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中国経済
「今後中国経済は発展して行く。しかし危険要素もたくさんある」というような記事を見ました。 1)どのくらいまで発展するのですか?個人の生活レベルがどのように変わるか具体的に教えてください。 2)危険要素としてどんなことが考えられますか? 3)で、結局、12をふまえて考えると、経済は伸びるのですか?のびないのですか? よろしくお願いします。
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(1)個人的には順調な発展はとりあえず上海万博のある2010年前後までと思います。個人生活レベルは都市部と農村部とで、まるで別の国のように違いますが、都市部は日本人と同じくらいまでいくと思います。 農村は(2)にも挙げますが、なかなか難しいかも知れません。乞食や孤児もいますし、障害者などを救う福祉の観念などは相当立ち後れています。健常者を食わせるので精一杯といったところでしょうか。 (2)危険要素として指摘されるのが ・台湾問題 ・チベット問題(対インド含む) ・北朝鮮問題(脱北者問題含む) ・尖閣諸島問題(対日) ・資源開発、確保問題 ・食料自給、輸出入問題 ・知的所有権問題 ・インフラ開発格差問題(都市と農村、各省の格差など) ・軍事バランス(対米・対日、核兵器など) ・人権問題(言論、脱北者など) ・法律整備、データ開示課題(税制、行政データなど) ・公務員の綱紀粛正(賄賂撲滅ど) 個々の問題を解説すると、とてもこのスペースでは収まりません。対外問題よりも国内問題の方が盛りだくさんで、かつ深刻だと思います。 (3)予言者じゃないのでわかりません。集団になると衝動的な国民性なので、何かの拍子で現在の共産党政権がひっくりかえる可能性もあります。(1)にも述べましたが、とりあえず今はオリンピック前のお祭り騒ぎですので。その後がどうなるかは、非常に不透明です。彼らは一等国意識で自信に溢れていますけど、国際的に見て、それに相応しい責任を果たしているかは疑問です。
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- animex
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中国の独裁体制がどこまで続くか。 日本が中国に侵略した時、抗日戦争で指導者の役割を果たし「革命指導者」として英雄視されてた人達が中国を統治してたわけですが、そろそろその世代は全員お亡くなりになる時期。 国民に何者なのかもわからない、国民に見える大きな功績を残したわけでもない人間が、国民投票なしに勝手に首班として選ばれる現状はやはり異常です。 今はそれより異常なバブル経済でそれは隠れてますが、一度停滞時期に入ると不満が爆発するんじゃないかと思います。 今のトップは既に革命世代から外れている。 良く言われる格差の問題も大変。 中国の社会保障制度は先進国に比べてお粗末もいい所ですが、それ以前に社会保障を受けれる人は4億程度、残り10億は受ける事すら出来ません。 戸籍制度によって、都市部に戸籍を持つ人間じゃなければ受けれないのです。 そして相当高いハードルをクリアしない限り、戸籍の移動は出来ないので、地方出身者は地方に縛り付けられ一生社会保障が受けれない存在になります。 隅々まで社会保障が整備されるには30年はかかると言われています。 にも関わらず人口増加問題により、一人っ子政策に踏み切ってしまいました。 何人も居る親世代を一人の子供が支えなければいけない状況で、既に一人っ子政策によって一人っ子になった子供達が成人し始めて来ており、相当な負担になっています。 基本的に農村出身者はしっかり働いてくれる男が欲しいため、女の場合は流産するか、産んでも戸籍登録しません。 結果中国の男女出生比率は男に偏って、将来は相当女が少ない社会になると予想されます。 二人以上、少なくとも三人以上産んでしまうと戸籍登録出来ず、当然中国人として認定されないので学校にも行けないし中国の社会インフラを使うにも苦労をする子供もいます。 上記で言ったように社会保障を受けられない地方出身者は一人っ子政策に逆らって子供を産むためです。 当然政府はその子供達を認めません。 これが既に4000万程度居ると言われてます。 凄まじい人口はパワーにもなりますが、現状は悩みの部分の方が大きいでしょうね。
お礼
格差の問題、会保障制度、人口増加問題、一人っ子政策、男女出生比率 簡潔明瞭にありがとうございます。 分かりやすく、並べさせていただきました。今後これらを勉強していきます。こんなのが4000万もいるんですか!?? それは想像を絶っしますね、、、。 参考になりました。 ありがとうございます。
- gootttt
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中国に3週間ほど旅行に行っていました。 見て廻ったのは北京近郊と泰山近郊と西安近郊だけですが、その時の印象としては皆好き勝手暮らしているということです。 貧富の格差は確かに凄まじいです、日本の銀座並に綺麗な通りから歩いて一分、道を一つ入っただけでスラムだったりします。 しかしスラムの人たちがギスギスしているかというとそうでもない気がします。中国は衣食住がとても安いので、贅沢を望まなければ金が無くても割と普通に生きていけます。 中国でもipodの値段は同じです(北京では日本並みに普及していました)、また中国のスタバでコーヒーを飲もうと思えば、日本と同じくらい金がかかります。しかし、そこら辺の大衆食堂で食事をしても50円前後で済むので、貧乏人は昼間から遊んで暮らしてます。平日の昼間から道端で麻雀やトランプや将棋などざらです。 また共産党も一般の生活には口を出してないようで、割と放任主義です。ある日突然立ち退けといわれる事もあるようですが、中国人は身内には熱いけど、他人には冷たいので立ち退けといわれた当事者以外の人たちはあまり気にしてないと思います。 だから僕は貧富の格差や人権問題は中国国内的には、問題にならないと思います。 それを踏まえて 1) 一律にどうこうではないかと、既に北京の小金持ちは日本人と同等のレベルです。恐らく今後はそういう人たちがもう少し増えるでしょう。 また今後中国企業の中から世界的企業が沢山出来るでしょうから、そこの社長は世界的大金持ちになると思います。まあ一応共産主義国ですから、共産党が何処まで個人が金持ちになる事を許すかで決まると思います。 一方、貧乏人は今と変わらず好き勝手に生きていくのだと思います。 また中国という国では、北京という都市の中でも格差は凄いですが、都市ごとの違いも大きいです。北京と西安は半ば別の国でした。北京のファッションは日本と殆ど変わりませんでしたが、西安では男の半分くらいは7:3分けに黒の革ジャンでした!!(マジです)なんだか昭和40年にタイムスリップしたような錯覚を感じました(w このように中国という国は、中国という世界の中に様々な都市という国家が存在しているような状態ですので、一括りに中国全体でどうこうというよりも都市ごとで大きく変わってくると思います。 2) バブルだ不良債権だといわれていますが、そんな些細な問題を飲み込んでしまうくらいの勢いが今の中国にはあります。 自分は、中国経済に問題が発生するとしたら食糧と環境だと思います。これらは中国経済に勢いがあるからこそ、中国自身にとって大きな脅威となり得ます。 中国人には環境という意識はありません。 他者の事を考えるという文化がありません。一度身内になってしまえばうざったいほど親切にしてもらえますが、身内以外の他人がどうなろうと全く考慮をしません。 (例えば、脇から車が出たそうにしていても、中国では譲るどころか、逆に入れてたまるかと車間距離を詰めてしまいます) ここで、他者を環境、と言い換えても100%成立します。 彼らは世界遺産の中ですら平気でゴミをポイ捨てします。日本人のポイ捨てとはレベルが違います、食べかけのパイナップルを道に平気で捨てるのです。ゴミの山が道の脇に野ざらしになっている事も多いです。 広大な土地で生活しているからこその文化なのでしょうが、生産力が爆発的に進歩した現在でこんな考えで工場を作れば、幾ら土地が広くたってあっとういう間に汚染は進みます。今のままで10億人の工業力を支えられるのかというとちょっと疑問です。ただし中国政府もそのことは分かっている上、外資企業がそういう企業文化を持ち込んでいますので、改善していることは事実だと思います。ただ改善したとしても10億人の工業力に中国の環境が耐えられるかは分かりません。 また10億人の工業力が本領を発揮すると、今まで半無尽蔵だと思われていた水などの資源も枯渇してしまうかもしれません。 もう一つ食生活の変化の影響が大きいと思います。 今まで、麺9肉1を食べていた中国人が10億人いたとしてそのうち2割の中国人の食生活が麺5肉5に変わるとします。肉を作るのには麺(小麦)を作るより4-10倍大変なのでそれだけで、今までの倍近い食糧が必要という事になります。 そうなると小麦などの値段も上がってくるかもしれません。すると衣食住が安いという中国の前提が崩れるので貧富の格差の問題点が表面化してしまうかもしれません。 3) 色々問題は山積みですが、なんだかんだいって、勢いが違いますから成長は続くと思います。ただその勢いはある程度収まってくると思います。 中国はいずれ分裂すると、暗にそうなってしまえばいいという想いを込めて言う人がいますが、パイが拡大し続けている間、つまり経済成長(好景気)を続けている間は、そんなことは起らないです。ただし中国が深刻な不況に陥る事があれば、そういう問題も表面化するかもしれません。しかし、万が一そんなことが起ったら、日本経済も未曾有の大打撃を受ける事は間違いないので、日本としてもそのような問題はなんとしても未然に防ぐ必要があります。
お礼
すごく分かりやすい説明ありがとうございます。 状況が目に浮かぶようでした。 そんなに格差があるなら、生活レベルも様々ですね。一層、地方と都市、金持ちと貧乏人の差が出来るかもしれませんねえ。 やはり問題は、国民性も絡んできますか、、。あの10億人が好き勝手にしたり、嗜好が変わるだけでも大変なことになりそうですね。 たしかになんだかんだと危険要素は多そうですね。そして日本にも影響ありそいですね、、。 参考になりました。ありがとうございます。 お礼が遅くなりました。
- pluto002
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現在中国は大幅な路線転換を取っていると言われている。 アメリカとの経済摩擦、中国国内で深刻化する環境問題、官僚たちの汚職、都市と地方の格差問題、などなど問題山積であるなか、環境問題や格差問題の是正については以前から中国政府として問題是正を公言していたが、実態が伴わず、共産党だから、、、といった論調で冷ややかな目で見られていた。 しかし先日、前国家主席の江沢民の重要幹部だった高官が汚職事件で逮捕されるなどからどうやら本気であるという見方が強まっている。 中国共産党高官はインタビューで現在の中国経済はやや過熱気味である事や環境、格差などの問題是正が必要であるとして、今後の成長率は7%前後になるだろうと答えている。 環境問題に関しても恐らく今後は取り組みを強めると思われる。環境問題是正は中国にとっては、中国国民の食の安全と同時に輸出食品の安全を確保し貿易力の強化にもつながる。また二酸化炭素排出権によるマーケットの拡大、環境技術の取り込み、など中国にとって一石三丁四丁のメリットがある。 格差問題では根本的に社会主義体制である事から、取り組みへの意欲は強く、また大規模なデモや暴動は国家存亡にも関わる問題であり、取り組まないわけにはいかないという事情もある。 問題を把握し取り組みを行っている実態はあるようだ。 今後のどうなるかは中国に限った事ではないが、誰にもわからない。
お礼
ありがとうございます。 問題と取り組みが分かりました。参考になりました。
- aburakuni
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エネルギー消費で考えると2003年に中国は日本を抜きました。中国の人口は日本の10倍ですから、一人当たりのエネルギー消費(ニヤリイコール経済活動)は1/10を超えた処で、今後日本に追いつくとしたらまだ10倍の余地がある事になります。 ところが仮にそれだけの伸びを考えれば、当然世界中の生産が追いつかなくなりますので、仮に中国自体が順調であっても、世界の需給を逼迫させてしまうと言うリスクがあります。 また中国自体の内部問題についても、地方格差の拡大や党官僚特権の横行による矛盾が蓄積されており、北京オリンピックまでもつかどうか疑問視されています。 結果として伸びる事に間違いはないが、何らかの混乱による失速が予想され、今のペースは維持できないと言う事でしょう。
お礼
>結果として伸びる事に間違いはないが、何らかの混乱による失速が予想され、今のペースは維持できないと言う事でしょう。 そうですね。あれだけの人口と、国民性?を考えると混乱が起きてもおかしくないと思いますね。 ありがとうございます。
- K-1
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現在の中国経済はバブルです。 ぼつぼつヤバいんじゃないかと思っています。 上海などは農村部からの出稼ぎ「流民」が増えて治安悪化も始まっています。 オリンピックで世界が認める結果を出せば、安定するかもしれません。
お礼
オリンピックあたりが要のようですね。 今、バブルなわけですね。 参考になりました。
お礼
>順調な発展はとりあえず上海万博のある2010年前後まで 上海万博ですね。なるほど。そういえば、北京オリンピックも関連するでしょうか?大事な資源を開催地の為にぶちこわしてると聞きました。 確かに、非常に格差のある国ですが、一部の金持ち層では世界1くらいに自意識があるかもしれませんね。 2)で、多くの政治的問題がありますが、これらが中国経済を揺るがすことになるのでしょうか?ひとつひとつ考えて行きますね。 ありがとうございます。