●加速車線から本線へ
#4の方も述べていますが本線を走る車も合流時に後方からタイミングを計ります、「前か後ろか?」「車線を変えるかブレーキか?」など数秒の間に判断しています。この時に合流車は「確認→ 合図→ 加速→ 確認→ 合流」といった流れをスムーズに行わなくてはなりません。
ポイントとして
・前方の状況(混雑・渋滞などが起こっていないか)
→ スロットルを思い切り開ける訳ですから合流後ブレーキが間に合わなかった…、ではシャレになりません。サイドミラーを凝視しないようにするのも同じことです。
・特に気を付けなくてはならないのは10t車やトレーラーなど、全長が長い車の後に入る場合です。たいてい左車線を走行していますから、これらとタイミングを合わすときはこちらもアクセルワークによる減速(ブレーキはロスが多いので非常時以外はなるべく使わないようにします)をしなくてはならない場面もあります。
あちらも急には減速できません、急な車線変更も不可能です。
・教習所で習ったと思いますがバイクにも注意します。投影面積がとても少ないので距離と速度感が捉えづらいです。感じているより近くを走っています。
●本線上では
他車との速度差も少なくなるので怖さはなくなります。ただ時速80km/hは秒速22mの認識は忘れないでください。「い~ち」と数えている間に22m移動するといったほうが想像つくでしょうか?
・視点は自車の2~4台前くらいの情報を中心に遠くを。
・ルームミラーで後方の状況を絶えず把握、次の次に起こる状況を想像する癖をつけましょう。
・緩やかな上り坂、または下りなど意外と気がつかない場合があります。一定の速度で走れるようにメーターはともかく、エンジン音や一定の間隔で過ぎ去る、例えばガードロープの支柱などからも感覚的に情報を得ましょう。
・ステアリングからのキックバック(衝撃)も路上教習に比べ強くなりますからガチガチにならないよう、かつしっかりと持ちます。急ハンドルを切る場面はまずありませんから「まわす」というより「そえる」になります。
・減速は所内・路上教習では考えられない力が働いています、エンジンブレーキを上手に使いますが、ここでも急のつく動作が起こらないようにします。
●高速を出て
速度感覚が狂っていますから一般道のスピードに感覚が戻るまでしばらくゆっくりと走ります、クールダウンといったところです。結構これで自爆事故も多いですよ。