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大判用レンズの焦点について
表題の件で教えてください。 大判カメラではレンズ全体が前後に繰り出してピント合わせを行っているようですが、この場合の焦点距離?はどうなるのでしょうか。 全体が動くということは焦点距離が変わるということなのでしょうか。 35ミリではレンズがカメラに固定されフィルム面までの距離は変わらないのでなんとなく理解できるのですが、よろしくお願いします。
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(幾何光学で使われている)焦点は、#1さん回答にあるように平行光線が一点に集まる点で、焦点距離はレンズの(光学的な)中心から焦点までの距離です。このため、レンズ全体を繰り出しても焦点距離は変わりません。 一点から出た光が一点に集まる点は「像点」と呼んで「焦点」とは使い分けています。(近くのものを写すときには、像点がレンズから離れる向きに移動するので、像点がフィルム上にくるようにレンズ全体を繰り出す) 35mmのレンズでは、ピントあわせは何通りかあります。 ・大判と同様にレンズ全体を繰り出すもの(一眼レフなどで標準くらいの焦点距離の単焦点レンズではこのタイプが多いかと) ・複数の組み合わせレンズの一部(前の部分)だけ繰り出すもの ・複数の組み合わせレンズのうち、後ろの部分や中の部分を動かしてレンズの全長を変えずにピントを合わせるもの など 最初のタイプでは焦点距離は変わりませんが、後のタイプだとピントあわせで焦点距離が変わっていたりします。
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- hayasi456
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このホースマンの大判カメラ教室を見て他の方の説明を読むと 理解が深まると思います。 http://www.komamura.co.jp/lecture/index.html 機会があったらホースマンの教室に参加されることをお勧めします。
お礼
ご回答ありがとうございました。ご教授いただいたURL見ました。 なかなか難しそうですね。
。 >全体が動くということは焦点距離が変わるということなのでしょうか。 厳密に言えばその通りです。近くのものを撮影する時は焦点距離が長くなります。 ただし、何mmレンズという呼び名は変わりません。 80mmレンズなら無限遠にピントを合わせた時、つまり、レンズに進入する光がすべて平行に入ってくる場合にピントが合う距離が80mmになります。 35mmのカメラでも、レンズごと動かしてピントを合わせるカメラはありました。私の所有しているマミヤのレンズシャッター式の、レンジファインダーカメラがそうです。(35年前のカメラですが) レンズ全体が前後に動かないレンズは、レンズ全体としての屈折率を変化させる(後ろのレンズを前後させる)ことで、ピントを合わせています。
お礼
ご回答ありがとうございました。焦点距離と一言で言っても奥の深いものがありますね。
- kuma-gorou
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4×5とか8×10はジャバラでピント合わせを行いますから、実効焦点距離は∞時より長くなります。 例えば、等倍だと焦点距離は2倍、実効F値も2倍(明るさでは1/4)になります。 これは、中判や35mmレンズにおける全群繰り出し式でも同様です。 ただ、最近の35mm交換レンズ等では、一部の単焦点レンズを除き、インナーフォカス、リヤフォカスなどでピント合わせを行う為、寧ろ実効焦点距離は∞より短くなるものも有ります。
お礼
ご回答ありがとうございました。実効焦点距離と言う言葉は始めて知りました。もっと勉強してみます。
- Kon1701
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焦点距離は変わらないです。 焦点距離は、無限遠からの光が焦点を無ずぶまでの距離です。それより近い距離にピントを合わせるには、レンズを繰り出すか、別の方法でピントを合わせる必要があります。 ところで、35mmでもほとんどはレンズ全体を前後に動かしていますよ。大判カメラのレンズはピンと合わせの機能がないのでレンズ全体を動かしています。
お礼
ご回答ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございました。焦点距離というのは変化しないと言うことですね。像点という単言があることは知りませんでした。もっと勉強して、またわからないことが出てきたらこちらへ質問をさせていただきます。