船の修理と特許権について
鉄鋼船の、ある装置が老朽化で壊れたので修理に出す予定です。
その装置は船の推進に直接関係あるのか微妙なところです。
以前、修理先の造船所が、船の製造元に装置の部品に関しての問い合わせをしたところ、製造元から、「船には製造元の特許がある。勝手に修理しては特許の侵害である。修理は製造元の了解がいる。」と言って部品の問い合わせに応じなかったという事です。修理先がどう製造元に問い合わせたのかはわかりません。
なお、この修理とは、装置のある部品が欠けたのでその部品を作り直すのと、ついでにベアリングを入れなおすというものです。
そして修理に関して修理先とこちらは考え方の違いが最初にはありました。
今は考え方の一致をみました。しかし、ある部品の型式が設計図に書いてないために製造元に問い合わせしようにもまた特許の話が問題になるのではないかという事で問い合わせできません。
壊れた装置を修理するのに製造元の特許が問題になるのでしょうか?
設計図は所有者のこちらが持ってます。設計図にはこの設計図が「社外秘」であり「製造元の書面による了解なしに第3者に開示、複写、使用目的外の使用を禁ずる」といったような事は書いてあります。
製造元としては企業秘密の塊である設計図を他の造船所に見せたくないのでしょう。
しかし、
修理に設計図は必要であるし、その修理のために特許が問題になり、修理のために製造元へ特許料を支払うか、遠くにある製造元に修理をお願いする必要がありえるのでしょうか?
普通は考えられませんが、船はまた特別な事情でもあるのかわかりません。どうぞよろしくお願いします。