• ベストアンサー

風邪薬はきくのか?

以前、風邪のウイルスを退治する薬を発明したらノーベル賞ものだ、という話を聞いたことがあります。つまり、風邪を根本から治す薬というのはないのですね。しかし、なぜ医師は風邪の患者に炎症を抑える薬を出すのでしょうか?一時的に症状は緩和されますが、これは人間の持つ自然治癒力(例えば発熱でウイルスを死滅させたり、咳で異物を外に出したり)を拒否しているともとれます。即ち、逆に治るのが遅くなるのではないかと思うのですが、どうでしょう?医学に詳しい方、教えて下さい。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • TAHCHAN99
  • ベストアンサー率33% (14/42)
回答No.14

ほとんど、皆さん御指摘のとおりだと思いますね。 ご承知のとおり、風邪は、上気道の粘膜上皮にある種のウイルスが感染することによって、起こるものです。したがって、体内のウイルスを死滅させない限り、根本的に風邪を治すことはできません。ところが、ウイルスは、単独では生存できず、他の生物の細胞の中に寄生する事によって、生命活動を営んでいます。そして、ウイルスに感染した細胞だけに選択的に作用し、未感染の細胞には作用しないという薬剤を作るのはきわめて困難です。これが、風邪の特効薬ができない最大の理由なのです。(ちょうど、ガンの特効薬ができないのと同じです。がん細胞だけに選択的に作用し、正常細胞には一切作用しない薬剤を作るのはきわめて難しく、このために多くの抗がん剤は重篤な副作用を伴うのです。) ですから、皆さんおっしゃるとおり自己の免疫力に頼るしか、直す手段はありません。そのためには、適切な環境下での安静というのが、唯一にして最高の治療法ということになります。 では、なぜ医師は風邪の患者に対して薬を出すのでしょうか。いくつか理由が考えられます。 (1)苦痛を緩和することで、安静を取るのを助ける。 (2)患者の希望(何か薬をもらわないと、受診した意味がないような気がする。) (3)医療機関の収益確保 などが考えられると思います。 ただ#11の方がおっしゃっていたように、大事なのは風邪なのか、他の重篤な病気の初期症状なのか鑑別診断なのです。したがって、安易に風邪と決め付ける素人診断は避け、症状の進行が普通でないと思ったら、早期に受診するようにしましょう。

snuffy
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。これからは、症状がおかしかったら内科医に見てもらうことにします。肺炎で亡くなる方もいらっしゃるようですしね。

その他の回答 (14)

  • hardy50
  • ベストアンサー率29% (221/746)
回答No.4

医学には詳しくありませんが、 最近は薬、特に抗生物質を早く服用させすぎていて免疫力が低下してきているらしいです。 ですからあまりひどい症状で無い限り薬の服用を控えめにする医師も増えてきていると聞きました。 私も医者から薬をもらってもあまり服用しないように心がけています。

snuffy
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。私がそのような町医者に会ったことがないだけで、世の中には確かにいらっしゃるようすね。少し安心しました。

snuffy
質問者

補足

「風邪に薬は必要だ」、あるいは実際に「(薬の強さは変えているとは言えども)基本的にいかなる場合でも風邪薬を処方している」という現役のお医者さんからのご批判をお待ちしています。

  • oponnpo
  • ベストアンサー率32% (155/481)
回答No.3

確かに、西洋医学(私達がふつうにいう医学のこと)は症状を 緩和する方法を取る事が多いですよね。 ソレは、なんと言っても“つらいから”にほかなりません。 痛ければ痛み止め、熱があれば解熱剤etc... 実は私も医療関係の仕事をしていながら、snuffyさんと同じようなギモンを持っていて、特に“総合感冒薬”なるものは飲みません。 ある研修で、西洋医学以外の医学について少し講議を聞いたのですが、ヨーロッパなどで盛んな 『ホメオパシー』という医学は、生命の営みに 逆らわない方法、という考え方で、 熱が出て抗体を形成する段階だとわかったらむしろ、身体を暖めて発熱を促すとか。これを“同種療法”といいます。 興味があったらホメオパシーで検索されるとヒットしますよ。

参考URL:
http://www.poporo.ne.jp/~shinkyu/homeo.html
snuffy
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 私は、西洋医学をけなして東洋医学を奨励するためにこの質問を書いたのではありませんが、西洋医学にこのような考え方があったのですね。参考になりました。

回答No.2

要は、風邪を患っているときの「体力消耗」が「免疫力」の低下に繋がるので症状として現れている「発熱」「咳」「その他炎症」を緩和して体力と免疫力を正常値に戻すといった様なものではないでしょうか? それ故、医師は患者の症状を聞き患者にあった「最小限の薬」を処方するのだと考えます。

snuffy
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 なるほど、理にかなってますね。それでは発熱や咳などによる「体力消耗」が、「免疫力」の低下に繋がるおそれのないほどの軽症の(といっても大部分の風邪が軽症でしょうけど)風邪ならば、薬を飲む必要ないということですね。 しかし、私が風邪で病院に行くと、どんな軽症でも必ず薬を処方されます。少なからず(薬を飲んでる間は)熱を下げたり咳が止まったりするわけです。これは、病院に行ってるのだから薬を出されて当たり前という患者と医者の、期待感と怠慢の図式の表れではないでしょうか。一度くらい、「この程度なら薬を飲まないほうが良い」とおっしゃる医者に遭遇してみたいものです。

  • nozomi500
  • ベストアンサー率15% (594/3954)
回答No.1

こまかいことをいえば、ウィルスは「生き物」でないから「死滅」はしない、というのがあります。だからこそ退治する薬がない。 治癒能力は「発熱」だけに限らないし、頭が高温でウィルスより先に参ってしまうこともあります。咳も、それで異物がすべて出せるわけでなく(何かが詰まっているのならともかく、風邪で咳が出るのは)、そのせいで眠りがとれず体力を消耗して、回復が遅れる事も有ります。このへんの兼ね合いがあるから「医師の指導で」服用するのではないでしょうか?

snuffy
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 しかし、頭が高温でウィルスより先に参ってしまうような風邪は稀ですよね。そのような重症なら、さすがに解熱剤を服用したほうがよいのでしょうけど。

関連するQ&A