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差別につながる色覚検査の廃止により、かえって、将来の進路で困ることはないのでしょうか。
名古屋市教育委員会は、3月27日、小学四年生の健康診断で義務づけられている色覚検査を、2002年度から廃止することを決めたようですが、2003年には、全国で廃止されます。私の弟の友人のお兄さんの友だちが、かつての「色盲」で、本人が望んでいた進学や就職が出来なかったということです。かつて、「色弱」と呼ばれたのは、「色盲」の軽いものですが、近年、一括して「色弱」と呼ぶようになりました。しかし、本来の「色弱」というレベルの人は、さほど生活に支障がないと思われますが、それでも、リトマス試験液の中和実験はよく見分けがつかず愕然としたと聞いています。ただ、このことと、理系の素質があることとは別ものだということは、発見者のドルトンが証明しているところです。しかし、鉄道や飛行機の運転士になれないとか、実際にはなれない仕事があります。飛行機や船舶の操縦は、「色弱」レベルの人にも開放すべきだと思いますが、そういう制限がある以上、一度は早めの時期に知っておいた方がいいと思うのですが、どうなのでしょう。
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仕事の制限の有無にかかわらず、色覚異常であるかどうかは早めに知っておくべきです。その意味で色覚検査の廃止には反対の意見です。 撤廃すべきは色覚異常に対する偏見です。私の場合家族に色覚異常者がおりますので偏見は全く持っていないつもりです。 私の息子(高校3年)は小学校時代の色覚検査で異常の可能性ありとなり、近くの眼科で診てもらいました。その結果軽度の赤緑色覚異常ということでした。両親とも思い当たる節がなかったので意外な気持ちでしたが、もし小学校の検査で指摘されなかったら今でも本人も家族も認識がないと思います。 その後、昨年の夏休みに医科大学の色覚外来を訪ねてどの程度の異常なのかきちんと診ていただきました。それまで放って置いたのは小学生や中学生では進路に関して云々するには早すぎると思ったからです。 現在ではほとんどの職業について色覚異常者の就業制限が撤廃されつつあるようですが、異常は異常なのです。本人が異常の程度を正しく認識し、選択した職業をこなすにあたって、無理がかからないようにすべきです。息子の場合医者になる希望を少なからず持っているようですが、医大でのアドバイスとして「皮膚科の医者は止めたほうが良い」と言われました。 それと大事なことは、もし色覚異常が発見された場合、本人に対してのフォローをしてあげることです。病気でもなんでもない。ただ単に色に対する感受性がちょっと他人と違うだけなのです。
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- hanbo
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平成13年10月1日から、労働安全衛生規則などが改正されて、雇用時の健康診断の色覚検査の義務が廃止されましたので、この法律改正を受けて、義務教育学校などでも廃止としたのだと思います。
お礼
http://www.otaku-gankaikai.gr.jp/cst.html ここに説明があるように、文部省が1994年12月に省令を改正。95年度から学校の健康診断での実施を小学四年のみにしたのです。それをさらに、廃止することとしたのです。
お礼
軽度な色覚異常の場合は、ほとんど問題ないと思うのですが、少し強くなると、色の組み合わせによっては見えにくい場面があるかと思われます。 たとえば、緑のセーターは、暗いところでは、ブラウンと見分けがつかなかったりします。ありがとうございました。