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体液の浸透圧について
体液の浸透圧は一定に保たれていると、 教科書にはかいてあります。 もし、浸透圧が高くなりすぎたり、低くなりすぎたら、 ヒトはどうなってしまうのですか? どなたか、教えてください。
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獣医師です。基礎的な生理学はあまり憶えていませんが・・・ 体液(主に血液)の浸透圧が高くなる、すなわち高張になると細胞内の水が細胞外に出ます。食塩の過剰摂取やリンゲル液の過剰投与、腎障害などによって起こります。 体液の浸透圧が低張になると逆に細胞内に水が入ります。重度の発汗によって体液のNaClが失われる時に起きやすくなります。 浸透圧性濃度が上昇し、細胞内液が細胞外液に流出すると、体液量が増量することになり、心機能に負担がかかり、うっ血や全身性の浮腫、呼吸困難などを引き起こします。 逆に浸透圧性濃度が下降し、細胞外液が細胞内に流入すると、体液量が減少することになり、末梢循環不全を引き起こします。 「体液量」ということで考えれば以上なのですが、浸透圧とは細胞内外のイオン濃度の差のことなので、電解質の平衡障害ということで考えれば、もう少し詳しい話になってきます。 すなわち、 高ナトリウム血症→水欠乏性の脱水症状 低ナトリウム血症→いわゆる高体温症 激しい下痢や嘔吐、発汗によって体液のNaが失われることによって起きる、低張性の脱水症状です。夏場のスポーツ時などで激しい発汗がある際は、水を飲んでもNaの補充ができないため、よく起きます。全身性の痙攣などが主な症状です。 高カリウム血症→不整脈、心房細動から心停止など。 低カリウム血症→衰弱や低血圧、弛緩性の麻痺など。 獣医師といっても臨床系じゃないので、今はこの程度しか憶えてませんね~。 こんなんじゃ国家試験をもう1回受けたら落ちてしまうな・・・
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- tomoyaok
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冗談めかして回答しますが、 高くなりすぎたら、 水が飲みたくなる、または塩辛いおしっこが出る。 低くなりすぎたら、 ポテチが欲しくなる、または頻尿になる。
- Dr_Hyper
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ヒトがどうなってしまうかは、やり方にもよると思います。 お風呂に長く入っていたらぶよぶよになるように、ある程度までは皮膚が壁を作って守っていますが、長時間であれば水をどんどん細胞内に吸収してパンパンになってしますでしょう。組織などから細胞の抽出液をとるときは低張液に浸しで細胞をパンパンに膨らませてから細胞膜を破壊します。顕微鏡で見れば2倍ぐらいの大きさになっています。逆に濃い塩濃度の液に浸せばどんどん水分を出してくれます。この応用で出血が激しいけが人に高濃度の溶液を打つことで組織細胞からある程度の水分を吐き出させ出血によるショックを防ぐというのを聞いたことがあります。
- ch4r
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細胞の水分が失われてほとんど骨になるか、膨張しすぎて破裂するか、ってとこでは? ・・・・・・生物は記憶に薄くて;;
お礼
回答してくださり、ありがとうございます。 なるほど、膨張すると確かに破裂しますね。 赤血球などはそうですもんね。