麻酔科がペインでよく使う神経ブロックですが、局所ブロックと硬膜外ブロックなどがあります。
施術後に休憩が必要ならば硬膜外ブロック(仙骨部硬膜外ブロックかも)ですね。
「硬膜外ブロック」で検索されるといろいろ出てくるかと思います。
ブロック注射に使う針は、採血する時と同程度の針です。もちろんその前にさらに細い針で十分痛み止め(麻酔薬)を注射をしてから行います。
施術の痛みは最小限になるよう処置します。
ブロック注射後は 当日の入浴は避けシャワー程度にしてと指導される先生が一番多いでしょう。
ブロック後の運動は避け、できるだけ安静を心がけて下さい。 また硬膜外ブロックは基本的にブロックの可能な状態の患者さんに対してのみ行います。心臓病や脳血管疾患などがある方は施術前にその検査で大丈夫かを判断する必要があるかもしれません。
ブロックが出来ない場合の例
・局所麻酔剤や副腎皮質ステロイド剤にアレルギーのある方(混合して使うことがあります)
・血液の凝固しにくい状態の方(血液疾患、肝臓病、抗凝固剤を服用中の方)
・著しく全身状態の悪い方(著しい高血圧のある方)
・針を刺す部位に皮膚炎や炎症のある方(細菌感染による炎症をおこしやすいため)
・糖尿病などで免疫機能が障害されている方(細菌感染による炎症をおこしやすい)
・広範な腰椎椎弓切除術を受けられた方(薬液が十分に注入できないことがあるため)
比較的安全にでき合併症も殆ど起らない硬膜外ブロックですが、神経の周囲に局所麻酔剤を注入するために、ごくごく稀に合併症がみられることがあります。
施術中は麻酔医ならば、薬剤アレルギーも含めて即救急対応出来ますのでご安心下さい。
例えば、低血圧(たちくらみ、吐き気、嘔吐など):ブロック後30分以内におこり、点滴をして血圧が下がらないように配慮します。
休んでもらいますので、大抵は1時間以上過ぎれば大丈夫です。
実施後は十分注意してみて異常かなと思えばすぐに医師に御相談下さい。また、施術前にもご心配なことがありましたら、よくご相談されてしっかり説明を受けて下さいね。
お礼
詳しくありがとうございます。 読むとますます不安になりましたが、先生は麻酔の資格もあるので少し安心です。母はあんまり体調がいつもいいほうではないので心配です。あとは先生を信用したいと思います。