[入試部]
「生徒集め」は入試部の担当ですが、入試部の主要業務は生徒集めではありません。
入試に直接関係する業務では、入試日の設定、入試方法(推薦、AO、センター利用、一般)の策定、入試科目の設定、志願者受付、会場の設営、受験生の管理、試験問題の作成と印刷・保管、採点、合否判定、合格発表、などなどがあります。もちろん、入試部だけではできず、学部と相談することも沢山あります。地方会場で試験するときは、会場の借用や設営、試験監督の宿舎の手配、問題・解答用紙の輸送など、こまごまとした業務が会場の数だけあります。
入試期間以外では、入試の広報が中心です。募集要項・願書の作成・販売、パンフレットの作成と配布、ウェブページの作成と管理、受験産業への宣伝などがあります。
ご質問の「生徒集め」ですが、もちろん入試部員が手分けして高校を回り、特に進路指導の先生に宣伝を行います。また、入試説明会を地区別に開催し、高校の進路指導の先生に集まって貰って昨年度との相違を中心に説明します。
[就職部]
「就職指導」の中で、企業情報のデータベース化が重要です。
まず、企業に案内を送って求人票を送付してくれるよう依頼します。集まった求人票と企業情報(発展性や財務状況など)を統合してデータベース化します。データベースには過去の受験状況・採用状況なども入れます。学生が就職部を訪問するように周知し、これらのデータベースを用いて適切に指導します。
また、就職講座の開催、模擬試験の実施と得点の分析なども重要な就職指導の一環です。
企業を回っての大学の宣伝も重要です。また、卒業生を採用してくれた企業を訪問し、卒業生の評判や大学への注文も聞きます。これらは学部の教員と共同して行う必要があります。
就職実績(内定率)は大学の重要な宣伝ポイントですから、内定の報告を怠らないよう学生に周知し、統計データを作成します。内定報告のない学生は呼び出して状況を尋ね、適切にアドヴァイスします。
これらからわかるように、入試部も就職部も単なる営業活動ではありません。高度の事務処理能力が要求されます。
いかに目標を設定するか、その目標が実現できる優秀な企画をいかに立てるか、その企画が成果に結びつくよう地道に努力するかです。
お礼
詳しくありがとう!!