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楽器の名称について
「タンバリン」と「タンブリン」の違いご教示下さい。 宜しくお願いします。
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#5です。 「タンブラン」(プロヴァンス風長太鼓)のところで書こうと思っていたのに忘れていましたので、加筆します。(ご質問の本趣旨とは少し違いますがご勘弁ください) 「アルルの女」で本来「タンブラン」を使うべきなのに「タンブリン/タンバリン」が誤用される理由を、打楽器事典(音楽の友社刊:網代景介、岡田知之 共著)の中で次のように説明されています。 作曲者はフランス人ですが、出版はドイツからされてその際ドイツ語で「Tamburin」と表記されてしまい、これでは「タンブリン/タンバリン」のことになってしまいます。原語(フランス語)のまま「Tambourin」とするか(oが一つ増えるだけ)、ドイツ語なら「provenzalische Trommel」と直して載せれば混乱しなくて済んだ、とのことです。(原文のままではありません) なおこの事典では、この曲で、「タンバリン/タンブリン」を使う演奏家が今でもいるが、「タンブラン」を使うのが、ファランドールのリズムから見ても正当だと主張されています。
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- pyonpyon123
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日本でいう「タンバリン」と「タンブリン」は、同じものと見てよいと思います。 その歴史はかなり古く、紀元前2000年以上前にその原型はあったともいわれています。 その楽器を表す単語も、各国とも一つでないのですが、ここではそのうちの一つを取り上げます。 「タンバリン」はイタリア語では tamburino と表記されることが多く、直訳では「小さな太鼓」という意味です。「え?小さな太鼓は小太鼓でしょ?」と聞こえてきそうですが、 小太鼓は tamburo piccolo と表記され、たしかにこちらも「小さい太鼓」と訳されるのですがイタリア語のニュアンスはちょっと違います。 tamburino は太鼓の形をしたより小さな打楽器、 tamburo piccolo は太鼓の仲間で小さく高音を出す、という感じですね。 また、フランス語では tambour de Basque バスク地方の太鼓となっていて、(イタリア語やドイツ語にもその意味の表記があります)スペイン音楽との関わりが表されています。(バスク地方で生まれたという意味ではないようです) それと対比させるために、#3さんのご回答に登場する 「タンブラン」(プロバンス風長太鼓)は tambour de Provence と表記されますが、タンブリンとは楽器の歴史からみても関係のない楽器といえるでしょう。 「タンバリン」「タンブリン」の二つの読み方は、英語ではちょっとあいまいな「ア」寄りの母音、ドイツ語・イタリア語・フランス語では「ウ」になるため混在するようになったみたいです。 どちらかにしたほうがスッキリするのですが、現在ではどちらでもよいとされているようです。
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大変勉強になりました。 ご教示有難うございました。
- tio_elemen
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ん? ファゴットとバスーン。ベートーベンとベートーヴェンの違いを説明せよと言ってるのと同じだぞそれは
お礼
ご教示有難うございました。
- Ta595
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こんにちは。 呼び名が「タンバリン」か「タンブリン」かとは関係なくですが,違う楽器を指す場合があります。 ビゼーの「アルルの女 ファランドール」の中盤以降に登場する「トコトコトコトコ・・・・」と鳴っている楽器がそうです。中世~ルネサンス時代の世俗舞曲の伴奏にもよく登場します。 混乱を避けるために,「タンブラン」と呼んだり,「プロヴァンス太鼓」と呼んだりします。 ちなみに,枠に小さなシンバルのついている,私たちがよく知っているタンバリン/タンブリンは,厳密にいうと「バスク風タンバリン/タンブリン」となります。 よろしければこちらもご参考に↓ http://www.jeugia.co.jp/~aanmusic/dic/186tagli_a_f.html http://www.jeugia.co.jp/~aanmusic/dic/187tambourin.html http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%B3
お礼
大変勉強になりました。 有難うございました。
- AC120V
- ベストアンサー率52% (687/1312)
Tambourine [英] タンバリン Tamburin [独] タンブリン
お礼
ご教示有難うございました。
一言で言ってしまえば 「同じ」です。 読み方(発音)が違うだけ。
お礼
ご教示有難うございました。
お礼
大変勉強になりました。 ご教示有難うございました。