• ベストアンサー

発売日前の雑誌の販売について

店によっては発売日の前日に雑誌を売っている所がありますが、あれは法的に見て何か問題は無いのでしょうか? 逆にその気になれば早く売れそうなコンビニや24時間営業の本屋であっても発売日を厳守している所がある事を考えると、それなりに問題はある様には思うのですが、それが単なる信頼問題なのか法的に何かあるのかが気になりまして質問させて頂きました。 御教授よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tsururi05
  • ベストアンサー率31% (300/958)
回答No.1

 まず刑事法的には、基本的に問題はありません。つまり 犯罪行為ではないということです。業務妨害罪の成否が検 討されるかもしれませんが、相手に「業務を妨害する」と の確定的故意があるとも考えがたく、成立しがたいのが現 状でしょう。    次に民事法的には、契約責任が問題となります。  契約責任の場合、きちんと書面で契約を締結し、それに 沿って追及されるのが原則です。ですので、契約書面に、 「XX日に販売すること」と明記されていれば、その契約 を遵守する必要がありますし、なければ遵守しなくてもよ いことになります。  コンビニなどの場合、フランチャイズ形式で契約締結し ている場合が多く、その契約事項に含まれ、販売期日を遵 守する方向なのでしょう。  逆に販売期日を遵守しないお店は、契約書面がしっかり していない一般店舗や駅の販売店などが多く、契約責任を 追及しようにも、できないという側面があります。  また事実上の問題として、書籍の流通経路上、一部地域 では早めに流通に乗ってしまう構造上の問題もあり、書籍 の市場問題もみなければなりません。  いずれにせよ、結論としては民事法的には問題はないで はないが、問題にしにくい問題であるというのが当方の考 えです

irokenon
質問者

お礼

大変分かり易いご回答、ありがとうございます。 当方としても「問題ない訳ではない」ぐらいなんだろうなぁと漠然とは思っておりましたが、非常にすっきりと理由を解説頂き大変助かりました。