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風邪薬はきくのか?
以前、風邪のウイルスを退治する薬を発明したらノーベル賞ものだ、という話を聞いたことがあります。つまり、風邪を根本から治す薬というのはないのですね。しかし、なぜ医師は風邪の患者に炎症を抑える薬を出すのでしょうか?一時的に症状は緩和されますが、これは人間の持つ自然治癒力(例えば発熱でウイルスを死滅させたり、咳で異物を外に出したり)を拒否しているともとれます。即ち、逆に治るのが遅くなるのではないかと思うのですが、どうでしょう?医学に詳しい方、教えて下さい。
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ほとんど、皆さん御指摘のとおりだと思いますね。 ご承知のとおり、風邪は、上気道の粘膜上皮にある種のウイルスが感染することによって、起こるものです。したがって、体内のウイルスを死滅させない限り、根本的に風邪を治すことはできません。ところが、ウイルスは、単独では生存できず、他の生物の細胞の中に寄生する事によって、生命活動を営んでいます。そして、ウイルスに感染した細胞だけに選択的に作用し、未感染の細胞には作用しないという薬剤を作るのはきわめて困難です。これが、風邪の特効薬ができない最大の理由なのです。(ちょうど、ガンの特効薬ができないのと同じです。がん細胞だけに選択的に作用し、正常細胞には一切作用しない薬剤を作るのはきわめて難しく、このために多くの抗がん剤は重篤な副作用を伴うのです。) ですから、皆さんおっしゃるとおり自己の免疫力に頼るしか、直す手段はありません。そのためには、適切な環境下での安静というのが、唯一にして最高の治療法ということになります。 では、なぜ医師は風邪の患者に対して薬を出すのでしょうか。いくつか理由が考えられます。 (1)苦痛を緩和することで、安静を取るのを助ける。 (2)患者の希望(何か薬をもらわないと、受診した意味がないような気がする。) (3)医療機関の収益確保 などが考えられると思います。 ただ#11の方がおっしゃっていたように、大事なのは風邪なのか、他の重篤な病気の初期症状なのか鑑別診断なのです。したがって、安易に風邪と決め付ける素人診断は避け、症状の進行が普通でないと思ったら、早期に受診するようにしましょう。
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- tyoffice
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シマカンギク(不知火菊)に就いて記述してりる、tyofficeです。 シマカンギクこついて・・・・ キク科の植物です、日本では、本州の近畿地方か ら四国・九州にかけて分布している、栽培菊に似 ております葉、小輪の花、香りが高い菊です。 頭状花冠は黄色が普通ですが、白色の物もありま すこれは小さな白菊を思わせます。 和名は「島寒菊」の意味で、又の名を「ハマカンギク (浜寒菊)」とも言います。 私は、九州の住人ですので、県内の五家荘の山 奥まで広く見られます。 シマカンギクは、この花序を苦ヨクと言って、漢方で悪 性の腫れ物や瘰癧の薬とする、香りの良い花に は精油の中にカンファー、テトラコサン、ヘキ サコサン、又、キクケトンを多く含んでおりま す。 民間薬として、この花を水蒸気留して取れた精油を菊油 と言い、霍乱や腹痛に内用したり又、外用とし て、切り傷等に塗り薬として用います。 もともと、中国では、菊の花を乾燥した物を、菊花とか 甘菊花といって、漢方薬として用いたもの「神農本草経 」の上品に収められた大切な薬です。 現在は、九州で薬用菊として栽培しているものです。 その他、資料も沢山ありますが、これ位で、お解かりと 思いますので、この程度にしておきますが、この他の薬 草についても、大学(薬学部・子供達3人共薬剤師)で の薬草の研究を致しておりますので、疑問等が有りいま したら問題提示ください。
お礼
詳しい解説ありがとうございました。
- tyoffice
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風邪には、シマカンギク(不知火菊)が一番です。 インフルエンザの猛威でも、何ともありませんでした、私の体験でも、シマカンギクの効果が一番ですし、他の余病も抑制されております。
お礼
シマカンギクですか。どのような有効成分が入っているのでしょうか?よろしければメカニズムを教えていただけますか?
#8、#9のものです。 予防接種は積極的に受ける考えとのこと。 という事は予防接種は当然副作用もあるが、副作用が起こる確率よりも病気を予防できる確率の方が高い、副作用のことを考え合わしても予防接種を受ける価値がある。ということですよね。 風邪の時の抗生物質も同じだと思います。 風邪の最近による二次感染は起こるか起こらないかわからない。でも起こる可能性が低くはない限り、抗生剤を使って予防する価値は十分にあると思います。 ウイルス感染の風邪よりも細菌の二次感染の方が症状も重く治りも遅い。 そうなる前に予防する価値はあるのではないでしょうか。 成人はともかく、子供や高齢者は風邪により細菌の二次感染を起こしやすいです。 確かに抗生剤の間違った使い方は耐性菌を産むことにつながります。だからこそ、医療の知識が乏しいものが自己判断で薬を服用したりしなかったりすることは危険なのではないでしょうか。 どうしても納得がいかないのであれば、自分自身で徹底的に勉強して知識を得た上で、薬を処方する医師に直接疑問をぶつけるべきだと思います。 自己判断は間違った結果を生むかもしれません。 風邪による抗生剤の服用は専門家の間でも賛否両論あるようですね。 肯定派としての一意見(あくまで個人的な考え方)として受け止めてくださいね。 余談ですが。 症状を緩和させる薬に対しても正しく使うなら使った方がいいという考えの人間ですが、一つだけ抵抗があるものがあります。 咳止め、いわゆる咳中枢に作用する中枢系の鎮咳剤です。 咳には原因があると思います。 例えば鼻水が喉に落ちて咳が出ているなら鼻水を抑えてやる方が先決でしょうし、喉咽頭に炎症があるための咳ならそちらの炎症を鎮めてやる。気管支に痰が絡んで出る咳なら気管支拡張剤や去痰剤で対応するのが筋だと思っています。 原因に関わらず咳を止めてしまうことは、体が起こしている自然の拒否反応に反しているのではないかと思います。
お礼
なるほど。確かに、確率は低いですが、二次感染を予防する価値はありそうですね。 ご回答ありがとうございました。
- hubble
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医学的には他の方々が書かれている様に、風邪にかかった時の発熱時に解熱剤を使用するとウイルスの活動を抑えにくくなります。しかし、熱によって食欲が無い、水分摂取ができない、眠れないなどの症状がある場合には、解熱剤でこれらの症状を軽減する事でトータルには患者さんにとってプラスになると考えられます。その為今では、消炎鎮痛剤は辛い時にのみに頓服で使用するのが普通の投与方法です。 臨床医は、科学的知識を背景のもとに、その患者さんの状況を考えて柔軟に対応する必要があると思っています。 辛い症状を自覚している患者さんを前にして、根本療法は特に無いので薬を出さず安静にしていれば良いとの方針が間違いだとは思いません。しかし、全ての患者さんが仕事や学校を休めるわけではありません。医師の論理では、仕事を休んで静かにしていれば良い事になるでしょうが、熱があっても仕事に行かなければならない事もあるでしょう。その辺を臨機応変に対応する事が必要です。 どちらにしろ風邪だけであったならば、薬を服用してもしなくても治るのですから、患者さんの症状が少しでも楽に過ごせて治ってもらいたいように考えるのは間違っているとは思えません。 医師の大切な仕事は、患者さんが本当に風邪であるのか、又はそれ以外の気管支炎、肺炎、心不全、髄膜炎などの多くの病気ではないのかを鑑別するのが最も大切な仕事です。一部の患者さんを除いて風邪の初期には抗生物質はいらないのですから、風邪と判っていれば医師の診察を受けないで寝ててもいいのです。
お礼
理論的でわかりやすい解説ありがとうございます。 ・風邪を根本から治す治療薬はない。 ・風邪薬を飲むと、自然治癒の邪魔になることがある。 しかし、薬を飲むと ・苦痛が和らぐ。 ・安静になり、体力の消耗を防ぐことができる。 これらを総合的に考え、トータルでプラスになるように薬を飲むか飲まないか判断すればよいということですね。 ご回答ありがとうございました。
- nozomi500
- ベストアンサー率15% (594/3954)
>ただ、風邪による合併症はそう簡単に発症するとは思えませんが。 そもそも、風邪ウィルス自体が高熱を起こしているのでなく、細菌類によって起きている熱(防御反応であることにちがいはないけど)だから、抗生剤が効くので、そういう「細菌によって起きている症状」というのは、いわゆる「合併症」の仲間じゃないですか?細菌のレベルによって、肺炎になったり下痢だったり脳膜炎だったりする・・。 >しかし、頭が高温でウィルスより先に参ってしまうような風邪は稀ですよね。そのような重症なら、さすがに解熱剤を服用したほうがよいのでしょうけど。 頭に濡れタオルやアイスノンをのせて気持ちいい、という段階で、すでに頭のほうが参っているんじゃないですか?本能的に気持ちいい、というのは、体がそれを求めているわけだし。
お礼
そうなんですか? ウイルス自体で熱が出ることもあると思うのですが。細菌性の風邪を全て合併症と捉えることはどうでしょう。 風邪による発熱は、38℃くらいまでは我慢したほうが良いという話を聞いたことがあります。体を冷やしたい気持ちになるのも、38℃くらいからですよね。
#8で回答したものです。 snuffyさんは予防接種も認めない派(?)ですか?
お礼
予防接種ですか?積極的に受けるべきだと思います。全ての病気が自然治癒力で治るとは思っていませんし、予防接種で抗体を作り、病気を予め防ぐことができるなら、認めないという理由は見当たりません。
風邪で厄介なのが合併症です。 中耳炎、気管支炎、肺炎など、高確率で簡単に起こってしまいやすい合併症がたくさんありますね。 その予防のためだと私は認識しています。 ならないかもしれない合併症をむやみやたらに予防する必要もないのでは・・・という考え方もあるでしょうが、私は予防した方がいいと思っている人間です。 抗生剤は症状緩和の効果はありません。 解熱剤も含めて症状を緩和する事に対しても私は肯定的な考えを持っています。 自然治癒力を全く無視しているわけではなく、例えば熱が一時的にでも下がったり、咳や鼻水や痛みが楽になることで、食事も水分とりやすくなることもありますし、睡眠が楽に出来るようになることもあります。 その事が免疫の働きにも影響してくるんじゃないかと私は思っています。 少しでも楽になって、食事や水分をとり、よく眠ることは人間の自然治癒力を助けてやることができると思っています。
お礼
なるほど、#8の方と同じく、薬で「楽」にさせることで、良い方向にもっていくのですね。薬も見直しました。ただ、風邪による合併症はそう簡単に発症するとは思えませんが。
補足
↓訂正 #8ではなく#7
風邪をひいて体がえらい←この方言許してね・・こんな人に「全身の抗炎症剤」を出して少し体を楽にさせ、少し睡眠剤も混ざった総合感冒薬を処方する。 現代人に安静にさせる一番簡単な方法です。 snuffyさんがおっしゃられるようにウイルス風邪を治すには本人の免疫力を引き出すのが一番です。そのためには安静が必要ですが、苦しかったりしては安静にも出来ないですからね。結局過剰におこった防御反応は目を摘んでおかないと体が疲弊するわけです。ガーデニングの摘芯と同じです。適度に調整すれば効果は大きくなるんです。熱の下げすぎや下痢の止めすぎなどがいけないと言われる所以ですね。 病院にいくと薬を必ず出るのも訳があります。 余りよく知らない患者さんだと仮定すれば 『病院へ来るということは体が辛いんだろうな』という前提が大きく物を言うんです。辛いという人に寝て直せというのは暴言でしかないから・・ それが機微を知った間柄であれば別です。 今までのことから考えて相手の体力や性格もわかっています。患者が医師を信頼するのと同じように「医師も患者を信頼するんです」 だからこそ「よく見知った家庭医を持て」と口をすっぱく言われるわけです。医師も限られた時間で診る以上当り障りのない診療に終始するのはサービス産業である以上当然事柄です。 いきなり着席と同時に恋愛や哲学を語るキャバクラはないでしょう?(苦笑)。
お礼
前半の部分はよくわかりました。風邪を早く直すために、安静になってもらうために、薬を処方する。妙に納得できました。
- macin_marchan
- ベストアンサー率29% (57/196)
> 「この程度なら薬を飲まないほうが良い」とおっしゃる医者に遭遇してみたいものです。 私のかかりつけの医師は、そーゆー方です。 最初のウチは「明日大事な仕事があるんでガツンと効く薬でどうにかしてください」っていったら、「人間には免疫力があるんだから、黙って寝てろ!」って怒られた事があります。 でも、近所では一番込んでる個人病院ですし、僕が信頼している医師の1人です。 また、仕事柄で各病院の院長クラスの医師と雑談をする機会が多いですが、「呼吸法とリラックス」「漢方薬による自然治癒力の向上」を説明してくれる方は多いですね。 例えば、頭痛は、腹式呼吸による深呼吸とリラクゼーションによる方法で緩和できたりします。
お礼
いいですね、そのようなお医者さんは。商業主義的なサービス業ではなく、あくまで「医者」として貫く姿勢に共感を覚えます。
- haruru007
- ベストアンサー率28% (86/298)
風邪はウイルスからによる感染と、あと雑菌からの感染も否定できないそうです。 そのため肺炎などの予防も兼ねて、抗生物質が処方されます。 と、これは私が看護婦の現役のときに医師から聞いた話です。 私も同様の疑問を持ってました。 ここから先は私の多少曖昧な知識と経験からのものです。 抗生剤は細菌に効果があります。 細菌は細胞壁を持っていて、ウイルスは細胞壁を持ってません。 抗生剤はその細胞壁を壊す作用があるようですから、細菌性の病気には効果がある、というわけです。 だからウイルスには特効薬がない、つまり、風邪のウイルスを退治する薬を処方したらノーベル賞もの、と言われるようです。 風邪はそのため「対症療法」という処置をとります。 咳が出てたら咳止め、鼻水が出てたら鼻水止め、熱があるのなら解熱剤、ってかんじです。 >発熱でウイルスを死滅させたり・・・ っていうことは高熱が出る、ってことですかね? 確かに人間の生態防御反応には熱によってウイルスを死滅させる、っていう機能があるようですが、ほっておくと脳障害が心配になってきます。 ウイルスは普段健康な方だったら、そのうち抗体を作って炎症も治まってくるでしょうから、まずは熱を下げてあげる方が先決だと思います。 (ただし、悪寒・戦慄という場合、熱がどんどん上昇している最中ですので、その時点では解熱剤の効果はあまりないです。高熱になって治まってから使用するといいようです) >咳で異物を外に出したり・・・ これは以前何かの雑誌で読んだことですが、空咳は静めた方が良くて、痰が絡んだ咳は積極的に出していい咳、と書いてあったのを思い出しました。 咳は本人にとって辛いものもあります。 体が衰弱しているときの咳というのは、かなり体に負担をかけます。(咳き込んで眠れないとか、体力の消耗も激しくなるし) そのための鎮咳剤として処方されることもあります。 後者の痰が絡んだ咳は、気管内の粘液などがウイルスを巻き込んで痰として体外に出そう、としているので、その場合はおそらく痰を軟らかくする薬などと一緒に処方されると思います。 風邪は対症療法なので、その症状がなかったら本来は処方しても無意味だと思うのですが、うちの娘がまだ生後6ヶ月くらいのときに突発性発疹になりました。 症状としては発熱と全身の湿疹だったんですが、とある医療センター(そこで出産したため)の小児科にみせたら、なんと解熱剤と抗けいれん剤と痒み止めの他に、痰を出しやすくする薬や風邪薬のようなものも処方されてました。 もちろん、飲ませなかったです。 後で医師に聞いたら、風邪も疑ってたのでしょう?という回答がありましたが、なぜ風邪になるんだ??ってかんじです。 風邪薬は症状がなかったら、別に飲まなくても基本的にはいいと思います。 ただやっぱり気休めの部分は大きいような気がします。
お礼
風邪には細菌性のものとウイルス性のものがあるのですか。知りませんでした。そして、細菌性のものには抗生物質が効くのですね。 ただ、おっしゃる通り、いくら医師が処方したからといって薬を100%信頼することはよくないですよね。 元看護婦さんということで、参考になる意見ありがとうございました。
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お礼
ご回答ありがとうございます。これからは、症状がおかしかったら内科医に見てもらうことにします。肺炎で亡くなる方もいらっしゃるようですしね。