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点滴をしている時の採血や血糖測定について
例えば腕から点滴をしているときなどに、その腕から採血や血糖測定を行ったら、検査の結果にどのように影響がでるのでしょうか?? 点滴をしている場所より、抹消側か中枢側のどちらかで行えば、同じ腕から行っても良いのでしょうか??それとも反対側の腕や足などから採血をするほうが良いのでしょうか?
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点滴(輸液、補液)の種類にもよります。 ブドウ糖が入っていないリンゲルなどであれば、血糖値への影響はほぼありません。詳しく言うと、手の甲から翼状針などで点滴し、その中心側、心臓に近い側のつながった静脈から大量に急速に採血すると、かなり薄まる可能性がありますので、血糖値が見かけ上若干低くなるかも知れません。 これに対し、5%ブドウ糖などを使っているときは、中枢側では同じ静脈なら問題を引き起こすことになります。しかし、血管炎を起こすので、普通は手の甲ではなく、肘より中枢側で血管を確保しますので、その遠位側でなら血糖値に影響はほぼありません。 ソルラクトなどの乳酸リンゲルみたいなものでは、乳酸が肝臓で分解され利用されますが、血糖値には影響ないですし、それよりも血液の流れの改善により中心動脈部に近いところと同じような血糖値に変化する可能性があります。これは、脱水などで血流が悪くなれば、末梢部でブドウ糖が消耗されてしまうので、指先などから採血しても低い値が血糖値で観測されてしまうのが改善するだけですので、どうせ測るなら太めの静脈からある程度まとめて採血する方が正確という議論に似ています。 私は、循環器系ですので、血糖値よりは別のファクターの方が気になるのですが、リラックスして、痛くない方法でストレスを与えないで採血できるなら、点滴している針より離れていればそれほど気にしないでいいケースの方が多いと思います。そんなに高速輸液する訳ではないし、よほど濃いブドウ糖が混じるものでなければ考慮しないでいいのではないでしょうか。
お礼
詳しく回答ありがとうございます。 とってもよくわかりました!