しじみに比較的多く含まれている、鉄分が問題になるようです。
肝障害がある場合、過剰の鉄が肝臓に蓄積されて病態が悪化するということがわかってきました。
そのため、肝炎の食事療法では鉄分の摂取量を制限します。
ですから、レバー、牛肉、赤身の魚、豆類などの鉄分が多く含まれる食品は、控えるように勧められています。
しじみは一度に大した量を食べるわけではありませんので、おそらくたまに食べるくらいで問題になるようなことは無いと思います。
だだし、おっしゃるように肝臓によい食物との通説が広まっておりますので、誤って積極的にたくさん食べることがないように注意されているのでしょう。
昔、例えば江戸時代の栄養状態は、現代に比べるとかなり劣ったものでした。
庶民にとっての良質な蛋白源といえば、どじょうとしじみ位のものだったのでしょう。
そんな背景から、ビタミンなども比較的多く含むしじみが、肝臓病に良いとの通説ができたのではないでしょうか?
一方で、現在は蛋白源などしじみに頼らなくても、他にいくらでもあります。
肝臓病へのしじみの役割は終わった、と言うことなのでしょう。
お礼
季節の食材としてテレビで紹介してました、コラーゲンとかオルニチンが体に良いのだそうです。鉄でしたか、ありがとうございました。