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仮定法過去はどうして過去形を使うか?
今まで投稿されている内容でしたらごめんなさい。 仮定法過去では、どうして現在の事を過去形で表すのですか? 「もし~なら・・・だったのに」という現在の事実と反した事を 表現する場合、“If”の後の動詞は過去形を使いますよね? 教えて下さい!!
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2番さんの言われるように、「仮定法過去」というのはあくまで、動詞の形に基づいたもので、時制を表しているのではありません。混乱を起こしやすいので、「接続法第二式」とでも言った方がいいものです。ドイツ語でも昔は「接続法過去群」と言っていましたが、誤解しやすいので「接続法第二式」と言われるようになりました。 それはさておき、印欧系言語では「非現実」を表すのに、「過去のような形」を用いるのは広く行われています。古くからある表現なので、ネイティブにとっても、ちょうど日本語でも「もし~『だった』ら」と言うようにあまり意識しないものでしょう。決定的な理由は分からないのですが、あるラテン語の文法書に「頭の中で考えた非現実なことは発言した時点ですでに『回想性』を帯びるから」とありました。つまり目の前の現実(直説法)は実況できるのに対し、非現実は頭の中から引き出してくる、その「引き出す」行為が「思い出す」に近く、「思い出す」のは過去のことだから、非現実話法(仮定法、接続法)は過去形(のような形)を用いる、ということですが、何かこじつけっぽいようですね。
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これは本当は形は過去でも過去を表しているわけではないのです。 英語と同じゲルマン語派に属するドイツ語を例に取ると、接続法現在第2式形というのがあって、それは過去形を元に作られ、アクセントが置かれる母音の上にウムラウトが置かれます。英語の場合はウルムアウトが消滅し、本来は接続法現在と呼ぶべき叙法に「仮定法過去」なんて昔の愚かな英語学者が命名したから混乱するのです。さらに、「仮定法」という用語自体が動詞の叙法というより、非現実の仮定の構文を指す場合が多いので余計に煩わしくなったのです。 どうです、分かりました? 数学や理科は どうしてとか疑問を持つことで考察力が高まりますが、英語の場合は英語だけでなく他の外国語も引き合いに出す必要が出てしまい、英語だけの問題ではすまなくなり、言語学の領域にまで発展することが多く、それにそんな疑問を持っても英語のスキルはちっとも向上しません。
- akatoa
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仮定法は仮定の話ですので、現実味を失わせるために時制を変える、って話を聞いたことがあります。現在の仮定に過去、過去の仮定に過去完了を使ったりしますよね。 日本語でも「明日晴れ"だった"ら出掛けよう」って、未来のことを過去で言ったり、「今頃ご飯"食べれてた"のに」とか、時制からしたら不思議に聞こえる表現はあるし、英語が特別なわけでもないのかな、と思います。
お礼
お答え頂き有難う御座いました。
お礼
参考になりました。有難う御座います。