こんにちは。
私も理系の大学院を出ていますが、もう前の事なので現在の授業とか直接知っている
わけではありませんが、それほど変わっていないでしょう...
こういう考えもあるんだくらいに読んで貰えばいいです。
質問中の充実って・・・大学院に進学すれば勉強する真の意味が得られるか?ってこと
でしょうかね...そんなのは結局自分自身に掛かっていると思います。
教授によっても多少違うでしょうが、見つける気が無い者は目の前の宝石だって気が付
かないのと同じで、手助けはしても、学部を卒業した20才を過ぎた者を手を引いて拾わ
せてくれるところではないです。
私は、事情が許すなら大学院は進んだ方がいいと思っていますが、それは専門知識を
学ぶためでは無いです。(勉強しないと言う意味では無いですよ。自分の専門分野を体
系的に学ぶのは、大学、大学院の大切な役割だと思いますから)
勿論、学部生の時よりも掘り下げた研究をして、就職してからもその知識が活かせれば
いいんでしょうが、それは学校に残り研究するしか無いと思います。一般企業でも一生
研究員を行うと言う道はありますが、利益を考えずにお金を出してくれるところはないで
しょう...
では、大学院での勉強の真の意味は?と言う質問は、社会に出て何か問題にぶつかっ
た時に、色々な視点から問題を考える事が出来る頭と最後まで諦めない根性を養うため
だと答えます。ですから、大学院を出た価値は自分自身によって決まると思っています。
私は、学部の1年の時からゼミに入って研究をしていましたが、勉強全般に関してはそ
れほど真面目では無かったですよ。
それでも、自分の研究は好きでしたので、漠然と大学院に進学して研究したいと考え、
実際に進学して休みも無いくらい研究に取り組んで充実した生活を送りましたが、そん
な中でふと思ったのは、社会に出るなら今の研究と関係無い道に進んでもう一度自分
を試そうかと言う考えでした。学部の時はメーカーの研究所などを希望していた人も、
大学院で学ぶ中で違う道に進んだ人も多かったです。
そんな考えで就職活動を行って、私は学生の時にはあまり考えなかった職に就いて
います。仕事は転勤の度に内容が変わったりして、その度に0から勉強していますが
楽しいです。(勿論、根っから研究職が好きな人には耐えられない事かもしれないですが)
まあ、社会に出てみれば感じると思いますが、常に勉強です。別に、大学卒業までの
知識で食べて行ける訳でもありません。ですが、遊んできた人が社会に出てから勉強
するぞと思っても、すぐに習慣が身に付く訳でも無いですし、勉強してきた人はどんど
ん先を歩いて行ってしまいます。
最後に、大学(院)生としての勉強に望む姿勢ですが、どんな研究でもいいので、自分
の頭で考えて(課題などをここで質問するなんてとんでもない...調べるか友人と議論
して下さい)精一杯勉強に取り組んで下さい。それに、教授に代わって学部生を指導す
る事は院生の大切な勉強です。
そうすれば必ず社会に出てから自分の身になっていることを実感出来ると思います。