抽象的一般的「判例研究」それ自体がテーマなのではなくて「何らかの法的問題に関する判例の研究」がテーマなのでしょうから、その「何らかの法的問題」がまずあるはずです。それがあれば、基本書なりその「何らかの法的問題」を直接的に論じた論文集なりを漁れば重要判例がいくつか載っていますし、重要判例集のような本もありますからそれを読めばどのような判例があるかは分かります。そこまで分かれば、後は、判例の原典(最高裁が分野別に判例をまとめたものがあります)で判例全文を見ることができます。
あとは、その「何らかの法的問題」についての、問題点の指摘とその問題に関する判例の考え方と自分の意見(法的に筋が通っていないと話にならないので実際には、学者などの判例批評の中で自分のもっとも納得できる意見を自分の意見とする。むろん、自信があれば独自の意見を書いても構いませんが、これは結構難しいですし、大学1年の教養でそんなことを求める教員もいないでしょう)を筋道だててきちんと述べればそれでレポートになるはずです。
ただ、「日本の判例ではない」となるとこれは少々厄介です。日本の法律なのに「英語で質問」というのは何ともナンセンスなのでもしかしたら英米法ですか?そうするとこれは英米法の本をまず読むしかありません。
なお、これは少々インチキですが、過去同じ講義を取っていた先輩がいるならその人に聞いた方が早いと思います(その人の書いたレポートの丸写しはやめましょう。あくまで方法を聞くだけです)。
お礼
ありがとうございます。 説明が不足していました。 日本の法律を英語で論じるんです。 授業も日本の民法を英語で授業しています。