他の回答者様が、たいへんバラエティに富んだ優れた作品を挙げてくださっていますね。
今までに挙がった中で、『ジャン・クリストフ』『魔の山』『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』などは、いずれも大長編なので、時間が取れる高校生のうちに読んでおくことをお勧めします。
質問者さんは高1ということですので、私がお薦めするなら、以下のようなものになります(特に薦めたいものには、直前に*をつけました)。
・ドイツ
トーマス・マン *『魔の山』 『ブッデンブローク家の人々』
シュトルム *『みずうみ』
ゲーテ 『ファウスト』 *『ヴィルヘルム・マイスターの修行時代』
グラス 『ブリキの太鼓』
ヘッセ *『車輪の下』
カフカ *『変身』
ケストナー 『動物会議』 『ふたりのロッテ』
・フランス
カミュ *『異邦人』 『ペスト』
マルタン=デュ=ガール *『チボー家の人々』
ルブラン 『怪盗ルパン』シリーズ
ヴェルヌ *『海底二万マイル』 『神秘の島』
ジッド 『田園交響楽』
デュマ *『三銃士』 *『モンテ・クリスト伯(別名:岩窟王)』
コクトー 『恐るべき子供たち』
サルトル 『嘔吐』
・イギリス
ゴールディング *『蝿の王』
トールキン *『指輪物語』
スウィフト *『ガリヴァー旅行記』
ディケンズ 『二都物語』 『オリヴァー・ツイスト』
オーウェル *『動物農場』
クリスティ 『そして誰もいなくなった』ほか
E・ブロンテ *『嵐が丘』
S・ブロンテ 『ジェイン・エア』
ゴールズワージー 『林檎の木』
・北欧
アンデルセン 『絵のない絵本』
ラーゲルレーヴ *『ニールスの不思議な旅』 『エルサレム』
ラーゲルクヴィスト 『バラバ』
・その他ヨーロッパ
セルバンテス *『ドン・キホーテ』
アミーチス *『クオレ』
ハシェク 『兵士シュヴェイクの冒険』
・中国
古典ものでは 『西遊記』 『水滸伝』
老舎 *『駱駝祥子(らくだのシァンツ)』
魯迅 『阿Q正伝』
金庸 『射■(しゃちょう)英雄伝』(■=「周へんに鳥」)
・ロシア
トルストイ *『アンナ・カレーニナ』 『イワンのばか』 『戦争と平和』
ドストエフスキー *『カラマーゾフの兄弟』 *『罪と罰』
ツルゲーネフ 『父と子』
チェーホフ *『桜の園』 『かもめ』
ソルジェニーツィン *『イワン・デニーソヴィチの一日』 『ガン病棟』 『マトリョーナの家』
・米国
ヘミングウェイ 『老人と海』 *『武器よさらば』
スタインベック *『怒りの葡萄』 『ハツカネズミと人間』
フォークナー 『八月の光』
インガルス=ワイルダー 『大草原の小さな家』シリーズ
ポー 『アッシャー家の崩壊』
ベロー *『この日をつかめ』
・中南米
ボルヘス 『伝奇集』
ガルシア=マルケス *『百年の孤独』 『予告された殺人の記録』
アストゥリアス 『グアテマラ伝説集』(集英社文庫『ラテンアメリカ五人集』の一部)
・その他
『千一夜物語』
なるべく世界各地から、児童文学あり、大衆小説あり、純文学ありのノンジャンルで選んでみました。
内容も、そうとう癖の強いものから、あっさりとした作品まで、バランスよく選んでみたつもりですが、私の好みが相当反映されたものになってしまっています。
中には、邦訳がなかなか手に入らないものもありますが、あちこちの図書館や古書店で探すと見つかると思いますよ。
もちろん、これらのほかにも、優れた文学や面白い小説は多々ありますので、知らない本でも積極的に手にとって見てください。
シェイクスピアについては、#1さんが代表作を選んでくださっていますので、それに従えばよろしいでしょう。もちろん、シェイクスピアの作品は、どれをとっても文学的に優れたものといえますので、お薦め以外のものも読んで損はありません。
お礼
早速の回答、ありがとうございます!