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「あらしのよるに」を観て
昨日WOWWOWを何気なしに観ていたら、(途中からですが)いつの間にか最後まで観てしまいました。 狼とヤギの友情?の物語です。童話だそうですね。 アニメの最後で、記憶を無くしたガブ(狼)がメイ(ヤギ)を食べようとする寸前で記憶を取り戻してハッピーエンド?みたいな終わり方でしたが・・・。(原作とはちょっと違うらしいですね。) ただ、私としては最後(終わり方)が残念でした。 私としては雪山でメイがうつろうつろ(夢?と現実?が錯綜している状況)な状態の中、追っ手に立ち向かったガブの身を案じながらメイが力尽きて死ぬ・・・。 一方メイを助けるために一人立ち向かったガブも行方不明のまま・・・。 そして冬が過ぎ、春がやってきて終わる。 余韻を残したほうが、感動的な終わり方だったのに・・・。 非常に何となく「あれれ?」な気分でした。 この物語を知っている(映画を観た)みなさんとしてはどう思われましたか?。なお童話もハッピーエンドではなさそうですが・・・。 とりあえずご存知ない方のために貼っておきます。 http://www.tbs.co.jp/movie/arashinoyoruni.html
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質問者が選んだベストアンサー
ラストで狼の群れが走っていたのは、これからも困難が待っているという暗示でハッピーエンドではないと感じました。帰る場所もなく新天地も二匹にとっては部外者ですから。 私ならメイを食べた後に記憶が戻って何て事をしてしまったんだ!と後悔する悲劇の方が良かったです。それだと子供にはキツイかも知れませんね。
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- awayuki_ch
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こんばんは。日本語を勉強中の中国人です。私もこの映画を見ました。種族を超える真摯な友情にとても感動させられました。 終わり方は悪くはないのですが、やはり子ども向けの終わり方なと思いました。子ども時代に戻ったら、こういうような終わり方が好きかもしれません。監督はきっと幼心に傷をつけたくないでしょう。 この映画は絵本の映画化でしょうか。初めて知りました。No.3さんがお書きになった読者の想像に任せるという原作の終わり方のほうが好きです。私は離れ離れになって、【短かった】からこそ、お互いにとって【永遠】の素敵な思い出になると思います。そうすることにより、ガブとメイは大きく成長できるのです。 この映画の最後、草原で再会する以降の部分は蛇足のような感じがします。でも、メイがガブに食べられるという残酷の終わり方もあまり好きではありません。やはり離れ離れになったままの終わり方のほうが一番いいと思います。 悪口をいっぱい言いましたが、とてもすばらしい映画だと思います。久しぶりに涙を流しました。そして、いろいろ考えさせていただきました。ありがとうございました。
お礼
コメントありがとうございます。 中国の方ですか。返答する私も、通常より「日本語を正しく使わねば・・・」というプレッシャーを感じています(笑)。 さて。最近のアニメーションには私も正直なところ、お話自体に着いて行けないものが多く、あまり観る機会はありません。 TV自体もニュース以外はあまり見ないですが・・・。 例えば手塚治虫氏のブラックジャックがTV放送されていましたが、私は1回ちょっとだけ観ただけで興味が失せました。個人的な意見を言わせていただければ、「原作を改悪している」んです。 例えば、「ラルゴ」という犬が飼い犬として出てきますが、原作では人間を助けるために様々な悪さ(宝石を奪い去る)をします。そして最期は、主人公ブラックジャックを助けた後、死にます。 この話には完全に「観る側・読む側に何かを考えさせる」力があるんですが、アニメではこれを完全に放棄していました。 「子供には難しいから」という配慮よりも、「子供にはハッピーなストーリーのほうが好ましい」、「ほのぼのしたほうが保護者も安心して観られるか」という観点で確信犯的に作られていると思います。 これじゃあダメなんです。 想像力をかき立てることを放棄したら、醍醐味が失せるんです。 ・・・という、好き勝手に一人の日本人が言っていたことを記憶に留めて頂けたら幸いです。
- tamara13
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原作では、メイのために狼に立ち向かって山を駆け下りるガブ、ガブがいないのに気づき外に出て、吹雪がおさまった山の向こう側に自分たちにとっての新天地を見るメイ、という終わり方でした。 後は、読者の想像に任されるというもので、なかなか良かったですよ。 でも、映画化の後に1冊付け足されて、それが、記憶喪失のガブと、食べられそうになるメイの話です。 まさに、なんじゃこりゃ??なんでこんな余計なのをくっつけちゃうの?って感じでした。
お礼
コメントありがとうございます。 >まさに、なんじゃこりゃ??なんでこんな余計なのをくっつけちゃうの? 私は原作のあらすじを後で知ったのですが、原作のほうが全然良かったと思います。本件質問文には、「私が監督だったらこういう脚色をしたのになあ」という、感想を述べましたが。 私もtamara13さんと同じような気持ちです。 ハッピーエンドにして良い流れと、すべきではない流れ。 製作者側はおそらく強引にハッピーエンドにもっていったものと思います。PTAの陰謀かも。
悲劇的な感動はあまり好きじゃないです。 「死の表現」は簡単に感動をくれますから。 質問者さんのおっしゃるような終わり方だと私は 「悲しい。感動した」よりも「何でだよ!!」みたいになるんですよね。 なのでこの映画の終わり方は好きでしたね。
お礼
コメントありがとうございます。 >「死の表現」は簡単に感動をくれますから。 確かにおっしゃる通り、死は何らかの感動を与えます。 悲しみになるか、怒りになるかはシチュエーションにもよるでしょうけど。 私は「死」というものは、どういう死に方にしろ、受け取る側に何らかの教訓を与えてくれると思う人間です。 病気であろうと、事故であろうと、犯罪に巻き込まれようと。そして自殺であろうと。 小さな子供といえども、「死」という事象について考えるのは決して悪いことではないと思います。考えさせるのも。 でも童話を知っている人達(多くの子供たち)はほっとしたことでしょうね。
お礼
コメントありがとうございます。 確かにそういう終わり方もアリな気がしますね。 >子供にはキツイかも知れませんね。 私は無菌の部屋で病気しないように育てるより、「菌がところどころ存在するところで、耐菌性のある身体を作るような育て方をすべき」という主義です。 最近の物語は、子供に対して無菌なんです。 SPLINTERさんのストーリーも子供に対し、何らかの想像力をかき立てることができると私も思います。