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主文後回し
通常、判決というのは、「主文」→「理由」ですよね。 でも、世間的に注目されている判決公判の場合、主文を後回しにして、理由を延々と述べる場合があります。 午前中でも終わらず、休憩を挟んで夕方近くまで掛かる場合も少なくありません。 どうして、大きな裁判の場合は主文が後回しになるのでしょうか? また、後回しにするかどうかの基準があるのか、後回しにする決定者は誰なのか、ご存知の方教えてください。
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主文を先に言い渡してしまうと、被告人が動揺などのため判決理由をよく聞かなくなり、上訴の機会を保障できなくなるおそれがあるために、死刑の場合は主文(刑種や刑期の言い渡し)は後回しにされるのが慣例となっているそうです。
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- rokosuke
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ロコスケです。 主文が先か、理由が先か? くだらない例で申し訳ありませんが、修理屋さんで考えましょう。 クーラーの修理でメーカーの技術者が故障した家を訪れます。 そして修理しました。 この修理代金が高額な代金となった場合、金額よりもどこが故障していて どの様な修理をしたのか説明した上で金額を告げるケースが多いです。 安く済んだ場合は、金額を告げて修理内容を説明する場合が多いです。 あくまで傾向ですが . . . 刑事裁判の場合、これまでの回答者様の返答内容で十分だと思います。 質問者様が例に出された静岡地裁の判例の件ですが、殺人だけで無期懲役、それに強盗が付いているんで本来ならば、限りなく死刑なんですが、 情状を考慮して死刑を回避したのでしょうね。 本来なれば、死刑相当という意味で主文を後回ししたと考えられます。 これからも、この手法を裁判官は取ると思われます。 一般に国家権力を行使する場合には、相手の都合は考えない場合が 多いですね。(笑) 考えていたら行使できない?
- kanpyou
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言渡しの順序についての法律、規則は無いので、裁判長の裁量によります。
お礼
ご回答ありがとうございます。特に決まりはないんですね。よく分かりました。
補足
あれからインターネットで軽く調べてみたら、本年(H18)6/12の静岡地裁で強盗殺人事件の判決では、主文を後回しにしたにもかかわらず、無期懲役という事例があったようです。ちなみに、共同通信は「極刑が予想」と速報してしまったそうです。 主文後回しは裁判長の裁量、ということは、この裁判の場合は、竹花俊徳裁判長個人の問題なんですかね? 私は犯罪者をかばう気持ちは少しもないのですが、もし「死刑=主文後回し」が慣例なのであれば、いたずらに被告人を脅かすような感じで、いかがなものかと思いました。 まあ、個人攻撃は、質問趣旨やマナーから外れますので控えますが。 他にもこんな例(慣例に反した例:後回しなのに無期、死刑なのに後回しなしなど)があるのでしょうか?
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 >死刑の場合は主文(刑種や刑期の言い渡し)は後回しにされるのが慣例となっているそうです。 ・ということは、逆に言うと、後回しの場合は死刑であることが丸分かりですよね。結局同じことではないかと思うのですが。