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ベートーベン 第9について
有名なベートーベン第9の皆さんの感想を聞かせてください。 できれば、第1章から第4章まで分けて書いていただけると嬉しいです。 よろしくお願いします。
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- Sengataki
- ベストアンサー率18% (27/144)
57歳男性です。ベートーベンが亡くなった年齢です。 第9は好きで良く聴いています。 この曲全体のモチーフは「愛」だと思います。 第1楽章:父の愛 人生はかく厳しいという教えを冒頭からたたき込みます。 いくら努力していてもそれに増す試練はやってくるものだ。 後半では、幸せ、安穏と思われる生活に忍び寄る試練を 教えています。 この楽章を怠けている時に聴くと正直凹みます。 第2楽章:兄弟姉妹、友達の愛 それぞれが個性を発揮して楽しい人生 ティンパニにも活躍する場がある 第3楽章:母の愛 いかなることも受け入れてくれる母の愛情。 時には涙を流し、時には厳しい眼差しを向けるが 底にあるのは決して裏切ることのない愛です。 第4楽章:人類への愛 個人的な、時代的な、愛に囚われず、古今と未来の 人類を愛せよ。そうすることによって、神に 限りなく近づけるのだ。 ざっと、こんな印象です。 クロイツエルソナタや田園交響曲が小説になっているのに どうして、第九は小説にならないのか? 不思議に思いませんか? たぶん、それは、あまりにも普遍的なことだからでしょう。 個々の人の人生が、同じ軌跡を辿っているからではないでしょうか。
質問の意図に合っているかどうか判断しかねますが、第9は通勤の車内でほぼ毎日聴いています、「カラヤン&ベルリン・フィル」です。やはり、第4楽章が大好きで感情移入して聴いているといまだに涙がボロっといくことがあります(特に最後んとこ)。これとDVDの「小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラ」が私のソースですが、小澤征爾はカラヤンのお弟子さんだったらしいのでこの二つはテンポ・強弱のつけ方が非常に似ています(もちろん1つ1つの音は演奏者さんの技術・クセなどで違うんですが)。そのせいだと思うんですが、ふいに違う指揮者の演奏を聴いたりすると非常な違和感をおぼえます、「ホントに同じ楽譜なの?」って思うことすらあります。指揮者で全然変わってしまうんだと思うまで聴きこんだのが第9だったのでつい投稿してしまいました、お邪魔だったかもです。(年末のN響の第9は皆さんどう思ったんでしょうか?私は正直イマイチでした。)
- jupitan
- ベストアンサー率36% (227/616)
{シラーの「歓喜に寄す」を終末合唱にもつ、大管弦楽と4声の独唱と4声の合唱のための}・・・文字通り、ベートーヴェンの音楽の集大成であり、あらゆる音楽的な創造と実践、そこには崇高な精神世界と苦悩の末、人生を勝利で飾るという強い意志がこめられています。青年時代のベートーヴェンがシラーの詩に感銘を受けてからこの曲が完成するまで30余年の時を要したわけですが、「人類の歓びと平和」をうたいあげた偉大な交響曲は全人的なスケールでいつの時代も常に我々に深い感動と勇気を与えてくれる、まさに「人類の至宝」だと思います。 さて、各楽章の感想(私感)を簡単に述べます。 尚、この曲は決して「標題音楽」ではありませんのであくまで私感としての範疇とご理解下さい。 第一楽章・・・生まれ出ずる悩み、苦悩、試練、挑戦 第ニ楽章・・・快楽、悦楽、ユーモア 第三楽章・・・愛情、安堵、優しさ、楽園 第四楽章・・・回想、そしておおらかに人類の歓びと平和を歌い上げる この曲自体、ベートーヴェンの人生そのものでもあり、かつ普遍的に我々にもあてはまるのでは?・・・と思います。
- bari_saku
- ベストアンサー率17% (1827/10268)
きちんと数えたことはないですが、第九は30回以上は歌ってます。 第九一曲、丸ごとの感想は難しいのでは? 第九の楽譜は色々な版があるのですが、その比較のみに終始した内容で、一冊本が書かれているくらいですから。 「○楽章の○のメロディーについて」という質問でしたら、回答がつくかもしれませんが… CDが置いてある図書館に行けば、必ず所蔵していると思いますから、まずは聞いてみて下さいな。