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(箱の)柱の強度はどちらが上?
箱(便宜上、正方形)の全辺に柱を走らせます。 (1)まず垂直に4本の柱を立てて、その柱に挟み込むように水平方向の柱を取り付けます。 (2)別の案は、ちょうど上記の箱を90度横倒しにした感じです。つまり、横棒の上に縦棒が乗っています。 最終的にはどちらも全面を板材で覆います。 (1)と(2)のフレームで、箱としての強度に違いは出ますか? また、上からの圧力に対する強度はどうでしょうか。 《箱を作っているときに知人と意見が割れました。 知人は(1)が強いと言いますが、私は違いがないか、(2)のほうがわずかに強い気がするのです。が、根拠を挙げられません・・。》 ご意見をお聞かせください。
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建築屋なので箱を建物に置換して考えてみました。 接合部の固定が完全なら変わらないと思います(一体化しているのでどちらも同じことなので)。 でも一般的には、結合は不完全ですので差が出ることになります。 まず横材についてですが、柱の上に載せた場合柱の中央を支点と想定すると、柱内際が支点となる(1)より(2)の方が支点間距離が長くなると思います。 このため固定端モーメントが(2)の方が大きくなり、不利になります(接合部の強度が同じ程度だとすると)。 一方横材のせん断力を考えると(2)は固定物の上に載っているだけですが、(1)は結合部のせん断耐力により影響されると思います。つまり、(2)より(1)の方がせん断耐力が弱そうです。 次に柱の座屈を考えると、柱の長さが長い方が座屈しやすいので、(1)の方が弱そうです。 また強度の定義により考え方も変わります。 つまり、 a)建物でいう床が落ちてしまう状態を(箱の蓋部分だけが落ちる、つぶれるのを箱としての)強度と定義するなら、 (1)の場合の接合部のせん断耐力と(2)の曲げモーメント増加による影響のどちらが大きいかで決まります。これは質問文の条件では設定されていない条件ですので、どちらと決めることができません。 b)建物が崩壊する(箱全体がぐしゃりとつぶれること、パンケーキクラッシュ)ことを強度と定義するなら柱の長さの影響から(2)の方が強いのではないかと思います。 箱の蓋の真ん中当たりに部分荷重するならa)の状態になり、結論は設定条件から導き出せません。 同じ箱を重ねるような状態で、何個詰めるかを考えるとしたらb)の方の定義が近いので、(2)の方が強いのではないかといえると思います。
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- ewyr-05
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1)のリブは、垂直方向の応力+斜め方向の応力がかかります。 2)のリブには、斜め方向の応力がかかります。 対角方向への応力の考慮が無い。 普通は対角方向へつぶれる。 欠陥品だ。 など言いません。^^ でも、天井には1本必ず追加してね。
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適当な作りなので欠陥品に近いですね・・。 回答ありがとうございました。
お礼
丁寧な回答をありがとうございます。 強度的にはほぼ同じと考えていいですよね・・。