既に回答にある「円安バブル」は本当に起きています。
何故「円安バブル」と言えるのかを説明します。
1:心理的なバブルの面
現在は、FX取引を中心にグローバルキャリートレード(高金利通貨をロング、低金利通貨をショートにして。金利差を得る目的の取引)が注目されています(以下キャリートレード)。
FXを取引している人たちは「1$=79.75円を超える円高はもう有り得ない!」「1$=100円突破なんて考えられない」なんて発言が為替のカテゴリーで良く見られます。
こう言う人たちが沢山出てきて、皆でキャリートレードに熱心で、それがFPまでも広がっています。
これはハッキリとバブルだと断言できます。
「相場に絶対は無い」「相場は相場に聞け」の意味を理解していないから「1$=79.75円を超える円高はもう有り得ない!」なんて発言が飛び出すのです。
実際に米国で起きた「ブラックマンデー」の少し前までは知識の偏ったFPが多数出現し、「ブラックマンデー」の後に残されたのは淘汰されたFPと顧客との「訴訟」だったと言われています。
だから「相場に絶対は無い」「相場は相場に聞け」・・・この2つは肝に銘じるべきなのです。
2:理論的な為替で見たバブル
実質実効為替レートで見ると実に21年ぶりの円安ですが、米国高金利時代の方がもっと円安でした。
>バブル再現を予防するって無理があるよねえ。
日銀が為替に大きな影響を及ぼさないように、ゆっくりと利上げをする事で、徐々にキャリートレードを解消するように誘導すれば良いのです。
それが出来れば「いきなり1日10円もの円高」なんて心配事は無くなると思います。
いずれにしても日銀が市場の意識をゆっくり変えるような金融政策が必要です。