• ベストアンサー

AED(自動体外式除細動器)の注意事項について

 2004年から、AEDの使用が一般市民にも認められましたが、先日、講習を受けて疑問に感じたのは、ペースメーカーの上から電極パッドを貼ってはいけない。ということですが、素人のひとが、緊急時に対応していて、ついペースメーカーの存在に気がつかずに、その上にパッドを貼ってから電流を流してしまった場合、どういった事故につながるのでしょうか。  また、8歳以下25kg未満の子供に使用する場合、減衰の必要性があり、小児用パッドを使用しなければならないのに、あやまって成人用で使用してしまった場合、どのような事故が想定されるのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • myeyesonly
  • ベストアンサー率36% (3818/10368)
回答No.2

お呼びですね。 ペースメーカーが故障・・・これはないみたいです。 ケースの金属が電流シールドになってるので、ペースメーカーの中に電流が流れ込む入り口はただ一つ、心臓と接続されている電極部分だけです。 その電極は、胸側の体表から見て、ペースメーカーの後ろになりますので、ペースメーカーのケースでショートしてしまった電流はその後ろには流れませんので、電極からの迷走電流による破壊はまず考えられません。 体内からの火傷・・・ですが、ペースメーカーの周囲の組織が火傷する危険はないとはいえませんが、やけどするにはかなり局部的な電流集中が必要です。 金属は非常に電気が流れ易いので、電流の集中は逆に起こしにくくなりますので、AED の通電レベルの電流では中からの火傷の心配はまずないと思われます。 あと覚えておかれるといいのは、心停止には AED は無効である事です。 心臓が停止してると、心電図波形が現れないので解析ができません。 そして何より、AED はとまってる心臓を動かす物ではなく、心室細動という心臓が機能しなくなる不整脈を電気ショックで停止させ、心臓の自分の力で脈を再開させる物ですから、既に止まってる場合は、AED の適用はあり得ず、心肺蘇生あるのみになるわけです。 先日の変更もこれが主な要因となっていて、それが統計で裏付けられた結果です。

oguraanko
質問者

お礼

凄く、くわしい。ビックリです。f^_^; ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • myeyesonly
  • ベストアンサー率36% (3818/10368)
回答No.1

こんにちは。 ペースメーカーは金属容器に入ってるので、その上真上に電極を貼ると、電流が金属を流れて心臓に届きません。 従って、AED が機能しないというトラブルが発生します。 ペースメーカーから3センチ程度は離れるように、心臓を挟んで貼れば大丈夫です。 子供の場合、減衰せずに使用(つまり大人用)すると、肋骨や背骨の骨折や火傷、心臓や肺の破裂などが起きる可能性があります。 先日も AED の使用方法が少し変わりましたが、まだこの器械は歴史が浅いので、現在の使用法がずっと正しいままであるとはいえません。 先日の変更点は、AED で無反応の時、やたら通電を繰り返すよりも心肺蘇生を行うという物でした。 AED の原理から言えば当然なのですが、まだ定式化して扱うのが安全といえる物ではないようです。

oguraanko
質問者

お礼

 くわしい回答をありがとうございます。講習でもAEDで1回通電するごとにCPRを施行してから、心電図波形解析をしてみて、除細動が必要な場合、AED→CPRを3回繰り返すと習いました。  ところで、ペースメーカーの金属を電流が流れて、心臓まで電流が届かないのはわかりましたが、体内から火傷する危険性はないのですか?

oguraanko
質問者

補足

それと、ペースメーカーが破損する恐れはないのでしょうか。たびたびの質問をすみません。

関連するQ&A