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8月24日の盂蘭盆?
私の住む地方(千葉県上総地方)では、お盆の期間はいわゆる「月遅れの盆」で8/13~8/15です。 ところが、8/24に盆提灯を軒先に下げる風習があり、これを「ウラボン」とよんでいます。 私は8/13~15の「盆」が「盂蘭盆」と思っていましたので、24日の「ウラボン」の意味がわかりません。 (提灯をさげている親も「なんだか知らねえけど昔からやっている。なんでウラボンっていうか?そんなのは知らねえ」と、要領を得ません。) いろいろ調べると「そもそも”盆”と”盂蘭盆”は別のもの」という説もあるようですが・・・。 ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。
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7・8/13~16(15)の所謂“お盆”は先祖供養が目的ですが、お盆を避けた日に“裏盆”と称して主に無縁仏の供養をする地域があります。 裏盆は全国的に行われており、供養日は一定しませんが8月後半に多くみられるようです。 裏盆という言葉が“盂蘭盆”から来ている勘違いであることは明白ですが、お盆と区別するために敢えて裏盆と表現したのでしょう。 さて、本題に入ります・・・ 8/24の地蔵盆はお地蔵さんの縁日で、お盆を避けた、主に無縁仏の供養である裏盆ということですね。 しかし、9月の初めに地蔵盆と称して精霊流し(川施餓鬼・浜施餓鬼)を行い、無縁仏を供養する地域もあります。 また、裏盆でも先祖供養として行う場合もあるようです。 裏盆に関しましては専門外なので、一般人の参考意見としてお汲み取りくださいませ。 『盂蘭盆経』についてはもうおわかりのことと存じます。 すっきりできなかったらゴメンナサイ! 以上、定期的に入退会を繰り返す ANo.1 でした。 おそまつ!!!
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- urasima-taro
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お盆は仏教では「盂蘭盆会」のことです。盂蘭盆は、サンスクリット語で「逆さ吊りの苦しみ」を表すことばです。その昔、死後に餓鬼道に落ちた母親たちを救うため、釈迦の弟子の目連が、僧侶たちの夏の修行があける7月15日に、そうした母親たちに食物を供養とたことが盂蘭盆会の始まりになったと言われています。 日本では、先祖の霊を迎え、供養する年中行事として定着してきました。もともと、このお盆は旧暦の7月15日前後におこなわれるものでしたが、現在では新暦の7月15日前後、月遅れの8月15日前後と地域によって様々です。
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アドバイスありがとうございます。 記述いただいた内容については存じております。 (今回の質問内容を調べている際にいろいろと目にしました。) 今回知りたかったのは ・「24日の行事の由来」・・・No.1さんのアドバイスで、どうやら「地蔵盆の行事」のことではないかと当たりをつけています。 ・「なぜその行事を”ウラボン”と呼ぶのか」 です。 → 「地蔵会を、もともと8/24が裏盆にあたることから盂蘭盆になぞらえて地蔵盆と呼ぶようになった」という記述をネットで発見しました。 残るは「その”もともとの8/24の裏盆”っていうのは何?」という疑問です。 これが判明するとすっきりするような気がするんですが・・・ よろしければ再度お願いいたします。
“盂蘭盆経”というお経があります。日本の“盆”はこのお経が元になっていますが、盂蘭盆経の話と日本の慣習における盆は違います(詳しくは誰かが答えてくれるでしょう、答えがなかったら後で補足します)。 しかし本来、盆とは盂蘭盆のことです。 さて、“8/24に盆提灯を軒先に下げる風習”ですが、これは“地蔵盆”のことです。お盆月のお地蔵様の縁日(4・14・24日)のうち、24日を特にそういい、お地蔵様の功徳にあやかるという習慣です。
お礼
アドバイスありがとうございます。 ネットで「昔は地蔵祭とか地蔵会(じぞうえ)などと呼ばれましたが、8月24日が裏盆にあたることから、盂蘭盆になぞらえて地蔵盆と呼ばれるようになりました。」という記載を発見しました。 「裏盆」というのもあるんですね・・・。
お礼
アドバイスありがとうございます。 そういえば遠い昔に「無縁さまの供養」というキーワードを親(祖母?)から聞いたような気がしてきました。 8/13~8/15の「盂蘭盆」の最中、仏壇に花ゴザを敷いて前の部分は畳まで垂らします。 仏様へのお供えは仏壇の中に供えますが、それとは別に花ゴザの陰(畳の上)に三度三度のお供えをします。これは無縁さま用であり、「無縁さまは人目を嫌がるから隠す」とのことでした。 8/24の供養の際、「あれ?お盆の時に無縁さまも供養してなかったっけ?また供養するの?」と疑問に思った記憶がうすぼんやりと浮かんできました。まあそれは子供のこと、あまり気にしていなかったのでしょう。 「盂蘭盆」で供養はするが、主役はその家のご先祖様。主役になれない「無縁さま」を主役にするための行事なのかもしれませんね。