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GOTHの僕と森野の関係について

久しぶりにGOTHを読み返し、夜の章のあとがきに「恋愛要素あり、能天気な小説がGOTHです」と書かれているのをみて疑問に思いました。僕と森野の関係に恋愛感情はあるのでしょうか? 僕は森野が危険な目にあっても助けることはありませんが、結局は助けています。でもこれは、森野に興味があり、白い腕が欲しい為に森野を見つけに行っているからと初めは思いました。 短編の『声』で「あなたは私を助けるつもりで廃墟に来たの?もしかしたら、あの子(森野)に降りかかろうとした火の粉を払いのけたかったのではないのかしら…」とあるように、森野が誰かに殺されそうなったので僕が阻止をした。でもこのことを彼は情執着心だと言っています。 『記憶』を読むと森野は僕に恋愛感情があるように感じます。 まだ、高校に入学する前に僕を博物館で見かけたこと、入学してその時の人だと気づいたことや、「最初に私の名前を呼ぶのは、あなたなんじゃないかと思っていたの…」のところでは森野は僕を意識しています。 でも、僕のほうではとてもわかりづらいです。 『記憶』で、僕が森野の祖母の家に行っているのも興味だけなのでしょうか。それともGOTHである僕が森野に興味をもつ=恋愛感情なのでしょうか? GOTHを読んだ方のいろいろな意見を聞きたいと思い質問しました。

みんなの回答

  • r_kazuki
  • ベストアンサー率38% (43/113)
回答No.1

こんにちわ、結構前ですが私も「GOTH」を読みました。 森野と僕の間に恋愛感情があるのか・・・それははっきり断定できる物ではないですが、少なからずあったと思います。内容を読んでも判るように、僕の感性と言うか感情は屈折しています。他人が傷つく事を見るのが愉快に感じ快感を覚える・・・そんな所から僕からは一般的な恋愛感情を期待できないと思います。今まで家族さえも気づかなかった僕の性癖を見破った森野は、僕が今まで会った人物の中で一番身近で思い入れのある人物です。その森野が殺されそうになる、すると僕は森野が他の誰かに殺されるくらいなら自分で殺し、そして苦しむ姿を見て快楽を得たいと感じているのだと思います。他人が死ぬ事に微塵も動じない僕が、森野と言う命に拘り、その生命が終える時に見せる一瞬の苦痛の表情を我が物にしたいと言う執着心。それは要する歪んだ愛情と言えるのではないか、と思います。 「森野に興味をもつ=恋愛感情」興味を持つ角度が違うかも知れませんけれども、恋愛なんて他人をちょっと気になるなぁ・・・と言う思いから発展する物だと思いますし。そう言う点で「恋愛要素」と言う表現をしているのではないでしょうか。