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本好きの皆さんへ。長年の宿題は?

「いつか読もう」と思いつつ、読まないままについつい日々を過ごしてしまっている「長年の宿題」の本はありませんか。小難しいとか大部であるとか、逆にポピュラーすぎて手が出ないとか、理由は色々あると思いますが。 そういう本を教えてください。 この質問にはささやかな余沢がありまして、回答すると、「そろそろ取りかかろうかな」というモチベーションが発生します(^o^)。(……回答者自身の資質によりますので、もし発生しなくても責任は負いかねますm(__)m) ちなみにわたしは、今のところ……ドストエフスキーのの「罪と罰」あたり、三島由紀夫もそろそろ読んだ方がいいかと感じてきて、あとは村上春樹の何か長編でしょうかねー。短編は読んだことがあるのですが、長編はないので。 どうぞよろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • itab
  • ベストアンサー率50% (431/861)
回答No.16

まず、「本好き」の定義を拡大解釈してやって来たことをお断りしておきます。 予定の時刻までに30分程度の時間があるなら迷わず書店に入る・・くらいの本好きとお考え下さい。 わざわざ、本屋に行くぞ~!と出かけることはほとんどなく、図書館にしても二年くらい前に利用カードが期限切れとなりそのままという体たらくです。 ま、そんなことはどうでもよいのですが・・(汗)、その30分間は新書→文庫とまわって、あーあと5分くらいで行かなきゃというときに最後に立ち寄るのが、時代物のコーナーです。 ただし、本を手に取ってページを繰るということはほとんどありません。 表紙、背表紙をただ漫然と見ているだけです。あぁ、こんな本があるんだなと・・。 読書における人生の宿題というものが自分にあるのなら、やはりこの「時代小説」かなと思っています。 興味が無いとは言えないのに今まで避けてきたのは、親父の影響が大です。 子どものころの父のイメージは、本=40%、酒=40%、その他=20%というところでしょうか。 蔵書のほとんどが吉川英治、司馬遼太郎などの時代小説。 「宮本武蔵」「三国志」「梟の城」「竜馬がゆく」・・・、結構たいそうな本棚にびっしり並んでいるのは、そんな本ばかりでした。 無い物ねだりというのもおかしいかも知れませんが、こんな爺臭いのより、シャーロックホームズだ、SFだと追っかけていくうちに時代小説は有るもので読むものではないという固定観念?が出来てしまったようです。親父とは人種が違うんだという、反発もありましたし。 あと、ミーハーの私としてはトレンディからほど遠いこの類の本は、読みたいという思いがもしあったとしても自然とリストの最後列へ・・ということになっていたのでしょうね。 今考えると、そんな中に山田風太郎とかも何冊かあったようで、勿体ないことをしたかなぁという気持ちもいくらかはあります。(おそらく実家で処分済み) もう亡くなってずいぶん経ちます。 狭い書斎で、自らが時代小説らしきものを原稿用紙に書いていたことも思い出します。(”赤松一族の盛衰”というタイトルまで憶えている) 以来、半村良とか宮部みゆきの時代物にちょっかいをだしたことはありますが、本格的な時代小説は未だに不動の最後列。 つまりは、いつまでたっても読めない状態にあります。 ただ、こうやって回答を書いているうちに、父を思い出していくうちに、質問者さんの言う”ささやかな余沢”を意識し始めている自分に気がつきます。 司馬遼太郎「播磨灘物語」 山田風太郎「甲賀忍法帖」 藤沢周平「用心棒日月抄」 吉川英治「新・水滸伝」 ・・・・ たぶん、いつか読む日が来るんだろうなぁ・・とは、以前から思っていました。 どうやらこの質問に背中を押された・・・ぃゃ、蹴飛ばされたのかもです。^^ なんかつぎの日曜日あたりに、池波正太郎の「鬼平犯科帳」をレジに持って行く自分が見えてきましたよ~。(笑) たかがそれしき書くのに長々と失礼しました。観念するのにもいささか時間がかかったようです。 それにしても”宿題”って言葉を目にすると今でもドキッとするのはなんでかなぁ。(汗)

alchera
質問者

お礼

いいお話を聞かせていただいてありがとうございます。 しみじみと、もどかしいような切なさを感じました。 時間は戻らないし、戻ったとしてもおそらく行動は変わらないでしょうが、やはり今「あの頃」を思い出すと心ににじむものがありますね。遠く離れたものへの。惜愛。 退場5分前に時代小説を巡回するのも、それを心の最後列に置くのも、それで覆われたくはない、しかし細い繋がりを消したくもない、心のなせる技でしょうね。思いは奥深くに沈殿していて、海の底の深海草のようにゆったりゆったり揺れているのでしょうね。 でも、まあ…… たまには深海草を海面まで持って来て、光に当ててみるのもいいかもしれません(^o^)。深海魚だと水圧の関係でかわいそうなことになりますが、草の場合にはそういう悪影響は及ばない(ということにしましょう)。 突然光合成を始めた深海草は、もしかしたら思いもよらぬほど美しい花を咲かすかもしれませんよ。 手前のおやぢも、高齢になるにつれて突然時代小説を揃え始めました。それも、今までわたしが聞いたこともなかった(正直に言えば、どちらかというと軽視しがちな)作家のもの。 現在のわたしはそこにおやぢの年齢を見てしまい、少々複雑です。少し色合いは違いますが、ですからご回答は他人事とは思えないものでした。 ところで、わたしは時代小説をあまり読んでいるほうではないのですが、「鬼平犯科帳」は面白かったですよ(^o^)。けっこう若い頃(?)に読みました。ささ、どうぞ日曜日には本屋さんへ。えいっ!(←蹴っ飛ばしている掛け声) ご回答ありがとうございました。

その他の回答 (19)

  • gonzou29
  • ベストアンサー率48% (46/95)
回答No.20

#4です。再び失礼いたします。 丁寧なお礼の書き方と、何より本に対する愛情の深さと豊富な知識に感服いたしました。 読書量も幅広く数も相当読み込んでいらっしゃるものとお見受けいたします。 私も本好きを自任しておりましたが、alchera様と比べればまだまだと恥ずかしく思います。 はっきりいって、尊敬してしまいました。 リアル世界で知り合いたかったです。 プロフィール見せていただきました。 q=2266141のような本は、少なくとも私が通っていた大学の図書館にはありませんでした。 こちらしか答えられませんが、ご参考になれば幸いです。 もしどこかで私の質問なりを見かけました際にはぜひ色々ご教示ください。

alchera
質問者

お礼

か、かか、過分なお言葉ありがとうございます。(←動揺している。) しかしなんと言いますか、大いなる誤解が存在している気がします(^_^;)。自分のお礼を読み返してみても、丁寧というより、自分の書きたいことを書いているだけのような……。読書量や知識?そんなんどこにあったかな~(^_^;)。質問者さまこそ、本の専門家ではないですか! あ、でも、本に対する愛情は間違いなくあります。そこだけは大丈夫(^o^)。 実はわたしは、あまり深く内容を汲み取れる方じゃないんですよ。読解力不足は日々実感していて、「本質をつかめていない」と、少々コンプレックスではあります。 でもあまり背伸びはしなくていいかな、と思うようにしています。何と言っても、読書は何よりも愉しむためのものですから。その上で、たとえどれほどささやかなものでも「何か」を感じられれば。おいおい自分のコヤシにはなっていくでしょう。塵も積もれば山。きっと。多分。 >リアル世界で知り合いたかったです。 ありがとうございます。「大変よく出来ました」シールをいただいたような嬉しさです。 ……でも、わたしはネット上では(これでも!)相当猫をかぶっていますよ~(^o^)。多分実生活上の知り合いは、ご意見に賛成はしないだろうなあ。 あ、わたしのささやかな疑問にまでお答えいただきありがとうございます。 でも実は、県下大学図書館の横断検索をかけてみたところ(←忘れていた)、……けっこうありました!ごく普通の作家のものも!すごく意外でした。(「銀英伝」も、あるところにはある) わたしが通っていた大学では、表に出ていたのは調べ物のための本ばっかりだったので、「読む本はないんだ」と誤解していたのかもしれません。いやー、当時知っていたらもう少し何か読んでいたかも。大学に入って、図書館のラインナップにがっかりした経験があるので、ちょっと口惜しいです。……すでにものすごく手遅れ。 教示出来るものなどない!が、答えて愉しい質問には飢えています。ぜひそんな質問をお待ちしています(^o^)。 再度のご登場ありがとうございました。

  • Lioh
  • ベストアンサー率49% (121/243)
回答No.19

こんにちは。 「いつか読もう」と思いつつ、読まないままについつい日々を過ごしてしまっている「長年の宿題」 ・・・。 ありますよ、ありますよ! それはいくつも(笑)。 ●「ハイペリオン」 おもしろいという評判と はじめの数頁で挫折したという評判と 両方、耳にしています。 ・・・しかも8冊もあるし・・・。 SFのベスト30でも見た事あるし、 今年こそ・・・!? ●「嵐が丘」 ドロドロが苦手な私は、 避けたいタイプの作品でして・・・(汗)。 ●「レディ・ジョーカー」 高村薫の作品が好きです。 しかも、「合田警部補」シリーズ、大好きです。 ・・・しかし、この「レディ・ジョーカー」が、 「合田・三部作」の最後の作品なのです。 女々しい感情なのですが、 「これを読み終わったら、合田警部補とお別れ・・・」 するような気持ちになって、さみしくて、さみしくて・・・。 部屋にレディ・ジョーカーは積んだままです。 いや~、読み直せばいいだけなんですけどね。 一度でも読み終わったら、その作品と同じ時間を共有する事まで終ってしまう・・・ ような気がしまして(汗)。 つい最近出た「新・リア王」にも、 合田警部補がでているらしい、と聞き、 「また会えるのね・・・。」 とアホらしい安堵感を覚えました(ぉぃ)。 なので、やっと、 安心して手に取れそうです(笑)。 ●「晴子情歌」 これも高村薫作品。 「新・リア王」の前編にあたる作品なので、 これを読まないと、「新・リア王」も読めません。 ですが、あの文体で、 同性が主人公というのが、少々つらいのです。 同性の嫌な部分を、これでもかとばかりに 見せつけられるのでは・・・というおそれもあり(汗)。 高村作品では、そもそも女性がほとんど登場しないし、 (少ない登場でも印象に残る素敵な女性もいますが) ・・・大丈夫なのかな(汗)。 きちんと女性の主人公を描けるのか?と心配しています。 ●司馬遼太郎「竜馬がゆく」 読みたいな、読みたいな・・・と、思い続けてはや数十年(ぉぃ)。 実家には、父の蔵書も、弟の蔵書もあるので、 読もうと思えば、いつでも読めます。 ですが、司馬遼太郎は、 私の「読むのは危険!厳重注意リスト」に入っている作家でして。 「燃えよ剣」を読んだ時、 なかなか読む手を止められず、一気に読んでしまったので、 これと同じ事が、「竜馬がゆく」の巻数でおこると・・・ 想像するだけでもオソロシイ(汗)。 ところで・・・。 >ちなみにわたしは、今のところ >……ドストエフスキーのの「罪と罰」あたり、 >三島由紀夫もそろそろ読んだ方がいいかと感じてきて、 >あとは村上春樹の何か長編でしょうかねー。短編は読んだことがあるのですが、長編はないので。 上記の文章、実は私が書いたのじゃないか、 と思いました(笑)。 「有名な作品だな」と横目で見つつも、 なかなか読まなかった作品を読もうと、 「夏の百冊」コンプリートを旗印に読んできましたが・・・。 まだ読んでいない作品が・・・。 ※ドストエフスキー「罪と罰」 カタカナが苦手な自分が登場人物を覚えられるか心配。 昔から、マンガでは「ドストエフスキー=難解」という扱いをしたものが ちらほらとあったためか、やや怖気づいています。 数年前、弟が「カラマーゾフの兄弟」を読んでいました。 おそるおそる「『罪と罰』も読んだ?」と聞くと、既読でした。 その話を後日、妹にすると、 「斜め読みだけど、『罪と罰』私も読んだ。」という答えが返ってきました。 ・・・。 いつのまにか、 ふがいない姉を乗り越えて、 先を越されていたかと思うと・・・(泣)。 でも、まだ先延ばしにしているところがなんともはや。 ※三島由紀夫「金閣寺」 以前「仮面の告白」を読んだ事はあります。 ファンの方には大変申し訳がないのですが、 まだ若かった自分には読むのが苦痛でした。 作品の内容の一部分ですが、 路上で全裸の異性に遭遇したような衝撃を受けまして(汗)。 恐ろしいやら、恥ずかしいやら、私が悪い事をしてしまったような・・・。 あの頃から、だいぶ、ふてぶてしくなったので、 もう一度読んでみたら、そこまでビクビクする事なかったかも、 と評価が変わるかもしれません。 ※村上春樹「海辺のカフカ」 翻訳の短いものなら読んだ事があります。 「ノルウェイの森」の良さを熱心に説いていた知人がいたのですが、 その方のイメージがあまり良くなくて(ゴメンナサイ)、 「こういう人に人気がある小説なのか・・・」とゲンナリしてしまいました。 人気があるのは知っていたけど、 あえて手に取る気がしない作家でした。 私自身も偏屈なので、 「あんな偏屈が読む作家なんて、読む気がしない」 と私の好きな作品の逆広報になっているかもしれませんが(笑)。 知らなかったけど、私の友人がファンだったり、 池上冬樹が「30周年のベスト30」で、 「風の歌を聴け」を挙げていたり・・・ 最近ではだいぶ誤解も解けて、前向きに読む準備が整いつつあります。 初長編が「海辺のカフカ」というのも難易度が高いかもしれないので、 「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を先に読もうかな、 と、ぼんやりと思っているところです。 それでは長々と失礼しました。

alchera
質問者

お礼

あぶない……(^_^;)。締め切らなくて良かった。 「ハイペリオン」8巻もあるんですか~?それはかなり……手ごわそうですね。(面白かったらいいけど、そこまでじゃなかったらどうしたらいいんだろう?) 「失われた時を求めて」をリストアップしたときに、10巻?(でしたっけ?)ということを初めて知って、絶句したことがありますが…… 「嵐が丘」はコドモの頃に読んだからなあ。ワタシ的にドロドロっていうのとも違ったけれども。ただ重くて暗いのは間違いのないところ。読んであまり楽しい気分にはならないんじゃないでしょうか。 「竜馬がゆく」を読むには、本読み避暑を敢行してしまったらどうでしょう? ホテルを予約する(近場で充分)→全巻抱えて泊り込む→ホテルに籠り、一気に読み終わる(食事もルームサービス?) これで完璧(^o^)。一度やってみたいものですねー。 たしか井上ひさしがドストエフスキーを絶賛して、「死ぬ前にあれだけ面白い小説を書きたい!」と言ってたんじゃなかったかなあ。かなり若い頃のエッセイで。 こちらでも何人もの方のお墨付きだし、期待が高まりますね(^o^)。 実は売れもん嫌いなので、村上春樹が読みたいかというと、大して読みたくもないのです。(あっ(^_^;)) でも評価は高いようだし、村上チルドレンなんて言い方もちらほら聞くし……。読んでみなきゃあかんかなあ、と。ここまでしぶるなら別に読まなくてもいいんですが。読んでみたら「すっごく面白かった!!」ってことになればシアワセなんだけどなー。 >「これを読み終わったら、合田警部補とお別れ・・・」 >するような気持ちになって、さみしくて、さみしくて・・・。 いやいや、もうオトナなんですから。読みましょうよ。 でもわたしも同じような感情で、読み終われず、数ページ残したままの本がありました。お気持ちはよくわかります。コドモの頃の話ですけれどね(^o^)。 ご回答ありがとうございました。

回答No.18

中学時代からの宿題、橋本治の「窯変源氏物語」ですかねぇ。5巻くらいまでは読んだと思うんですけど……挫折。源氏物語は、瀬戸内寂聴の訳本も読んでみたいんですけど、なかなか時間がありません^^; あとは、明治~昭和初期の文学作品全般。タイトルは知ってても読破したものはあまり……太宰治の「人間失格」くらいですか(高校時代に真っ先に選んだのがこれというのもどうかと思いますが……)

alchera
質問者

お礼

あぶない……(^_^;)。そろそろ〆ようと思っていました。 5巻まで読んで挫折は惜しいですねえ。どうせ挫折するのなら、1巻の時点で……って、違うか。 わたしは冊数の少なさで選んだ与謝野訳が初源氏でしたが、けっこうはまりました。読みやすさで田辺訳も好きですねー。橋本訳は……その前に桃尻語訳がかなり流行ったじゃありませんか。ああいうのダメで、どうも苦手(^_^;)。 わたしもその辺りはかなり抜けてますねー。世界の方も抜けてるけど……。 一応日本文学全集読破を掲げてまして、目下第11巻の正宗白鳥まで来たんですが、年二冊ペースだから、……読み終わるまであと四十年かかります(^_^;)。おいおい。しかし二葉亭四迷や坪内逍遥に目を通せたのは良かったかもしれない。話の種程度に。 お互いガンバリましょう。 ご回答ありがとうございました。

回答No.17

No.11です。 村上春樹の件ですが、短編はお読みになっているとのことでしたので、「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」をすでに読まれているのかなと思いまして「羊をめぐる冒険」をオススメした次第です。まあ、2作とも一編で一冊ですから短めの長編なのかな?「羊~」は上記2作の続きですから。 自分は「ノルウェイの森」から村上春樹作品は読み始めましたけどね。「ノルウェイ~」も短編の「蛍」と関連がありますよね、そう言えば。 正直に言いますと「戦争と平和」は読んでおりません。ですので比べられませんが「罪と罰」はかなり面白いですし読みやすいですよ。「白痴」「カラマーゾフ」よりはダイブ自分には読みやすかったです。というか「白痴」は主人公にどうしても感情移入できなかった。 三島ならオススメは「奔馬」ですが、これは豊饒の海4部作の2作目ですから最初の一冊としては不適当でしょうね。一冊目としてならやはり「金閣寺」か「仮面の告白」でしょうね月並みですけど。

alchera
質問者

お礼

いやいや。そこにあった二冊をたまたま読んだだけなので。(ちなみに「パン屋再襲撃」と「カンガルー日和」) 3部作の3作目ってのは一冊目としてはちょっとあれですよね。やはり「ノルウェイの森」かな。 三島由紀夫は「金閣寺」あたりいっときますかね~。「仮面の告白」は舞台で見たことがあって、先入観が邪魔をするかもしれないし。 再度のご回答ありがとうございました。

noname#19838
noname#19838
回答No.15

No.13です。 失礼、『三枚つづきの絵』でした。「つづき」はひらがなでしたね(本のタイトルは正確に! と)。 >「うおおおお!」と叫んで放り出す。 お気持ち分かります(笑)。わたしもやりかけました。しかし、そこを乗り越えれば何とか! めくるめく言葉の奔流に押し流される快感を味わえます。おいそれと他人に薦められる本じゃないんですが(高いし)、もし興味がおありでしたらどうぞ。白水社から復刊されています。 わりと「読める」ヌーヴォー・ロマンで言ったら、ビュトール『時間割』、ロブ=グリエ『迷路のなかで』、シモン『路面電車』あたりですかね。読むよりも手に入れる方が難しい感じもしますけど。 ヌーヴォー・ロマン自体がもう「ヌーヴォー」じゃない上に、日本側でも平岡篤頼氏がお亡くなりになり、訳せるひとがどんどんいなくなってしまっているので、これらの本はじっくり読めると言えば言えます。 でも、わたしはNo.11さんに畏敬の念を覚えます。『フィネガンズ・ウェイク』、読める気がしません。

alchera
質問者

お礼

そうです、タイトルは正確に!といいつつ、こないだ確認するのを怠って書いたら、本のタイトルの中の句読点の位置を間違えました(^_^;)。 >しかし、そこを乗り越えれば何とか! めくるめく言葉の奔流に押し流される快感を味わえます。 ええ~、ほんとかな~?(疑いのマナザシ) そういう甘言には釣られませんよ!でも挙げていただいたうちの何冊かは図書館にあって、意外に短いものもあったので、一冊くらいはなんとかなるかも……(←釣られてるやんか!) 「ユリシーズ」が有名ですよね。これもなー、心の奥底で気にはなっているのだが、まず読んで愉しいとは思いにくいので、決心がつかない。それから「トリストラム・シャンディ」も。この二冊もやっぱりいつかは、の宿題本だろうか。うーん。 再度のご回答ありがとうございました。

  • tama9n
  • ベストアンサー率38% (48/125)
回答No.14

こんばんは。 小学5年まではかなりの読書家を自負していましたが、その後30年間は「稀読」の生活です。 中学生の頃、国語の先生が「この間、万延元年のフットボールを読み終えたが、これもとても面白かった。」とおっしゃって以来、それは私にとっていつか読むべき作品となりました。 その後、二児の父となってから二度読みました。しかし二度とも数ページで挫折しています。 大江作品は、読めぬわけではありませんがその魅力を解するには私は未熟に過ぎるのだと、ひとり納得しています。

alchera
質問者

お礼

おや、かなりブランクがありますね~(^o^)。 わたしは大江健三郎を読んだことがないのですが、……ほほー、アマゾンでは彼の代表作だと言っていますね。しかも少々長め。タイトルから想像していたのは、わりと軽めの話なのですが、あらすじをみると思いようだし。やっぱりちょっととっつきにくいかな? わたしはとりあえず「ピンチランナー調書」をリストアップしているのですが。それが面白かったら、これも候補に入れてみようかな。 ご回答ありがとうございました。

noname#19838
noname#19838
回答No.13

クロード・シモン『アカシヤ』ですね。 ヌーヴォー・ロマンは時間がかかることが分かっていて、おなじ作者の『三枚続きの絵』も読み切るのに3ヶ月かかったこともあり(なにせ1時間に3ページくらいしか進まないし、なんども同じページに戻らないといけないし)、なかなか踏み切れない部分があります。 しかし、2万円も出して買ったんだから読まないとな……。 と、質問者さま策略にかかってみることにします(笑)。

alchera
質問者

お礼

いやー、わたしはこういう類は、まず絶対に読めません(^_^;)。多分何ページか読んだところで「うおおおお!」と叫んで放り出す。 「三枚続きの絵」面白かったですか?面白かったかと訊くべきではない本なのかな。興味深かったですか?かな。でも二冊目に取り掛かろうとしているということは、得るところがあったってことですよね。 がんばって下さい(^o^)。 ご回答ありがとうございました。

  • star81
  • ベストアンサー率16% (266/1650)
回答No.12

私も色々ありますが・・・。 まずは「風と共に去りぬ」 古本屋でセットで廉価だったので買ったのですが、そのときはまだ他の本を読んでいて・・・。まあ安いという理由で先に買ってしまったということです(苦笑)。 次は「平家物語」 これも古本屋で買いました。セット売りではなかったのですが、1冊100~200円くらいでしたので、まとめて買ってしまいました。1冊目は3分の1くらい読んだのですが、なんか難しく感じてきて・・・。 あとは「天声人語」 これは文庫版で4冊にわかれていました。まあ天声人語はいいことが書いてありためになると聞いていたので少しは読んだのですが、どうも・・・。 この本は普通の書店で買いました。ちなみに今は絶版になっていました。今となっては希少価値になっているので読まないとな~(笑)。

alchera
質問者

お礼

「お買い得」に弱くていらっしゃるのですね(^o^)。 平家物語は色々ありますよねー。わたしはこういう古典物を考える時に迷うのですが、やっぱり古文の状態で読まないと「読んだ」とは言えないものでしょうかねえ?よく考えてみると、わたしは「源氏物語」の原文は古典の授業くらいでしか読んでいないのですが、田辺訳と与謝野訳で、もうすっかり「読んだ」ことにしてしまっている。 ……あ、「訳」ならいいのか?でも、どちらも忠実に訳しているわけではないしなー。小説になったもので読んだと言ってしまえば、マンガになったものを読んでも「読んだ」になっちゃいそうですしね。 かといって、専門の学者が学問的に忠実に訳したものを読んだとしても、さて、どちらが原文の精神に迫っているか、という疑問もありますよねー。 何かちょっと話題がずれましたが。 わたしは個人的に、新聞記者出身の作家があまり好きではないようです。なので天声人語もどうだろう。苦手かもしれない。わたしの代わりにがんばって下さい(^o^)。 ご回答ありがとうございました。

回答No.11

マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」 埴谷 雄高「死霊」 ジェイムス・ジョイス「フィネガンズ・ウェイク」ですかね。 とくに「死霊」は完結したら読もうと思っていたんですがねぇ。 ちなみにドスの「罪と罰」は大変面白いですよ。三島も読みやすい文章ですし。春樹の長編なら「羊をめぐる冒険」が一押しですね。 質問者さんがおいくつなのか解りませんが、特に長編モノは若いうちの方が体力もあって読みやすいと思いますよ。

alchera
質問者

お礼

でましたね・その2「失われた時を求めて」。これもリストアップはしているのだが。(でもこれは、読む自信が実はない……。全集で10巻ってのを知った時、はっ!?と絶句しましたよ) 埴谷雄高もノルマの日本文学全集に入っているので、二十年くらいの間には読むつもりで。 「罪と罰」は「戦争と平和」に比べてすらすら読めますかねー。長年の宿題本であった「戦争と平和」、こないだ読んだのですが、何もここまで長く書かなくてもなーと思ったので。ドストエフスキーの方が、話がちゃんと動くようなイメージがあるけれども。 村上春樹は「ノルウェイの森」あたりが妥当かと思っていたのですが、どんなもんでしょう。売れもん食わず嫌いなところがあるので、どちらかというと「羊をめぐる冒険」の方に好意をもちやすいかなー。うーむ。 ご回答ありがとうございました。

  • gulgul
  • ベストアンサー率33% (56/166)
回答No.10

ギボンの「ローマ帝国盛衰史」です。 岩波文庫全10巻が箱入りで再発されたときに買い、 しばらくそのままになっていましたが、 ある手術を受けることになって入院するときに持って行きました。 結局3週間ほど入院していたのですが、ほとんど読まずに退院・・・ また入院でもしたら読もうかなぁ

alchera
質問者

お礼

やはり出ますね、「ローマ帝国衰亡史」。わたしもリストアップしています。ちなみに「衰亡史」ですが、昔から「何で衰亡の方だけに焦点を当てたんだろう?」という疑問が去らない。公平に見れば、盛衰であるべきじゃないですか、ねえ。 しかし3週間の入院でお読みになれないというのは、実は重症かも……(^_^;)。まあこういう重め・硬めの本は、気力体力充実している時じゃないと読みにくいですけれどねー。また入院の折などとおっしゃらず、フト手にとってみては。 ご回答ありがとうございました。

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