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沸点の高い元素とは?
沸点(もしくは融点)の高い元素とはどのようなものですか? 科学的に何か理由があるのでしょうか? 私は金属元素ではないかと考えたのですが 炭素も沸点が高いようですし・・
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沸点も原子または分子の間に働く力の種類によって変わりますが、理解しやすいのは融点の方だと思います。 液体状態だと、原子・分子・イオンなど構成する粒子が流動していますので、内部の状況がやや分かりにくいと思います。 理解の第一段階としては、固体の融点の変化から考えた方が、理解が早いと思います。
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- anthracene
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回答No.1
まず、元素単体がどのような状態かが異なります。 金属は金属結晶といって、金属原子が金属結合で無限につながったものです。 また、炭素や珪素などは、共有結合結晶といい、やはり原子どうしが共有結合で無限につながっています。 これらの結合は強いため、結合を切って原子をばらばらにするのは大変です。 そのため、融点や沸点が上がります。 一方、周期表の右側の方の元素の固体は、分子結晶というものからできています。 これは、名前のままですが、分子という単位が、分子間力という弱い力で寄り集まってできたものです。 この力は、上述したような化学結合に比べるとはるかに弱いため、簡単にきれて、ばらばらの分子になってしまいます。 そのため、窒素、酸素などなど、多くの物質が室温ではガスとなっています。 固体である物質でも、ヨウ素のように容易に昇華してしまいます。 まとめると、元素単体が、原子同士が直接つながってできているものと、分子が寄り集まってできたものの二種類があります。 前者は結合が強いが、後者は弱いです。 そのため、ばらばらにして溶かす(または気化させる)のに必要なエネルギーが変わります。
お礼
いつも返答ありがとうございます 理論的な話なのでよくわかりました 結合の仕方によってちがいがでてくるのですね。 いろいろな元素の沸点を結合に注目してみてみます