベストアンサー率31% (7/22)
まず、プルーストのように長ーいもので。 ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」はどうでしょうか。 米国なら、フォークナーのもの。有名なのは、「八月の光」ですが、そのほかにも、フォーサイトサーガとして、一つの村を舞台にした連作が何作もあります。それと似たもので、マルケス、のマコンドという村を舞台にした連作ものも、なかなか味わい深いと思います。ただ、ヨーロッパのものと違い、少し泥臭さがフォークナーとマルケスにはあると思います。 マルケスには、「百年の孤独」という有名な作品があります。 日本の「源氏物語」もどうでしょうか。 あとは、ロジェ・マルタン・デュ・ガールの「チボー家の人々」 とか、 トルストイ「復活」 トーマス・マン「魔の山」 とかでしょうか。 (ミルトンには「闘士サムソン」っていうのもありますよv。古ーい岩波文庫に入っていたらしいです。私もまだ現物を手にしてません)
お礼
フォークナーとマルケスは読んだことがなかったです。 回答者様の仰る泥臭さのようなものが、何となく読まず嫌いでいたかもしれません。 ご意見を機に、手にとってみようかと思います☆ 貴重なご意見をありがとうございました。
- papageno
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「匹敵する」と言われましても、それらの本のどこに質問者が心惹かれたのか、明確ではないので外しているかもしれませんが(また、既にお読みかもしれませんが)、 ヘルマン・ヘッセ『シッタールダ』『デミアン』『ガラス玉演戯』 トーマス・マン『ブッデンブローク家の人びと』『ヨセフとその兄弟』『ファウスト博士』 ヘンリク・シェンキェヴィチ『クォ・ヴァディス』 オスカー・ワイルド『サロメ』(台詞が美しいのでぜひ原文で。童話である『ナイチンゲールと薔薇』も美しい) ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』『波』 ヴィクトル・ユゴー『レ・ミゼラブル』 イタロ・カルヴィーノ『見えない都市』『レ・コスミコミケ』 C.S. ルイス『顔を持つまで』 『千夜一夜物語』 中島敦『山月記』『悟浄出世』『悟浄歎異』 宮澤賢治(『春と修羅』あたりからかなあ...) ...人の意識や認識の問題を扱ったSFなども紹介したいのですが、それはまたの機会ということで。
お礼
感覚的で、わかりにくい質問で申し訳ありません。 私自身、読んだときの充実感というほかに上手く説明できないところがあります。 サロメはわりと面白く読んだのですが、まだ原文では読んだことがないので、挑戦してみようかと思います☆ カルヴィーノも手にとって見たいなぁ、と思いつつ、未読でした! SFも興味があります!たくさんの本を挙げていただいて、ありがとうございました。
- tappara
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神曲・ファウストときたらミルトンの失楽園ではないでしょうか。 キリスト教文学として有名なものですから既に読まれているかもですが。 まだ読んでいなければ楽しめると思います。 復楽園もあるらしいですがそっちは読んでないのでわかりません。
お礼
回答ありがとうございます。 失楽園は読んでいたのですが、復楽園があるということは、初めて知りました。 興味がわきましたので、探してみたいと思います。 ありがとうございました。
お礼
どちらの本も未読で、大変興味を惹かれました。 大学の図書館で探して、今すぐ読んでみたいと思います。 貴重なご意見を、ありがとうございました。 心よりお礼申し上げます。